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「健康、倫理および人権検討会」は中共の臓器狩り問題に注目している(写真)

 【明慧ネット2006年7月5日】第一回目国連人権会議が行われている期間中に、非政府組織の信仰の自由国際組織と国際Transnational Radical Partyが主催する「健康、倫理および人権検討会」が、2006年6月29日に国連のジュネーブオフィスで行われた。会議は中国の臓器狩り問題について注目し、会議参加者はこのような非人間的な罪悪を確実に制止するよう、一刻も早く独立調査を進めてほしいと呼びかけた。

 信仰の自由国際組織主席・Charles Graves氏は今回の検討会の議長を務めた。中国で発生している、法輪功学習者に対する生体臓器狩り問題について、彼は新しい人権理事会は健康と倫理問題に注目すべきだと話した。法輪功について、彼は次のように紹介した。「法輪功は古い道家と佛家からの伝統信仰である。特に平和、善良、誠実な道理を強調している。私達は法輪功の創設者・李洪志先生を高く評価すべきだ。李先生の努力と著作のお陰で、中国だけではなく、世界各国の人々はこの功法と信仰を実行している。ただ私達が信じられないのは、法輪功が広がることが中国政府の気を狂わせた」。

 中国で実際法輪功問題について現地調査をした欧州議会副議長のエドワード・マクミラン・スコット氏は検討会に手紙を送り、全力で支持することを表した。彼は手紙に次のようなメッセージを書いた。「今、中国では臓器移植手術をやっている病院は約400あり、どの病院もそれで儲けています。例えば病院のホームページで、『腎臓移植は6万ドル』という情報を載せたり、病院の管理者は問い合わせに対して、『はい、提供者は法輪功学習者なので腎臓は良い物です』と答えたりすることもあります」。

 現在、フランスに住んでいる法輪功学習者・陳穎さんは、自分の迫害経験を話した。まだ中国にいるときに陳穎さんは何回も収容所に不法監禁され、労働させられた。彼女は次のように話した。「不法監禁された期間に、私はハンスト抗議をした。警察は私を酷く拷問した。私の両手と足は手錠をかけられ、ある病院に強制的に入れられ、心臓や血液、目などの全身検査をされた。検査結果は正常なのに、収容所の医者に強引に正体不明な薬を注射された。薬が私の身体に入った途端、心拍数はいきなり激しくなり、血管もチクチクして痛くなり始め、息が出来なくなりそうになり、すごく苦しかった。注射されたあとに、左の身体はよく痙攣したり、痺れたりする。感情の波も激しくなり、すごく憂鬱を感じて、よく怒ったり、泣きたくなったりする。精神が壊れそうになり、たくさん記憶も失われた。その後は私の家族があらゆる手段を取り、私を保釈した。私は初めて中共蘇家屯収容所で法輪功学習者の臓器を摘出するニュースを読んだ時に涙止まらなくなった。今思えば、あの時は私の神経を壊れようされたのかもしれない。そしてどこかに送り込み臓器を摘出しようとされた。今になっても、毎回思い出すと身体の震えが止まらなくなる」。

 
国際非政府組織の特別人権委員会主席・Peter Prove氏の演説

「私達の読んだレポートや、聞いた人たちの経歴など、そして今日聞いた証言も含めて、人権理論や政策により公式な対応をしたくないので、人間の尊厳を守る仕事をする私達にとって、このようなレポートや、被害者の経歴から、人間の基本的な尊厳や卑怯な攻撃をされ、最も基本的な権利や生存権なども侵略されたと分かりました。このようなことについて独立調査を行うことが唯一対応する方法だと思い、私の呼びかけにたくさんの返事を望みます」。

 
元ジュネーブ議会の人権委員会主席・Thomas Buchi氏の演説

「私は非常に恐怖を感じました。人はこのような野蛮な行為をできるなんて、まるでナチスのMengele先生のようです。同時に、罪の方法で得た臓器を使い移植手術を受けた人たちにとっても恐ろしいことだと思います」彼は、ジュネーブ議会は2000年から法輪功学習者の迫害に対してたくさんの調査をし、2002年、中共の法輪功に対する迫害を譴責する決議を可決したと言い、現在中国の状況はさらに酷くなってしまい、このような人権の野蛮な侵略を早く制止するように、上記の事情は、一刻も早く人権理事会と国連人権議員・Louise Harbour氏に伝えるべきであると話した。

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/7/5/132231.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/7/12/75383.html