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スイスATSの報道:国連は中共による臓器販売を調査する予定

 【明慧ネット2006年10月13日】スイスのメディアであるATS(Agence Telegraphique Suisse)9月26日の「国連は中共による臓器販売を調査する予定」をタイトルとする報道を発表した。

 報道では、中共は人権理事会で法輪功学習者の臓器を摘出している問題に関する討論を阻止することはできなかった。今回、ジュネーブで行われた会議は10月6日に終了した。一部の国連の報告員は、今回の会議に参加し、国連に対して報告書を出す予定である。

 カナダの弁護士デービッド・マタス氏およびカナダ元国会議員デービッド・キルガー氏=外務省前アジア太平洋地区担当大臣=は、中国の法輪功学習者の臓器が摘出されている事件についての調査報告を発表した。彼らはジュネーブの会議で、「中共政権のこの事件に対する対応は非常にずさんである。これらの事実を否定してはいないが、我々に対して罵詈雑言を投げかけているに留まっている。これを見て、なおさら中国で起きている迫害が心配だ」と話した。

 キルガー氏は、国際多元信仰組織の名義で、今回の人権理事会に出席した中国大使に対して、2008年北京オリンピック開催前に、法輪功学習者の自由を剥奪、迫害および法輪功学習者の失踪について釈明するよう求めた。

 マタス氏は、「残虐刑、裁判の手続を踏まない判決、中共の自由などの問題についての報告は、すでに国連調査関係者に提出した。国連人権委員会の拷問問題の特別調査官マンフレッド・ノーワック氏がすでに中国を訪問し、今回の調査について同意した」と話した。

 中国はこれまで、ドナーに臓器売買の情報を提供してこなかった。しかし、これらの取引は非常に儲けが良いはずである。なぜなら、台湾や香港ではたくさんの需要があるため、利潤は非常に大きいものである(例えば、一つの腎臓は、2万6千ドル、胃は13万ドル、肺は15万ドル、心臓は16万ドル、肝臓は13万ドル)。

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/10/13/140064.html