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白士俊さんは危篤状態:チチハル市泰来刑務所で迫害を受けた

 【明慧ネット2006年8月4日】黒龍江省大興安嶺松嶺区の法輪功学習者・白士俊さんは、2005年10月に不法に4年の刑を言い渡され、チチハル市の泰来刑務所に監禁され、迫害を受けたため、心臓病、腎臓衰弱、肺炎などを患い、危篤状態に陥った。刑務所側はこれまで、所内に疫病が発生した口実で白さんを解放せず、外部の病院にも行かせず、家族の面会も禁止した。現在は、「転向」しないことを理由に、白さんを解放しないという。

 白さんおよび妻は、2005年1月19日に悪らつな警官に強制的に連行され、松嶺拘置所に不法に監禁された。同年10月、松嶺区裁判所にでっち上げの罪で、強制的に4年の刑を言い渡され、泰来刑務所へ移送され迫害され続けた。

 情報によると、白さんは刑務所で迫害を受け、心臓病と共にその他の病で、昼も夜も寝られずにいるという。しかし、白さんは他の犯罪者に、仮病で労働を逃れたと罪に陥れられたため、警官に殴られ、病状がさらに悪化したという。白さんは、階段を上るだけでも息が切れて、非常に苦しかったと当時の自分を振り返って話した。のち、刑務所の職員らが、白さんの顔および体中に浮腫みが現れたことを発見したため、中隊長はやむを得ずに白さんを刑務所病院へ移送し、深刻な病状であることが分かり、家族に連絡をした。

 2006年4月27日午前、家族は刑務所からの連絡を受け、翌日に刑務所病院を訪ねた。当時、点滴を受けていた白さんは非常に衰弱し、話す気力もないほどだったという。家族は応対してくれた楊中隊長から、白さんは心臓病、肺炎、腎臓機能低下を患っており、病状は深刻な状態であると知った。家族は直ちに刑務所に対して、白さんを外部病院で治療することを申し込んだ。刑務所側は快諾したが、手続きを踏む必要があるとし、家族に対して、法的医療鑑定費用1500〜2000元(約2〜3万円)および5000元(約7万円)の保釈金を用意し、連絡先を残して、刑務所からの連絡を待つように勧めたという。

 しかし、刑務所からの連絡は一向に来なかった。家族は待ちきれずに、5月1日に再び刑務所を訪ねたが、刑務所側は口実を使い、白さんを解放しなかった。家族は6月になっても刑務所からの連絡がなかったため、再び刑務所を訪ね、催促した。そして、6月下旬にようやく省の関係部門が白さんを検査し、外部病院で治療する条件にあったことが分かった。家族は内情を知る者から、白さんの外部病院への手続きは基本的に完了したと聞いた。しかし、刑務所側に何度も問い合わせたが、常に手続きはまだ完成していないとの回答だった。

 7月14日、家族は再度刑務所を訪ねた際、関係者から、白さんは法輪功を放棄し、法輪功を汚す「五書」に署名をした上、5000元(約7万円)の保証金を支払わなければ、解放しないという。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/8/4/134762.html