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メルボルン報告会 中共による生体臓器狩りを暴露(写真)


 文/メルボルン法輪功学習者

 【明慧ネット2006年8月25日】オーストラリア・メルボルンの国家民事委員会が入っているトマス・モールセンターにおいて、2006年8月21日正午と夜、2回に亘って、中共による生体臓器狩りに関する報告会を行った。国家民事委員会(NCC)の委員長であるピーター・ウエストモーア(Peter Westmore)氏は報告会の司会を務め、カナダ前国会議員であるデービット・キルガー氏と欧州議会副議長のエドワード・マクミラン・スコット氏、ビクター・パートン(Victor Perton)議員、前オリンピックメダリストであるジェーン・ターナー(Jane Turner)氏、法輪功学習者の張東凡氏、戴志珍氏は報告会において、それぞれ発言を行った。

 
欧州議会副議長のエドワード・マクミラン・スコット氏が発言

国家民事委員会(NCC)の委員長であるピーター・ウエストモーア(Peter Westmore)氏は報告会の司会を務める

パートン議員(Victor Perton)は報告会において、次のように話している。「私は議会の議員の同僚たちにメールを送り、先日キャンベラで行ったデービット・キルガー氏とエドワード・マクミラン・スコット氏による講演会への参加を誘った。驚いたのは、中国領事館から返事のメールが届いた。私の一人の同僚は私からのメールを中国領事館へ転送したようだ。昨年陳用林氏の亡命事件は、多くの人が驚かされた。オーストラリアでは多くの中共情報員や情報提供者が存在している。今回、私は直接中国総領事へメールを送り、彼を誘った。彼は返信をしたが、参加するか否かを言っていないので、ここで中国総領事のため椅子を一つ用意した」。

 「ここでご臨席の皆さんにお願いして、わが国の議員、大手企業のOEC或はオーストラリアのオリンピック委員会主席へ手紙を出す。そして、あなたの友人にもそういう風に誘って、手紙を出す」。「オーストラリアの政界、商界の人は皆中国で何が発生しているのかはっきり分かっている。だが、彼らはこの問題を避けている。彼らは商売をやりたいからだ」。最後に、「我々一人一人が小さな一歩を前へ進めば、この政権が崩壊する。このような邪悪なやり方を止めることができる」と氏の発言が終わった。

 デービット・キルガー氏は、中共による法輪功学習者への迫害の罪を当時ローマ帝国のキリスト教徒への迫害と比較してみた。もしあなたがある種の信仰を示しているのであれば、法輪功学習者は真、善、忍を示しているのである。これらの価値観は独裁専制とまったく反対であると述べている。同時に、氏は報告書の一部の証拠を紹介した。如何にこのような暴行を止めるかについて、氏は、よくある質問だが、我々は何ができるのか? 直ちにこの暴行を止めさせなければならない。あなたの国会議員に電話する。我々は中共に圧力をかける必要がある。周知の通り、中共は2008年のオリンピックの開催をとても心配している。中共による無実の国民に対して生体からの臓器狩りという虐殺が、もし2008年までに続けば、どこの国の政府が中国でのオリンピックに参加するのでしょうか?

 エドワード・マクミラン・スコット氏は、「我々は、デービット・キルガー氏たちの報告書の証拠は非常に充実しており、信頼すべきであることを実証している。中国で、組織的に法輪功学習者を虐殺し利益を求める蛮行が大量に発生している。この犯罪はジェノサイドである」。「オーストラリア政界はこれに対して、非難し、法輪功学習者やその他の良心囚を支持することを確信している。各方位は連盟を団結し、国連や国際紅十字会など国際組織を通じて、全面的調査を行うべきである」。

 
張東凡氏は法輪功を堅持したため、中共による残酷な迫害を受けた体験を話す

戴志珍氏と娘さんは自分の経験を述べる

法輪功学習者である張東凡氏は自分の体験を紹介した。氏は1999年3月法輪功をやり始め、それを堅持したため、中共による残酷な迫害を受け、6回に亘り不法に連行され、そのうち、2回留置所へ送り込まれ、2回洗脳教育班へ送り込まれ、2回強制労働収容所へ送り込まれ、毎回1年半強制労働収容された。強制労働収容所では、毎日16時間以上に強制労働され、人身の自由が完全になかった。1回目の強制労働収容期間中、詳細の検診が行われたが、しかし、それについての結果は何も知らせなかった。

 同じ法輪功学習者である戴志珍氏はわざわざ電車でシドニーからきた。氏は法輪功を修煉することによって、中共の迫害により家族は離散し、主人が迫害により死に至った経験を述べた。最後に氏は、「是非この報告書を読んでほしい、私と私の娘はより多くの迫害を受けている婦女、児童を代表し、迫害を止めさせるために皆の協力を呼びかけたい」と発言した。

 各界の人々は報告会終了後、如何に中共による法輪功学習者の生体から臓器狩りの黒幕への関心を寄せるか、議員が中国政府に対して調査への要求などの問題解決の方法の議論が盛んに行われた。

 報告会後、参加者は取材に対して、中共による生体臓器狩りの調査結果を知り、大変驚愕した。オーストラリア政府が直ちに行動を取り、これを止めさせなければならない。

 メルボルンの南郊から参加に来られた民主党立候補のポール・カバナー(Paul Kavanagh)氏は、「我々は何をなすべきであろうか? 私は次のことをアドバイスしていた。我々は直ちにオーストラリアの国民のこの種の臓器移植を禁止する法律を作るべきである。オーストラリアの国民がこのようなことをするのが違法であることを知ってほしい。例えば、オーストラリア国民がアジアへ旅行する際に、ある種の行為は違法であることが、オーストラリア政府はすでに法律で明確に規定している。例えば、児童売春などである。私にとって、これらは同類のことである。人々の政治観点や信仰の違いなどで迫害を受けることは原則的に、皆この種のことである。オーストラリアの国民が海外でこの種の臓器移植を許すべきでない、オーストラリア国民がこの事件へ参与すべきでない」とコメントした。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/8/25/136387.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/8/28/77409.html