日本明慧


私がマーティン・ルーサー・キング自由奨学金を申し込んだ理由

 文/北美大法弟子

 【明慧ネット2005年12月8日】マーティン・ルーサー・キング自由奨学金は必ず私に与えられると分かっています。この奨学金は平等的人権と自由を追求して、全体主義に畏れない人を奨励するために給与されるものです。私は法輪大法を修煉しているごく普通の大学院生です。奨学金を得ることが目的ではありません。この奨学金に代表される、内蔵している高貴な精神にふれることが本当の意義です。「真善忍」を固く信仰し、命の犠牲さえ畏れず、ひたすら平和的な抗議を続ける善良で強固な意思を持つ大法弟子の高貴な信念や精神は、マーティン・ルーサー・キング牧師が提唱する平和的な抗議と共に、人間の高尚な精神の記念碑です。

 マーティン・ルーサー・キング牧師に関してよく知るようになったのは、法輪大法を修煉してからです。アメリカに来たばかりの時、ちょうどキング牧師の名前が命名された祝日に遭えました。なぜ一人の黒人牧師がこんなにアメリカ人に尊敬されているのか、なぜ彼がリンカーン大統領と同等の栄光を与えられているのか、私に理解できなかったのです。後になって、私は大法弟子が自由に信仰するために諦めず平和を呼び掛けてきた中で、高貴な理念の真意を理解できました。マーティン・ルーサー・キング牧師は人種差別を廃止するために生涯をかけて抗議し、彼の熱い思いをすべて捧げました。

 法輪大法の弟子は信仰のために残酷な環境が待ち受けています。彼らは電撃されたり、殴られたり、虐殺されたり・・・。しかし、彼らは暴力を使い抵抗することはありませんでした。殴られたら仕返しに殴ったりせず、叱られたら口答えせず、修煉者ならではの慈悲の心で対応し、平和的に真相を伝え、迫害に反対するのです。大勢の大法弟子が迫害の中で平和的に真相を伝える行為は人種と国境を越え、人間の普遍的な価値観のためにすることでした。

 自由奨学金に申し込んだときに「あなたの夢を語りましょう」という短文を書かせられました。

 1963年、キング牧師はアメリカ首都ワシントンのリンカーン記念碑前で何万人もの人々を前に、「私には夢がある」という感動的な演説をしました。この演説はアメリカ史上不滅の伝説になりました。

 「私は同胞達に伝えたい! 今日の、そして明日の困難に直面していても、私にはなお夢がある。
私には夢がある。ジョージアの赤色の丘の上で、かつての奴隷の子孫とかつての奴隷を所有した者の子孫が同胞として同じテーブルにつく日が来るという夢が。

 私には夢がある。今、差別と抑圧の熱がうずまくミシシッピー州でさえ、自由と正義のオアシスに生まれ変わり得る日が来るという夢が。

 私には夢がある。私の四人の小さい子ども達が、肌の色ではなく内なる人格で評価される国に住める日がいつか来るという夢が。

 私には今夢がある!」

 この演説に私の心は深く感動しました。短文にはこう書きました。

 「私はアメリカ国民の正義と慧智に感動しました。それは、マーティン・ルーサー・キング牧師の夢がどれも実現したからです。しかし、中国は今でも差別と抑圧の熱がうずまく砂漠です。共産党は、統治して50年来、中国人民に無限の災害、暴力、虐殺と恐怖を与えました。きっと多くの人は1989年の天安門広場で起こったことを忘れていないと思います。戦車が学生を押しつぶしました。独裁共産党は未だに被害者に謝っていません。

 さらに1999年、平和を好む修煉者に暴力と迫害を与えました。私の同修は真善忍を諦めないため、迫害され不具になり、死亡しました。・・・私達は今も信念が変わることなく平和な抗議を続けています。・・・。私は法輪大法を修煉しています。共産党の邪悪な迫害は海外まで魔の手を伸ばしてきましたが、私は信仰することを諦めません。引き続き世界に邪悪を暴露し、迫害を停止することを呼び掛けます。まさしくマーティン・ルーサー・キング牧師に夢があったように私にも夢があります。

 私には夢がある。中国で生活する人たちが、再び自分自身の人権のために監禁されることはないという夢が。

 私には夢がある。法輪大法の弟子が、再び、真善忍を信仰するために迫害されることはないという夢が。

 私には夢がある。暴力はこの世に存在しないという夢が」。

 しばらく経って、私は面接の通知を受けました。これは真相を伝える最高のチャンスだと自分に言い聞かせました。彼らに法輪大法の真相を伝え、福を得させようと思いました。

 面接のときは、委員会のメンバーは私が話す法輪功の真相を聞き、完全に「真善忍」に感動し、私の話をときどき記録しました。私は迫害のことが書かれたビラを彼らに渡しました。当時、委員会のメンバーの顔を見て、私は一万人以上申し込んだ学生の中で、給与される五人の一人になると分かりました。

 この奨学金を中国の同修に捧げます。この奨学金に値するのは、まさしくあなた達です!

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2005/12/8/116067.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2005/12/20/68125.html