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米国会で証言、蘇家屯秘密収容所の調査を呼びかける

 文/ワシントンDC大法弟子

【明慧ネット2006年3月18日】米国会議員レイバーンは2006年3月16日午後2時、国会で「各国の人権状況を監督する・米国務院『2005年度各国の人権報告を審議する』」と題する公聴会を開いた。人権団体のフリーダムハウス、宗教自由センターの主任であるニナ・シーア氏は証言台に立ち、蘇家屯秘密収容所を調査するよう呼びかけた。

 ニナ・シーア氏は公聴会で、「最近アメリカに亡命した中国人ジャーナリストの話によると、瀋陽市蘇家屯に秘密収容所があり、約6000人の法輪功学習者が収容されている。中に大勢の医師がおり、彼らは囚人から臓器を摘出している。その後囚人らは焼却炉に入れられ、焼却される。以前中国政府が死刑囚から臓器を摘出すると報告したことがある。蘇家屯の件はまだ調査中ではあるが、事態はとても深刻だ。このことについてしっかり調査した上、厳正に対処すべきである」と述べた。

 米国上院の「アフリカ・全世界の人権と国際関係委員会」の主席クリス・スミスは今回の公聴会を主催した。米国国務院で民主・人権と労使を担当するBarry Lowenkron氏、カトリック教主教会議国際政治委員会主席のThomas Wenski氏、弁護士会の人権促進委員会主任のElisa Massimino、中国人権の主席Sharon Hom、フリーダムハウス、宗教自由センターのニナ・シーア、湾岸事務所主任のAlial-Ahmedらが参加した。

 スミス議員は公聴会で、「人権は国が人々に与える福祉ではない。人権はすべての人の権利である。人間の生まれつきの尊厳と価値を基礎としている」と述べた。さらに、人権の中で最も保障されるべきは生存権である。生存権が脅かされたら、他の権利を論じても意味はない」と人命第一の考えを示した。

 米国務院は3月8日に発表した「2005年度各国人権報告」の中に、ジンバブエ、中国、ミャンマー、キューバーなどの国は人権をひどく侵害する国として批判した。  国会の公聴会で、参加者らは中国、ベトナム、北朝鮮、パキスタンなどの国で起きた宗教に対する迫害と人権侵害の問題について議論した。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/3/18/123165.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/3/19/70966.html