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劉季芝さん親子 北京国家安全局と河北省公安庁に連行(写真)
--劉季芝さん親子行方不明事件の追跡報道シリーズ

 【明慧ネット2006年3月28日】北京市国家安全局と河北省公安庁は3月7日の午前11時頃、パトロール・カー2台、警官10数人を出動して、北京市海淀区西三旗近くの空軍研究院装備部の寄り合い住宅の入り口で、河北強姦事件の被害者の一人である劉季芝さんと彼女の19歳の娘・魏美玲さんを不法に連行した。

 昨年11月25日にタク州で発生した強姦事件が暴露された後、中共悪党のごろつき集団は悪事を働いた警官・何雪健に対する審判を遅らせたばかりか、責任を負うべき主要指導者らに対して未だ責任を追及していない。しかも勇気を出して邪悪の迫害を暴露した劉季芝さんなどの被害者に対して、懸賞をかけて、捕らえようとし、こっそりと追いかけて、殺そうとした。今年の2月23日、保定市はタク州で邪悪な会議を開き、悪辣な警官・何雪健に対して判決する前に、被害者の劉季芝さん、韓玉芝さんを捕らえることを手配し、殺して口止めをする、殺して突合せができないようにすると揚言し、この事件をひっくり返そうと愚かにもたくらんだ。そのごろつき本性は一見で分る。

 劉季芝さんは強いられて路頭に迷うようになり、帰る家が無くなっていた。体と精神上の巨大な二重の圧力の下で、劉季芝さんは一度精神が恍惚したこともある。劉季芝さんの生活の面倒を見るために、タク州市地質局中学校に通っていて、今年大学入試を受ける劉さんの長女・魏美玲さんは学校が始まる前日に仕方なく、中途退学して、母親と一緒に外地でアルバイトをし、名前を隠した生活を始めた。劉季芝さんは「善玉珍」という名前を使っていた。

 

親子が連行されてから、二日後クリーニング屋は閉められ、主人と従業者らは行方不明になった

 2月16日から劉さん親子は北京市海淀区西三旗近くの空軍研究院のクリーニング屋で働き始めた。彼女達は他の2人の従業員と共に1台のアイロンかけ機を操作していて、劉季芝さんはシーツを送る仕事をし、魏美玲さんはシーツを畳む仕事をしていた。毎日8、9時間働き、仕事を終えたら、食事をするか、眠るかして、まったく外に出なかった。しかし、彼女らは事件が発生してから4ヵ月間邪悪が彼女達に対する尾行と監視を緩めたことがないこと、いつも虎視眈々と彼女達を探しているとは、夢にも思ってなかった。魏美玲さんが携帯電話を使う際の不注意によって、最後に大きい災いを引き起こしてしまった。

 3月7日の午前8時、親子は仕事が終わって、平常通り洗面して、食事をし、寝ていた。その時、空軍の寄り合い住宅ゲート前の広い空き地に2台のパトロール・カーがそっときた。ナンバー・プレートから見ると、国家安全局と石家庄からきた車だった。目撃証人によると、一行は10数人で、みな気勢は並外れて、役人風が十分で、表情は非常に厳粛で、大敵が攻めてくるようだった。出入りする通行人は緊張して窒息するような雰囲気を感じて、ここできっと大事件が発生すると思った。思った通り、空軍の寄り合い住宅はかき混ぜられて、ひどく乱された。寄り合い住宅内のすべてのスーパーマーケット、小売店、電話ボックス、クリーニング屋など、外から人が流入できるところはすべて全面的に検査された。クリーニング屋の検査を担当したのは空軍寄り合い住宅の治安オフィスの2人の士官だった。一人は細くて、背の高い人、もう一人は背がより低く、太っていて四川なまりだった。2人ともめがねを掛けていた。クリーニング屋を請け負っていたのは40数歳の北京人・張さんだった。

 午前10時頃、彼ら3人はクリーニング屋に着き、主人は寮で眠っていた女性従業者を呼び覚まし、「新しくきた2人を登録するだけだ」といった。「前回私たちは既に登録したでしょう」と従業者の一人が聞くと、主人は「登録した人は大丈夫だ。主に魏(美玲)さん親子のことだ」と答えた。主人は魏美玲さんのベッドの前に行き、「魏さん、身分証明証を持っているでしょうか」と聞いた。魏美玲さんが「はい、持っています」と答えたら、主人は引き続き、劉季芝さんに身分証明証を持っているか聞いた。劉季芝さんが「私は持ってない」と答えたら、治安オフィスの人は「あなたは身分証明証を持ってないか?あなたはどこの人ですか?名前は何ですか?」と問い詰めた。劉季芝さんは「私は河北人で、善玉珍といいます」と答えた。治安オフィスの人はまた「それではあなたの身分証明証は?」と聞いた。劉季芝さんは繰り返して「私は身分証明証を持っていません」といった。後になって主人は「あなた達2人は登録手続きをしに行ってきなさい」といった。その後彼ら3人は劉季芝さん親子を連れて空軍寄り合い住宅のゲートに向かった。それから親子は二度と帰ってこなかった。

 

劉季芝さん親子の寮

 午前11時頃、空軍寄り合い住宅のゲートで、目撃証人はこの場面を目にした。一人の若い女の子が年取った女性を必死に抱えて、警官に連れて行かれるのを止めようとしながら、側に立っている中年男性に大声で泣き叫んで「張社長、あなたは彼らが私のお母さんを連れて行くのを止めないですか」と哀願していた。その男性は目の前で発生したことに驚いて呆然として、どうしたらよいか分からなかった。最後にりりしい顔つきの役人が命令を出して、強制的に劉さんらを連れ去った。パトロール・カーが動く前に、警官は石家庄のナンバー・プレートを北京のナンバー・プレートに変えた。目撃証人は「車のナンバー・プレートだけでこれほど多かった」と言いながら、手振りをしたが、数十枚はある様子だった。通行人らは「これほど大勢の人を動員することを見ると、捕らえられたこの女性はどんな重大事件を犯した重要犯人だろう」といっていた。

 30分後、主人はクリーニング屋に戻ってきた。まるで別人のように驚いて顔が青ざめていて、満面に玉の汗だった。驚きがまだおさまらないようで「これはどういうことだ、これはどういうことだ?」と言っていた。午後1時か2時頃になった時、治安オフィスの二人がまた訪れ、みなに「彼女ら二人は身分証明証を持って無くて、寄り合い住宅から追い出された」と伝えた。また主人と従業者らにこの親子がここから出ていったことを言わないように要求した。去っていく時は、劉季芝さん親子の荷物を持ち去った。2日後クリーニング屋は閉めてしまい、主人と従業者は行方不明となった。空軍の寄り合い住宅の内部の人によると、中に住んでいる将軍2人もこのことで処分を受けたという。

 空軍の寄り合い住宅の住所:北京海淀区安寧庄路11号院 2861郵便箱

 国内外の同修、及び事情を知っている人が詳細な情報、電話番号などを提供できることを願う。事態の発展に関心を持って、邪悪を暴露し、正しい念と正しい行いで、真相を広く伝えて、衆生を救い済度しよう!

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/3/28/123847.html