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台湾立法委員会は中共臓器狩りによる加害者の共犯にならないよう臓器移植の透明化を促した(写真)


 文/台湾の法輪功学習者

(明慧日本)立法委員の頼清徳氏、蕭美琴氏、田秋菫氏は、2006年10月14日立法院において「台湾臓器移植患者権益公聴会」を開き、法輪功学習者に対する中国共産党の臓器移植の実態に関して、カナダ元国会議員デービッド・キルガー氏(David Kilgour)と人権弁護士デービッド・マタス氏(David Matas)および衛生省、法務部、大陸委員会等関連役人と台湾法輪大法学会を招いた。

 
14日午前、立法委員会の頼清徳氏、蕭美琴氏、田秋菫氏とカナダ議会前議員デービッド・キルガー氏と国際連合代表のマタス氏らは共同で台湾臓器移植患者権益公聴会を主催

行政院衛生署医事処の薛瑞元部長、国民が中国に赴いて臓器移植を受けることを激励しない

法務部最高検察署の周章欽検察官

香港の朱柯明先生、2000年中共政権が法輪功迫害をしているのを見て、江沢民を訴える訴状を書いた

頼清徳氏は、国際社会と迫害を受けている民衆の証言およびカナダ独立調査員の実証を得て、台湾国民が大陸に赴いて臓器移植を受けると、強制的に摘出した臓器を提供されるかも知れない、特にそれは法輪功学習者の臓器であるかも知れない、と表明した。 

 田秋菫氏も同様に、入境管理局は大陸へ赴く国民に適当な付加説明を行い、大陸に赴いて臓器移植を受けると、法輪功学習者の生きたままの身体から摘出された臓器に取り替えられる可能性があることを告知し、国民が何も知らない状況下で、他人の生命に害を与えないようにすべきであると提案した。 

 衛生署医事所長の薛瑞元氏は、台湾の患者は外国に行って臓器移植を受けているが、依然として中国が最も多い。しかし、中国の移植の臓器源は国際社会において多くの人々の人権問題の疑問を引き起こし、さらに手術の質の確保ができないということから、衛生署は国民に中国に出向いて臓器移植を受けることを激励しないようにすべきであると表明した。 

 中国共産党から生体臓器摘出の迫害を受けている中国大陸の法輪功学習者に対して、台湾法輪大法学会理事長の張清渓氏は公聴会に出席した人々に援助の手を差し伸べるよう呼びかけた。彼は涙を流しながら、「中共は臓器を大量にまた計画的に市場化して販売を進めています。多くの法輪功学習者は強制収容所に拘束されて値段が付けられて売れるのを待っているだけです。真善忍を修煉する大勢の人々が利益を生む道具となっています。これらの蛮行の酷さはナチスを上回るものです」と、表明した。 

 著名な人権弁護士でカナダ独立調査員のデービッド・マタス氏は、個人として台湾の11項目の提案に対し、政府が国民を扇動することは当然なことであり、大陸に赴いて受ける臓器移植の臓器は法輪功学習者から提供されている可能性があることを警告すべきであると、表明した。 

 かつてホワイトハウスで胡錦涛に迫害停止の呼びかけを行った医師の王文怡氏は、「医師の責任は人を救うことです。しかし法輪功に対する中共の悪辣な侮辱の宣伝により、多くの医師は迫害の道具になってしまいました。今回台湾に来た目的は台湾の国民が事情を知らない状況下で、汚い臓器移植を受けないよう忠告するためです。政府は国民のために責任を持って中共の本質と中国で起きている悲劇を理解してもらうべきです」と、表明した。 

 デービッド・キルガー氏は、台湾政府は国境を跨がる調査を支持すべきであると提案した。また彼は、「私とマタス先生は台湾で移植手術を受けた後の患者に対し訪問調査を行いました。台湾政府には系統的に調査を行う力と権利があります」と、述べた。 

 デービッド・マタス氏は、「台湾とカナダの人々は互いに協力し合って努力して中共の生体臓器摘出行為を制止し、この人類史上、前代未聞の邪悪な事実に私たちは必ず勝ちます」と、述べた。 

 頼清徳氏は、公聴会が終了する前に、立法院は今年すでに議案を通して、衛生署に予算を追加して責任を持って衛生教育広告を制作して社会の人々に伝えるよう指示しました。内容は臓器提供を含み、国外での臓器移植手術は危険であり、大陸に赴いて臓器移植を受けると大陸の法輪功学習者を残虐に迫害する可能性があることを示しています」と、表明した。

2006年10月18日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/10/15/140290.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/10/16/79022.html