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ボストン 中共の生体臓器収奪問題は世界臓器移植大会で注目を集めた(写真)


 文/北米の法輪功学習者

 【明慧ネット2006年7月26日】世界初の世界臓器移植大会が7月23日、ボストンのハイニスセンター(Hynes Convention Center)で開幕し、85カ国6000人以上の医師、研究者らが参加して、5日間の予定で移植技術や医療倫理問題をはじめ、中国の法輪功学習者を対象とした臓器狩りの問題などに注目が集まった。

 大会委員長でマサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)の外科主任・コシミ医師は、中国で起きている、法輪功学習者の生体から臓器を摘出する事情とカナダの独立調査報告書について知っており、もしこの医療倫理に違反していることが事実であると実証されれば、大会委員会と国際臓器移植界はこれを譴責するだろうと話した。

 
中共が法輪功学習者の生体からの臓器摘出、販売を非難する看板、横断幕
中共が法輪功学習者の生体からの臓器摘出、販売を非難する看板、横断幕

オーランド(フロリダ)からきた法輪功学習者・Kay Harmonさんは、23日からハイニスセンターの前で、世界臓器移植大会に参加する医師に英語版の『中共の法輪功学習者の生体臓器摘出に関する調査報告』を配った。Kayさんは、自分と話した約90%の医師は、中共が法輪功学習者の生体から臓器を摘出する事情を知っていると話した。

 フィラデルフィアのDrexel Medical InstituteからきたGeorge M. Abounaさんは法輪功学習者を支持する意思を示し、中国の刑務所で起きている、囚人の臓器を摘出する事情について知っていると話した。また、日本人の医師グループは、彼らが訪米する前に中共の法輪功学習者の生体から臓器を摘出する情報を得ていると法輪功学習者に話した。

 
George M. Abounaさんは中国の刑務所の臓器狩り問題について知っていた
会議に参加した人たちは中共の生体臓器収奪真相資料を読む

大会の初日は、いろんなテーマが討論され、その中に「医療倫理」というテーマも含まれていた。特に臓器移植に関する国際基準と関係規定、及び中国を含む臓器移植医療倫理などの問題に関心が寄せられた。大会の議事日程委員・ウッド医師(KathrynJ.Wood)は、大会は世界保健機関(WHO)との連携を協議していると話した。

 大会の賛助会社・アステラス製薬のある研究主幹は、同社は中国といかなる人体臓器移植面の提携も結ばないと発言し、中国には臓器移植に関する法律や規定はなく、死刑囚を臓器の資源とする行為には賛成できない。中国における臓器移植に関する問題は多く発生しており、臓器移植関連の研究を進めている製薬会社の中には、中国の当該関係者と提携したいところは一社もないといった。

 「法輪功迫害真相調査国際組織」は23日にある通告を発表し、中国の法輪功学習者生体臓器収奪事件を調査する対象者の名簿を提供した。中には、同大会に論文を提供した武漢同済病院の陳知水氏や陳忠華氏もいた。今回中国から参加した医師は約100人余で、臓器移植と関係する論文を70件余提供した。

 7月25日、「法輪功迫害真相調査国際組織」は、カナダの独立調査員デービッド・キルガー氏(David Kilgour)とデービッド・マタス氏(David Matas)を招待し、中共の法輪功学習者の生体臓器摘出に関する調査報告の記者会見を開いた。

 会議期間中、法輪功学習者が身につけている、中共の生体臓器狩り問題を暴露するために作られたTシャツは、会議に参加する医師とポストン民衆の注目を集めた。ハイニスセンターに通う医師たちはTシャツを購入して法輪功を支持する意思を表明した。あるニューデリーから来た医師は「私達が今できることは中国の医師が国際臓器移植組織に参加することを阻止するだけです。彼らのやり方は臓器移植協会の法令に違反しています」と話した。

 
医師たちは中共の生体臓器狩り問題を暴露するために作られたTシャツを購入

イタリアのCareggi Kidney Transplantセンターのマウリジオ・サルバドーリ(Maurizio Salvadori)教授は、Tシャツを買うときに次のように話した。「イタリアでは生体臓器を移植することは親族の間にしか起きません」。彼は中国で法輪功学習者を対象とした臓器狩りの問題を非常に『悲しく』感じた。

 マウリジオ教授はカナダの独立調査員デービッド・キルガー氏(David Kilgour)とデービッド・マタス氏(David Matas)が7月25日にポストンで記者会見を開くことを知った後に「私たちのグループの60人が支持しに行きます」と表明した。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/7/26/134034.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/7/27/76031.html