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ワシントン:中共大使館前で蘇家屯強制収容所の集団虐殺に抗議(写真)

 【明慧ネット2006年3月11日】(記者=李静菲)米国首都ワシントンDCの法輪功学習者は3月10日、駐米中共大使館の前で緊急記者会見を開き、中共が蘇家屯で強制収容所を設置し法輪功学習者を迫害している蛮行に強く抗議した。世界人権組織の事務局長ティモシー・クーパー(Timothy Cooper)氏、米国議会高級補佐、「自由中国運動」の創始者ジョエル・シーガル(Joel Segal)氏は集会に出席し、米国政府、国会と国連は直ちに事件を調査し、集団虐殺行為を制止するよう呼びかけた。
駐ワシントン中共大使館前で抗議

 * ナチスの殺戮を経験してきた西側諸国は同じ気持ち
中共の犯罪を厳しく非難した米国議会高級補佐ジョエル・シーガル氏

 米国議会高級補佐ジョエル・シーガル氏はユダヤ系のアメリカ人で、親族の数人は第二次世界大戦でヒトラーのナチス収容所で虐殺された。大使館前で開かれた記者会見で、中共が平和的な中国人に対し行った最も邪悪で野蛮な迫害に強く抗議し厳しく非難した。

 「中共は自国の民衆を迫害しています。これらの平和的な中国人はアメリカ人がやっているヨガのようにただ座禅を組んでいます。考えてみてください。もし米国政府が国家の安全を口実にし、ヨガや座禅を組んで瞑想するアメリカ人を逮捕し、投獄し、迫害し、死刑に処し、臓器を摘出し売買したら、国連と世界各国の政府はどう応えるのでしょうか?中共が今まさにこのようなことを行っています。米国議会は直ちにこの事件を調査しなければなりません」とジョエル・シーガル氏は述べた。

 世界人権組織事務局長ティモシー・クーパー氏は「1年前ポーランドに行ったことがあります。そこで600万のユダヤ人が残虐に殺戮されました。世界は今なおその史上かつてなかった集団虐殺の暗い歴史を覚えており、二度と繰り返さないようにと決心しました。しかし今日私は中国で起きている集団虐殺に関する最新の情報を耳にしました。ここで再びこの最も暗い話題を知り、とてもつらく感じています」と述べた。

 * 中共の集団虐殺行為を直ちに制止するよう国際社会に求める
すべてを尽くして中国で起きている集団虐殺を制止しなければならないと表明した、世界人権組織事務局長ティモシー・クーパー氏

 ティモシー・クーパー氏は、最も先進的なハイテク衛星測定技術を応用して、秘密の強制収容所の写真を撮影し、世に発表するよう米国の政府に呼びかけた。また、米国議会がこの事件に関する公聴会を早めに行い、国連人権委員会が公に調査を行うよう呼びかけた。

 ティモシー・クーパー氏は「これが実証されれば、世界でこれより深刻な集団虐殺はありません。多くの法輪功学習者が中共により系統的に虐殺され死体を焼却される前に、米国議会がすべてを尽くし中共の犯罪を制止することを信じます。世界中すべての道徳と経済の力が集められ中共に対して『ノー』と言うでしょう」と述べた。

 ジョエル・シーガル氏は国連、米国議会、国際赤十字会、国境なき医師団(MSF)は、直ちに調査を展開し、中国の強制収容所を自ら訪ね、真相を調べるよう呼びかけた。

 * 中共の残忍と罪悪を改めて認識するよう中国の民衆に呼びかける
ワシントン地区の住民・賀さん

 ワシントン地区の住民・賀さんは「ナチス強制収容所のような蘇家屯強制収容所は、恐れることなく、法輪功学習者を殺戮し、更に臓器を摘出しました。中共の残忍非道さは人間の想像を超えました。これらの罪の元凶は誰なのか?私達は中共が証拠を提供することを期待していいのでしょうか?直接に犯罪者から証拠を得、犯罪者が自らを暴露することがありえるでしょうか?」と国際社会が調査を展開するよう呼びかけた。
米国カトリック教大学教授・聶森氏

 米国カトリック教大学の教授・聶森氏は、「ナチスドイツが崩壊する前に、ユダヤ人が迫害されたことを知らない西側諸国の政治家が大勢いました。今日歴史が繰り返されました。法輪功学習者は自ら生命の代価を払って『真・善・忍』に対する信仰と最も基本的な人権を守っています」と述べた。

 * 正義は必ず勝つ

 賀さんは「このような、人間の想像を超える罪悪が頻繁に起きたとき、真相を知っている人、内部で直接に迫害に加担した人のうち、心の衝撃が大きくなり、ますます良心に責めを感じる人が出てきます。良心に促され、立ち上がって邪悪を暴露する人は、きっと多くなるでしょう。つまり邪悪を暴露する時期がやってきました」と述べた。

 ティモシー・クーパー氏は、「世界は立ち上がって『ノー』と言わなければなりません。私達はすべてを尽くして中国で起きている集団虐殺を制止しなければなりません。あなた達と一緒に行動をすることを誇りに思っています。私達は共に、必ずこの集団虐殺を制止することができます」と述べた。

 ジョエル・シーガル氏は、「私が第二次世界大戦で親族を失った時、世界は沈黙しました。今日私は立ち上がってこのような蛮行を厳しく非難し、法輪功学習者に対する拷問と虐殺を制止しなければなりません」と述べた。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/3/11/122609.html

(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/3/13/70762.html