日本明慧


内に向かって自分の原因を探すよう、夢の中で啓示された

 文/大陸大法弟子

 【明慧ネット2006年4月12日】2005年4月のある日、悪らつな警察官らの迫害に耐えられなかった同修が心性を守りきれず、私のことを警察官らに告発しました。私はその日の午後、不法に連行され、しかも家宅捜索をされパソコンを没収されました。家族は私を救出するために、2万元もまきあげられました。

 事件が起きた後、私は以前見た夢を思い出しました。夢の中で、私の左の目が突然ブラックホールに変わってしまいました。この夢は極めて鮮明で、非常に恐ろしい夢でした。夢から覚めてから、何事かがあるような予感がしました。その日、私は同修の家に行き、見た夢を話しました。同修はそれを聞き、とりあえず気を付けなければならない、邪悪に奪われないように大法の書物や資料をちゃんと保管しなければならないと言いました。その後の何日間かの間に、何人かの同修が相次いでに連行されました。私も夢を見た四日後に不法に連行されたのです。

 連行された最初のころ、どうして私のことを警察官らに話したのかととても理解できず、心の中に不満がいっぱいありました。しかし、このようなことが起きてから、自分が直ちに内に向かって、自分の中にある原因を捜さず、法で自分を正さなかったために、夢の中で目がブラックホールになって邪悪に利用されたのだと、その後ようやく悟りました。師父は私に漏れがあると啓示してくださいました。何よりもこの漏れは非常に大きなものでした。

 私は心を静めてから、心の奥にある根本的な執着や表面から見れば低い次元ですでに放棄できたと思っていたものでも、実はまだ固守しているものを探り出そうとしました。普段、同修と一緒にいるとき、或いは他の衆生と一緒にいるとき、私は本当に無私無我というレベルに達していたのか? A同修がどうして邪悪勢力の前で私のことを告発したのかを考えると、私はやっと迷いから覚めてきました。

 何年か前にA同修が不法に懲役刑を言い渡されたとき、何人かの同修を告発しました。しかしながら、A同修は釈放されてから自分の過ちを補い、法を正す進展に追いつくために、資料を作り、衆生に対して真相を伝え、しかも怖がる心を持つ同修に対して、A同修はいろいろ方法を考えて助けてあげようとしました。このように多くの方面で精進できなかった同修が自然に精進できるようになりました。私もその中の一人です。私たちは積極的に協力し合い、様々な方法で真相を伝えました。にもかかわらず、A同修が私の家に来るたび、私はいつもびくびくしてしまい、彼は尾行されていないか、家族にも知られないかと、あれこれ心配してしまいます。それに、B同修にも、今度私の家に来るときA同修に教えないでとお願いしました。これは非常に大きな恐れる心で、しかも同修を信用していませんでした。このような恐れる心を持って、善念を持たない状態で、どうして衆生を済度するという大事なことをやり遂げられるのでしょうか? 同修を信用していないということは、法に圓容できていなかったのではないでしょうか? またこういう状態で全体で昇華し、全体で向上することができるのでしょうか? これはまさに最大の自我に執着していることです。もちろん、正念を発してこのような正しくない考えを取り除こうとしましたが、執着心を放棄しない限り、正念を発しても表面的なものしか取り除けないのです。恐れる心がひどければひどいほど、ますます邪悪に利用されるのです。邪悪な爛れた鬼はあらゆる隙間を狙っているのです。私たち全体が協力し合うことができなければ、全体に問題が出てきます。

 したがって、普段私たちがよく修めておらず、心性を向上できないときに、師父はいつも法を勉強しなさいとおっしゃいました。私たちに危難が現れたとき、師父はいつもいろんな方法で私たちに分からせようとされました。もし私たちが悟ることができなければ、師父は本当に心配でならないのです。今考えれば、慈悲なる啓示をしてくださった師父に対して申し訳なかったと思っています。
実は、夢を見たあの日から不法に連行されるまで一週間の時間がありました。師父は分からせるために私に充分の時間を与えてくださいました!

 私は不法に連行され、悪らつな警察官らに不法に家宅捜査をされた時、私は非常に冷静で心の中で正念を発し、彼らに大法資料を見つけられないように師父にお願いしたので、彼らは資料を隠したところに触れなかったのです。結局、大法の本や資料は無事でした。師父は「もし正念が強ければ、師父と護法の神はあなたたちに何でもしてあげられるのです」とおっしゃいました(『2003年旧正月十五日米国西部法会での説法』)。今回のことで私は本当に「弟子の正念が強ければ、師父は天に帰する力を有する」(『師徒恩』)との師父のおっしゃった言葉の偉大さと超常であることをしみじみと感じました。

 以上は個人的な体験であり、もし何かの不足なところがありましたら、どうぞご指摘ください。



(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/4/12/125012.html