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法輪功学習者の王頴さん:長期にわたる不法監禁、相次いで身内3人を喪った

(明慧日本)黒龍江省鶴崗市工農区に在住する法輪功学習者・趙国新さんは娘と2001年7月28日に、舌下癌の手術を受けた義理の父を見舞いに行った帰り時に、汽車の駅員に大法の書籍を見つけられたため、娘と2人はジャムス鉄道派出所へ強制連行された。

 母親の携帯電話を持っていた娘は、他の学習者に迷惑をかけないようにするため、トイレに行く口実を使って、何とか携帯電話を処分した。しかし、トイレから戻った娘の目に映ったのは、父親の頭がうな垂れており、腹部が突き出ていて、意識不明になっている光景だった。趙さんは病院へ運ばれ、CTスキャンの検査結果で、脳の主幹から10㍉もの出血があったということだった。趙さんはその3時間後に息を引き取った。病院の専門家と弁護士によると、非常に強い衝撃がなければ、脳の主幹からここまでの出血はありえないとのことだった。悪らつな警察らは、外傷が残らないように何かを頭に当ててから殴ることは周知である。しかし、当時は法輪功学習者のために弁護する勇気のある人は誰もいなかった。この件について、未だに誰も責任を負っていないのだ。

 3ヵ月後の11月3日夜、悪らつな警官らは、鶴岡市工農区支局副局長・李樹江氏と結託し、解放路派出所の副所長・呉建国氏らが法律手続きを踏まえず、趙さんの自宅の扉を破壊して侵入し、家宅捜査した。警官らは趙さんの自宅をひっくり返すほどめちゃくちゃにして、子供の学習用のテープや趙さんの弟の結婚ビデオテープまでも「証拠」として押収し、王頴さんを派出所へ強制連行した。

 悪らつな警官・李樹江は押収した資料の出所を聞き出すために、王さんをひどく殴ったが、王さんは返事を拒んだ。翌日、王さんは何の法的手続きも無しに第二拘置所へ移送された。王さんは拘置所で長さ1メートル強の棍棒に固定され、さらに両手は両足に固定させられた。トイレへ行くにも何人かが担いで行くという拷問を強いられた。さらに、17〜18日間にわたり、冷たいコンクリートに座らされて、24時間寝かされなかった。王さんは瞼を少しでも閉じると直ちにひどく殴打され、冷たい水を被されるという。同様な拷問を受けた一部の大法弟子は、でん部が炎症を起こして爛れてしまったという。

 一方、術後の趙さんの義理の父は、趙さんの死と娘の強制連行の情報を知り、悲しみの余り病状が悪化し、逝去した。また、趙さんの父親も同様に心労で病に倒れ、数ヵ月後に世を去ったという。

 王頴さんはその後も絶え間ない拷問を受けた。最終的にハルピン市女子刑務所へ移送され、迫害を受け続けたという。

 2006年、ハルピン市女子刑務所は他の建物と離れている11区を「転化攻略大隊」に転じさせ、法輪功学習者の迫害を専門的に行う場所と化した。ここでは、悪らつな警官らに指示された7〜8人の犯罪者が1人の法輪功学習者に対して、殴打、罵り、寝かさない等の卑劣な手段で「転化」させるのである。法輪功学習者を監禁するために鉄のカゴまで用意しているという。

 転化攻略大隊長:王ヤ麗。

 2006年12月3日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/12/1/143645.html