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デラウェア州:上院で中共による生体から臓器摘出という暴行を譴責する決議案が通過した(写真)


 文/デラウェア大法弟子

 【明慧ネット2006年6月27日】2006年6月20日,米国デラウェア州上院で、全員一致で41号連合決議案が通過した。中国で発生している法輪功に対する迫害と生きたまま法輪功学習者の臓器を摘出するという犯罪行為を譴責し,独自の調査を支持するようブッシュ大統領に呼び掛けた。議案は既にデラウェア州下院に移され,間もなく票決する予定。これはデラウェア州ウィルミントン(Wilmington)市議会とニューカッスル(New Castle)市議会のそれぞれ2006年6月1日と13日に通過した、これらに関する議題の決議案の別決議案である。
法輪功学習者の発言
Sokola議員の漣合決議案の読み上げ
Sokola議員(左から三番目)と学習者の記念撮影
Laura Loogan女史(左から三番目)と学習者記念撮影


 今回はデラウェア州上院議員Sokola 氏と州下院議員Valihura、Miro氏が2回目に提出した議案であり,決議案は全ての州の上院議員の支持を得た。法輪功学習者が中共の秘密強制収容所で生きたまま臓器を摘出された件につき,中国政府が不法に法輪功学習者を収容している労働教養所、監獄、医院と関係機構に対し独立した国際調査を許可し,速やかに法輪功への迫害を停止するよう米国大統領が中国に対して強烈に要求するよう促した。

 Sokola議員が初めてこの決議案を出した時,法輪功学習者が中国で受けた迫害の事実について,Laura Loogan女史は,彼女自身の経験から法輪功学習者が受けた迫害の事実を証言した。Lauraさんは二度中国へ行ったことあり,孔若蘭という中国名を持つ彼女の法輪功を修練している友人が残酷な迫害を受けた。彼女の証言が議会で再度この議案を討論する事になった要因かも知れない。

 デラウェア州の一部の法輪功学習者は情報を聞き,相次いで議会に来て支持し,Sokola議員が漣合決議案を読み上げた後,法輪功学習者の代表は発言を希望し、会場にいる民衆に法輪功は人々に善に向かわせ、中国で受けている迫害並びに最近の国際社会で中共の秘密強制収容所で生きたまま法輪功学習者の臓器を摘出する真相を暴露した。上院議員達と会場にいる民衆はこれらの真相に驚いた。この議案に対する票決の際,全ての議員は皆「YES!」と力強く答えた。

 決議案の通過後,前回の決議案の提出に対し異議を申し立てた議員はわざわざ会場に来た法輪功学習者とそれぞれ握手した。会場にいる他の議員、他の用事の為に来た人及び民衆も皆法輪功学習者と握手した。Sokola議員は学習者の手を強く握って,一人一人の学習者に対し鄭重に「ありがとう!」と言った

 上院の議会ロビーで,開会の前,法輪功学習者達は偶然にも、前ニューアーク市長と出会った。彼は市長在任中,法輪功宛の表彰を準備したが,中共大使館の圧力の下で,しかたなく表彰を撤回した。当時、法輪功学習者は数回に亘り彼に真相を伝えたが効果はよくなかった。その後かれは選挙に失敗して南部に行き,学習者は残念に思っていた。今回遭遇して,学習者が再び彼に法輪功の真相と中国で受けている残酷な迫害を伝えると,彼の態度は以前とは大きく変わり,当時、彼自身と州は中共から巨大な压力を受けていた事を伝え,彼は以前の行為を非常に後悔しており,法輪功学習者に「中共が私を南部に追放した」と告白した。

 以前の過ちを補いたかったのだろうか、彼は鄭重に法輪功学習者に「あなた達は現任の市長を訊ねていきなさい。彼はきっと新たに表彰をするに違いありません」といった。学習者は彼が真相を知ったことを嬉しく感じた。

 以下は決議の訳文である

 発起人:上院議員 Sokola 、下院議員Valihura、下院議員Miro

 デラウェア143回上院会議

 上院第41号連合決議(SENATE CONCURRENT RESOLUTION NO. 41)

 中国政府に対して中国にある法輪功学習者を拘置している収容所、刑務所、病院及び関係機構につき国際調査を要求するようにアメリカ大統領に対し促す。

 一、 法輪功(法輪大法)は真、善、忍の原則に基づき自己の向上を目指す中国伝統の修煉法であり,幾千万人もの異なる年齢と異なる背景の人々を引き付け、全世界の60カ国で学習者が学んでいる。

 一、 法輪功学習者達は平和的な学習と高い道軸僂鮖繊た歓閥Δ覆觀鮃韻鯊慮海靴燭♤999年から中国で残酷に迫害されている。

 一、 瀋陽蘇家屯は,中国に36カ所ある強制収容所の中の一つで、法輪功学習者の臓器を生きたまま摘出した。

 一、2005年初め蘇家屯に収容していた人数は1万人に達し、最大12万人を収容した収容所もあった。

 中共は(法輪功学習者)の遺体を焼却し、証拠を隠蔽し並びに臓器を売却し利益を得て,様々な手口を使い暴行を隠そうとしている。

 一,明慧ネットと大紀元時報は3月8日にこの暴行を全世界に暴露した。しかし、3週間後に中共官員が外国メディアに答える前に,蘇家屯地下強制収容所に入れられた法輪功学習者を既に速やかに他に移送した。

 一,現在進められている調査による最大の可能性は,一部「失踪」の法輪功学習者と彼等の遺体は中国東北の蘇家屯近辺或いはその他の収容所に移され,更に標本にされた彼等の遺体はフィラデルフィアを含む世界の多くの都市の人体(標本)展に展示された。

 一,真相調査委員会(CIPFG)は北米、欧洲,及びアジアで設立され,主旨はこれらの地下収容所の調査活動である。

 中国政府がCIPFGとその他国際調査組織が中国に入り調査を展開する事を許可し,一人一人の調査員の安全を確保し,並びに監禁されている学習者を釈放する事を強く要求する。

 一,多くの資源を使用して、例えば収容所や労働教養所の過去と現在を示す衛星画像情報を迫害の証拠とする。

 中国大陸において新たな虐殺が開始されている。

 一,2006年4月27日,ロドニー広場にて開催した記者会見において,進行している法輪功学習者の臓器摘出及び中国での法輪功に対する残酷な迫害の制止を呼び掛ける。

 この決議は,上院143回議会で署名し,同時に下院へ送り(the House Concurring Therein),米国大統領が中国政府に対し法輪功学習者を収容している施設における国際調査並びに法輪功への迫害停止を強く要求する。

 テーマ

 この決議は中国で発生している法輪功に対する暴行を調査出来るよう大統領に促すものである。

 執筆:上院議員Sokola

 ダウンロード“デラウェア州参議院第41号聯合決議”原文(23KB)

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/6/27/131566.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/6/28/74886.html