日本明慧


恐れる心の根源を捜し出す   

 文/マレーシア大法弟子

 【明慧ネット2006年6月5日】最近私は個人の修煉過程において心性の関門を乗り越え、それをここで皆さんと交流したいと思っています。

 私は去年の年末から現在まで、数人の同修と協力して、中国領事館前で正念を発しています。この数カ月間、私たちは領事館から途切れることなく妨害を受けており、領事館は警察に圧力をかけて、私たちを追い出そうと企んでいます。私たちは絶えず警察に真相を説明すると共に、正念を発し続けています。その後のある日、警察は圧力に耐え切れず、領事館前で正念を発している学習者たちを連行し、私もその中の一人でした。私たちは一日監禁されて、翌日釈放されました。

 その事件があってから、私は外で真相を伝えるとき、何らかの圧力により胸が圧迫される感じがあり、自分でもこれらは恐れる心であると気付きました。私は何故恐れる心が出るのか、内に向かって探して、やっとその原因を見付けました。幼い頃から如何なることをやるにも、人から褒められるのを好ましいこととし、人から良くないと言われることを心配し、他の人の自分に対する見方を気にしていました。私は人の目を気にする心をずっと隠しており、それに対して人に一度も話したことはありませんでした。その心はますます強くなり、恐れる心に変わり、何かをするときは良く出来るかどうかをいつも気にしていました。

 中国領事館前で警察に連行されたことを、家族と経営者に知られてしまい、経営者は私の家族に電話をかけて、よくないことも言っており、それからだんだん私の恐れる心が引き出され、仕事に影響が出ることを心配していました。家族もなぜ中国領事館前で示威活動するのかと理解しませんでした。警察側は仕事の手順を毎月一回報告するように求めていました。それに対して、警察に訴えられるのではないかと心配になり出しました。これらの気になる心と恐れる心に影響されて、領事館前で警察を見るだけで恐くなり、正念を発するときに心が落ち着かなくなりました。これらの心を見つけてからも、最初は完全に否定できず、正念を発してもこれらを取り除くことが出来ませんでした。

 その後、同修との交流を通じて、先程言った幼い頃から形成された人の目を気にする心を意識しました。領事館の件からはこれらを通じて、自らの問題を掘り出して認識させていると気づいたのです。同修は私との交流で、自らに対して正直で、内に向かって探し、自分を本当に見るべきだと言いました。私はこれらの心をずっと隠しており、栄養分までつけているのに気づきました。このような意識により、体内の良くない物質は取り除かれており、気付き次第取り除きました。更に認識が深まるにつれ、更に取り除かれました。

 以前私は明慧ネットである同修が書いた天目から旧勢力が彼を妨害するための、各層での按排を見たとの文章を読んだことがあります。これも私の執着する心の隙に旧勢力がつけ入り、恐れる心が強まってきたのだと思いました。私は如何なる旧勢力の安排も完全に否定し、徹底的に自らの気になる心と恐れる心を取り除かなければならないと思っています。

 私は今度からはもっと良く出来ると確信しており、また、私を助けて多く取り除いてくださった慈悲深い師父に対して深く感謝致します。これは現在の私の段階での認識でおり、不足な部分は同修の慈悲あるご指摘をお願いします。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/6/5/129640.html