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法輪功学習者・黄涌忠さん、北江刑務所にて迫害され、危篤状態に陥った

 【明慧ネット2006年7月21日】2006年7月7日午前5時ごろ、広東省掲陽市人民医院救急室に、危篤状態に陥った患者が送られて来た。患者を運んできた者は、医師に対して、「この患者は重罪を犯した犯人だ。治せるなら治して、治せなければ治さなくてよい」と言葉を残した。周りの人々は皆驚き、この患者は果たしてどのような重罪を犯したのかと考えた。なるほど、彼は法輪功学習者の黄涌忠さんである。

 黄涌忠さん(30歳過ぎ、男性)は、掲陽市東山新河村の出身で、幼少のころから体が弱く、てんかんを患い、10年前に仕事で4本の指は機械に切断されたため、今はなお更衰弱になったという。黄さんの母親によると、風が強ければ、彼は飛ばされるという。97年、黄さんは大法に出会い、数ヶ月の間で病が治り、身体も丈夫になり、顔色も良くなった。てんかんもそれから再発はしなかったという。黄さんは、幼少のころからよく勉強したため、家電の修理等の技術をも徐々に身につけるようになった。黄さんはその後、健康で充実した幸せな日々を過ごすようになった。

 しかし、99年7月20日から、江沢民の邪悪な集団が大法および大法弟子に対して、迫害を加えてから、黄さんは幾千万の大法学習者と同様に自由に煉功する環境および平和な日々を失った。2000年夏、黄さんは北京「信訪局」を訪ね、警官に強制的に連行され、ひどく殴られてから刑務所に入れられたという。黄さんは幾度もひどく殴打され失神し、高熱を出したことがあった。刑務所は黄さんが高熱を出し、精神状態がはっきりしなくて、全身が傷だらけになった状態でも救急措置を施さずに掲陽市へ送り返した。当時、黄さんは下車する際にも他人におんぶしてもらわなければ歩けなかったという。

 数日後、黄さんの母親は東山公安支局で全身が青あざだらけで、血痕が点々とついていて、息奄々になった黄さんにようやく会えた。母親は直ちに彼を病院へ送り、黄さんはやっと一命を取り止めた。その後、黄さんは法の勉強をし、煉功をしたことで回復も早かったという。

 黄さんは体が回復したが、人身の自由を失った。それから、「敏感日」になると、当局職員からの嫌がらせ、恐喝、家宅捜査、ひいては拘束される等を受けたという。2001年、江沢民集団はさらに中国内外を驚愕させた「天安門焼身自殺」の茶番劇を作ったことで、全国にわたって法輪功学習者の全面逮捕を行ったため、黄さんはまたも十数日間拘禁されたという。

 2001年9月9日、黄さんは掲東龍尾鎮の人々に法輪功真相のビラを配布した際、強制的に連行され、掲東拘置所に監禁された。黄さんは拘置所で所長・呉に手足での殴打および皮の鞭で強く引っぱたかれ、夜7時ころにさらに拷問を受けたという。黄さんと同様な拷問を受けたのは、蔡慧さんなど法輪功学習者である。

 掲東裁判所は非合法に同件を審理し、黄さんはすでに歩けなくなった。裁判官は黄さんの反論を無視し、派出所が捏造した矛盾だらけのいわゆる「証拠」に従って、「社会治安を乱した」という理由で、黄氏に対して7年の刑期を言い渡したという。黄さんは、法律に則り、上訴したが、「現状維持」の結果となった。2001年11月20日、黄さんは韶関北江刑務所へ移送された。

 北江刑務所では、黄さんのような信仰を堅持する大法学習者は独房に監禁され、重労働を強いられ、寝かさない、甚だしきに至っては不明な薬物を混入されているご飯を食したため、学習者たちが精神的に恍惚となった。黄さんは入所してから、1ヶ月後に12区へ移送された。そこで黄さんは、日常茶飯事のように悪らつな警官、犯罪者らにひどく殴打され、傷だらけになり失神したことも多々あった。

 2006年7月2日、黄さんの両親は刑務所から2度ほど電話で刑務所へ早く駆けつけるよう催促された。両親は刑務所に黄さんがいなかったため、病院へ急いだ。両親は、両手両足が手錠および足かせに固定されている黄さんに会った。当時、黄さんは話すこともできず、母親は布団をめくったら、黄さんの体が青あざだらけだったという。家族は刑務所の者に対して責任を追及したが、当局は否定したという。

 また、両親は刑務所に対して、黄さんを解放するよう求めたが、公安局、610等関連部門は責任を言い逃れた。

 7月6日、刑務所の責任者が黄さんの両親に対して、黄さんが途中に命の危険があった場合、刑務所側は責任を負わない内容の書類に署名したなら、黄さんを引き渡すという。年老いた両親は、刑務所側を強く譴責したため、刑務所側は黄さんを掲陽の人民医院へ送ったという。しかし、公安局は黄さんの入院治療費を1日に1〜2千元として徴収したという。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/7/21/133565.html