日本明慧
■印刷版   

母親は不法な労働教養を受け、息子は悲しみを抱いて病死した


 文/大陸の法輪功学習者

 【明慧ネット2006年8月8日】21歳の意気盛んな青年雪丹さんが亡くなった。

 一つの平穏無事な家庭が、中共悪党に強制され、一家が離散し肉親を失うことになった。中国大陸では中共悪党の迫害の中で、苦難に満ちて過ごしている雪丹さんのような家庭がどのくらいあるか分からない。

 付雪丹さん(21歳男性)は黒竜江省ピン県で生まれた。2002年4月24日、高校一年生になったばかりの、17歳に満たない雪丹さんは、いつも通りに朝起きて、学校に行き朝の授業を受け、そして不幸な事件が発生した。雪丹さんの母親が法輪功を修煉していた為に、中共江沢民集団の共犯者・ピン県公安局、610オフィス及び奮闘路派出所の凶悪な警察が家に乱入し、強制的に母親を連行、その後万家強制労働教養所に送り、不法に3年の労働教養を科した。それ以後、雪丹さんは母親に会ったことがない。かつて温かった家庭は突然の異変に遭って変わってしまった。まだ世事に通じていない雪丹さんはどうしてこんなに大きな打撃に耐えることができるだろうか!

 雪丹さんは修煉者の家庭の子供である。生まれてから身体がとても弱く、いつも注射をしたり薬を飲んだりしていた。法輪大法を修煉して後にやっと徹底的に病魔から抜け出し、それからは医薬に別れを告げた。雪丹さんが大法の中で受けた恩恵は誰の目にも明らかであり、一つは身体が著しく変化したこと、二つ目は学習成績が目覚しく進歩し、そしてずば抜けた成績で主要な高校に入学したことである。

 母親が連行された後は、毎日の生活の中で母の心のこもった庇護を失い、毎日インスタントラーメンで空腹を満たした。雪丹さんの父親は生計を維持するためにどうしても家を早く出て遅く帰らなければならず、雪丹さんはただ一人寂しく家に取り残されていた。子供の心中の苦痛は何ら言い表す言葉がなく、独りで黙々として耐えるしかなかった。2002年8月、雪丹さんは高校二年に上がった時に倒れた。病院を通じて最終的な診断結果は鼻咽腔癌が転移した末期で、結局2005年9月26日、冤罪が晴れないままにこの世を去った。年齢はまだ21歳、雪丹さんの夭折は中共悪党の残酷な迫害のまた一つの犯罪の証拠であり、歴史と公義は必ずや雪丹さんのために、悪党に対して道理をもって報いるであろう!

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/8/8/135068.html