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全世界法輪功人権訴訟の統計(写真)   

 【明慧ネット2006年5月2日】「国際司法正義協会」が(INTERNATIONAL ADVOCATES FOR JUSTICE)2006年5月1日に公表したある統計によると、法輪功団体が6年来全世界5大陸33カ国で、それぞれ中共の前指導者江沢民、羅幹および30人の法輪功の迫害に参与した中共高級官吏を告訴した民事訴訟あるいは刑事告訴は54項にも達するという。この組織は、法輪功国際人権訴訟の規模は21世紀初頭において全世界で最も大きいといい、訴えた犯罪は国際刑事法でも最も深刻な国際犯罪だと認めているものだという。 

法輪功団体の江沢民告訴事件は、2006年4月までに、すでに16カ国に達する

 この組織が公布した「全世界法輪功人権訴訟の統計」によると、法輪功団体が江沢民個人を訴訟した事件は、今年4月までに、すでに16カ国に達するという。アメリカ大陸では、米国、カナダ、チリ、ボリビア、ペルー、ヨーロッパ大陸では、ギリシア、ドイツ、オランダ、スペイン、ベルギー、スウェーデン、アジア・太平洋地域ではオーストラリア、ニュージーランド、韓国、台湾と日本があるという。 

 告発を受けた中共官吏は江沢民以外にも、高級官吏の中共国家副主席、文化部長、通産部長、前教育部長、情報産業部部長がある。 

 法輪功団体が中共官吏を告訴した理由には、主に三つある、ジェノサイド(genocide)拷問(torture)及び反人類罪(crimes against humanity)、みな国際刑事法が認める最も深刻な国際犯罪である。 

 この組織は、法輪功が全世界で訴えた人権訴訟規模は、訴えた国家、同一迫害および鎮圧事実に基づいて告訴した中共官吏の数、告発、訴訟の総計は、21世紀初頭において全世界で最も多く、第2次世界大戦後、世界で最も多くの国の弁護士の最大法律連合行動でもあると示している。 

 現在法輪功を代表して各地で告訴した人権弁護士は、かつてチリの独裁者ビノチェット事件を扱ったフランスの有名な人権弁護士 William Bourdon氏とベルギーの有名な人権弁護士ジョージ・ヘンリー・ペルシア(Georges-Henri Beauthier),国際人権界で高い名声のある大弁護士のジェフリー・ロビンソン(Geoffrey Robertson QC) 、カナダ人権弁護士のデビッド・マタス(David Matas)および海外第1件目の米国シカゴ市で法輪功を迫害した江沢民を告訴した法輪功米国人権弁護士の(Terri Marsh)などである。 

 現在まで、法輪功団体は米国、カナダで少なくとも五つの民事訴訟で勝訴を獲得している。ほかに「管轄権」と「免除権」の問題のため現地の裁判所より訴訟の撤回、或いは却下を受け、原告代表弁護士は法輪功団体の要求に応じて各種法律ルートに従って引き続き上訴している。現在法輪功の全世界人権事件の大部分は今なおそれぞれ裁判所に訴えているかあるいは裁判所の審理中である。法輪功が国際司法機構に告訴或いは調査を求めた部分は、現在まだ具体的な応対がない。 

 この協会は「法輪功人権訴訟」に対して、各国の政府、国際人権界及び国連人権委員会は厳正な関心を寄せるべきであり、各国は国際人権法の関連規定及び現地国の法律に基いて審理を行うべきであり、いかなる政治の力と利益の影響を受けてはならないと指摘した。 

 この組織が行った「全世界法輪功人権訴訟の統計」に基づいて、2001年から今年4月まで、法輪功学習者が全世界5大陸と33カ国で江、羅および深刻に鎮圧、迫害に参与した30人の現職あるいは前任中共高級官吏、および法輪功が海外での九つの中国大使館領事館の誹謗事件を告訴した案件を統計した。この統計には法輪功学習者が国際主要司法機構、例えば国連人権委員会、拷問委員会、国際刑事法廷、ヨーロッパ人権法廷のなどへの申し立て、調査の求めおよび告訴などの案件も含まれる。 

 法輪功団体が訴えた訴訟は刑事訴訟を主とする、現地の特別刑法に基づいて告訴したのもあれば、(例えば台湾の刑事提訴、カナダ訴訟事件)、現地の刑事法律に基づいて告訴したのもある、(例えばスペイン、ギリシアとオランダの案件)。 

 6年来法輪功団体が提訴した民事訴訟あるいは刑事訴訟は少なくとも54項に達するが、その中にはまだ法輪功学習者が海外の一部の中国語メディアの誹謗事件を告訴した案件は含まれてない。

 「国際司法正義協会」は2004年7月に米国ニューヨーク州で登録し創立された国際性非政府組織で、メンバーは世界各地の人権弁護士及び司法業務に従事する専門人士である。 

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/5/2/126657.html