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蘇家屯強制収容所が臓器売買している案件について、台湾大陸委員会が批判

 文/路念正

【明慧ネット2006年3月26日】中共が瀋陽市の蘇家屯で千人にのぼる法輪功学習者を監禁し、その臓器を摘出した後、遺体を焼却炉で焼却している事実は、証人によって証言された。行政院の大陸委員会は2006年3月24日、蘇家屯の事件について、堂々たる大国がこのような方法で、自分の意見に反する人士を虐殺する事実は信じがたいものだと話した。台湾は世界各国の立場と同じで、このような方法で臓器を処理することは、世界各国には受け入れがたいと話した。

 行政院の大陸委員会の副主席・劉徳勲氏は記者会見で、台湾は世界中の国々と同じような立場であり、医療体制を通して医療水準をもって自国民の健康のため努力するが、このような商業的な密売は、他の国々にとって受け入れがたいものであると話した。

 中共は蘇家屯の事件について、いまだ何の声明も出しておらず、この反応について少なくとも中共の上層内部がこの事件の処理について意見が分かれていることを示している。人権擁護派弁護士・高智晟は、蘇家屯事件はもはや国を超えて人道に反する罪および大量虐殺罪という国際的な犯罪行為であり、この二つの罪名が成立すれば、国際的な処罰が行使される。国家元首とはいえ、国際司法裁判所による懲罰から逃れることはできない、と話した。  

 「臓器の移植は人命に関するものであり、中国大陸の医療品の品質は疑わしいところばかりだ」と話した劉副主席は、すべての台湾人民が中国大陸に行き、臓器移植手術を受けるのなら、「このために思いもよらず障害をもたらされた場合、後悔しても遅い」と警告した。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/3/26/123730.html