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九州で繰り広げた『九評』キャンペーン(写真)


 文/日本の法輪功学習者

(明慧日本)『2005年マンハッタン国際法会での説法』の中で師父は次のように述べられました。「『九評』のことを例にすると、当初この文章を発表する最も主要な目的は中共の本質を暴露し、中共に騙された世の人々が中共とその邪悪さをはっきりと認識し、そして救われるようにするためです」、「現在最大の障害は、この党文化の教化および作用によって衆生が真相を知ることができず、ひいては聞こうともしないことです。この情況の中で、『九評』は人々に中共の本質を認識させる作用を果たしました」。

 師父が述べられているように、大法弟子が世間で法を伝え、真相を説明する時、真っ先にぶつかる問題として邪悪な中共の本質に対して理解に欠けている大勢の人々が、私たちの真相説明を受け入れようとしないばかりでなく、強烈な拒絶反応を示していることです。このような中で『九評』の出現は正法の進展と正法の形勢の必然であり、『九評』を世に広く伝え、「三退」(中国共産党組織である共産党、共青団、少先隊から脱退することを指す。以下「三退」)を促し、中共邪悪に毒害されている世の人々を救い済度することは、大法弟子の重大な責任であり、さらに、師父が正法時期の大法弟子に求めておられる重要な要求でもあるのです。当面の急務として『九評』を広く伝えることは大法弟子が必ず歩んでいかなければならない道なのです。広く世の人々に一日も早く『九評』を伝えるため、私たち熊本の法輪功学習者たちは今年の10月に計画を立てて2カ月にわたる『九評』キャンペーン活動を行いました。

 活動の主な内容として、

 一、熊本「お城祭り」期間中の『九評』キャンペーン

 二、日本大手新聞社である朝日新聞への『九評』広告の掲載

 三、九州地区を中心とした紀伊國屋書店およびその他の書店への真相説明並びに『九評』及び法輪功関連書籍の販売業務の依頼

 四、九州各県を巡回し「脱退宣言1500万人突破を声援する」活動および『九評』キャンペーン活動などが含まれています。

 私たちは前述した『九評』キャンペーンの中での体験及びその具体的な過程を文章にまとめて、より多くの同修たちと交流したいと思います。適切でないところがありましたら、みなさまの慈悲深いご指摘をお願いします。

 一、 熊本「お城祭り」期間中に行った『九評』キャンペーン

 10月11日から11日間にわたる熊本「お城祭り」の期間中、私たちは祭りの会場である熊本城周辺で『九評』キャンペーンを行いました。「お城祭り」に訪れる観光客はとても多く、熊本市民会館前に掲示した『九評』の看板は大勢の人々の注目を集めました。同時に『九評』宣伝のナレーションをスピーカーで流しながら、宣伝チラシを通行する人々に配りました。「中国の本当の顔をご存知ですか? 是非ともあなたに読んでもらいたい本です!」のタイトルが目を引く『九評』のチラシは、たくさんの人々の関心を引き寄せました。朝早く出勤するサラリーマンたちを対象に『九評』に接触する機会を与えようと学習者たちは早朝から熊本市民会館前に出向き、『九評』のチラシを配りました。

 ほとんど毎日ここを通って出勤するサラリーマンたちと学習者たちは顔見知りになりました。チラシを受け取ったある女性は、「テレビで中国人がアメリカのホワイトハウスで生体臓器移植の事件を呼びかけている報道を見ました。多くの日本人は中国の実情をよく知らないのです。ですからあなたたちはこのような活動をたくさん行ってください。頑張ってください」と、法輪功学習者を励ましてくれました。

 また北海道から来たというある男性は『九評』のチラシを読んで、「私は以前中国に投資したことがありますが、中国共産党にお金ばかり全部騙し取られました。もし、もっと早くこの本に出会い、中共の本質を知ることができたら、私はきっと中国に投資しなかったはずです。私は必ず書店に行ってこの本を買って読みます。チラシをもっと私にください。周りの人々にもこの本を読んでもらい、私の教訓を生かして二度と中共に騙されないようにしたいです」と、胸の内を語ってくれました。通りかかった中国人たちも積極的に『九評』のチラシとDVDを求めました。しかも、中国人法輪功学習者たちと国内実情について語り合い、真剣に学習者たちの真相説明に耳を傾けました。

 中共の毒害が最も深刻な中国人たちは、残忍な迫害事実に直面して最初は恐れていましたが、その後は積極的に真相資料を受け取りました。学習者たちの善良で衆生を救い済度したいという誠心誠意の心が彼らを恐怖から救い出し、真相を知るようになったのです。ある中国人はここにいない親戚のために余分に『九評』のチラシとDVDの真相説明ビデオを求めました。また一部の中国人は熊本城公園で功法の実演をしている学習者たちの真似をして動作の練習をしていました。

 「実践の中で人々はこれらのことについてわかった後、私たちが再び彼らに真相を説明すると彼らにすべてがわかります。喜んで聞き入れます。これがつまり現在『九評』が起こしている作用なのです」。(『2005年マンハッタ国際法会での説法』)

熊本城公園で功法の実演をしている学習者
通行人にチラシを配布している学習者

 二、 朝日新聞に書籍広告掲載、全国800万人以上の読者に『九評』を紹介

 世の人々に『九評』に対する認識と理解を広める手段として、私たち熊本の法輪功学習者たちは『九評』キャンペーンと同時に800万人以上の読者を有する日本の大手新聞社・朝日新聞に『九評』日本語翻訳版の書籍広告を載せました。まず10月4日の熊本版広告を皮切りに、10月8日の九州版、11月の全国版(関東地域は12日、関西地域は16日発行)によって全国800万人以上の読者が『九評』と対面しました。

 実際、広告掲載の目的は『九評』を販促するためのものではなく、これら常人の広告宣伝媒体を利用して真相説明を行うことです。つまり多くの読者が『九評』を理解し、これによって中国大陸での脱退ブームが引き起こされ、現在中共邪党が最も恐れている貴重な一冊が世界中に広がっているという事実を知り、日本国民が中共邪党の本質を理解し、それによって邪党の解体を引き起こすためです。さらに、海外に住んでいる中国人に『九評』と接触できる機会を提供し、中共の邪な本質を見抜き、中共邪党に対して正確な認識と判断を持つようにさせなければなりません。彼らにとってつまり、彼ら自身の未来を選択するのです。

朝日新聞に掲載された『九評』広告
朝日新聞に掲載された『九評』広告

 今回『九評』の広告を担当した朝日新聞のある記者は、『九評』と法論功に対してたくさん疑問があり、かつて4回にわたり熊本の法輪功協調人を訪れ、凶暴で残酷な中国共産党の歴史及び法輪功学習者に対する中共の非人道的な迫害事実について詳しい真相説明を受けました。歴史上前例のない中国共産党の自国民に対する残酷な迫害事実を聞いて記者は震撼して憤怒し、法論功学習者たちの遭遇について心から関心と同情の意を表しました。最後に彼は、「今回の『九評』の広告は様々な原因により、うまくいかなかったこともありましたが、真相を知ることで私は明確に共産党の邪悪な本質が分かるようになり、しかも法輪功学習者に対して充分な理解を得ることができました。私にとって言えば、今回『九評』広告を担当することができたのも私の幸運であり、私はこれを誇りに思っています。私は法輪功とは何かが分かるようになり、本当にあなたたちに感謝しています」と、言いました。

 その後、この記者は私たちに最も安い費用で『九評』の広告を提供してくれたばかりでなく、さらに特別サービスとして一回無料の『九評』広告を掲載してくれました。『九評』は世間の人々の頭の中にある中共の毒素を取り除き、妨害を解除し衆生を救い済度することができます。真相が分かった人々は勇気を持って大法のために正義を主張するのです。 

 三、 九州各地の書店の注目を集めた『九評』

 朝日新聞に『九評』の書籍広告を掲載する以前に、私たちは九州各地域の紀伊國屋書店に『九評』を全力で宣伝しました。そして彼らに法論功書籍及び『九評』の販売業務をお願いしました。朝日新聞熊本版『九評』広告をはじめ、九州版と全国版の掲載により、多くの地域の紀伊國屋書店はとても心良く『九評』の販売を快諾してくれました。実は、書店向けの『九評』の紹介は単なる本の販売をお願いするのではなく、書店に『九評』を薦めることによって本を求めて書店を訪れる人々を救い済度するのです。私たちは『九評』と法輪功の真相を浅いところから深いところへと相手に説明しました。

 私たちは県外に行くと、まず、必ず現地の書店に行って『九評』の販売状況の調査や真相説明を行いました。紀伊國屋書店がない地域に対しては現地の比較的大きい書店を訪ねて真相を説明し『九評』を紹介しました。このような地道な真相説明の結果ある書店はその場で『九評』を発注して販売業務を引き受けてくれました。その他、最初は冷たい態度で消極的であった書店もありましたが、その後の真相説明により徐々に積極的になり、『九評』の販売を快諾してくれました。

 学習者たちの地道な努力によって、現在九州各県の「紀伊國屋書店」と宮崎県の「田中書店」及び佐賀の「積分館書店」の店頭に『九評』の本が陳列されるようになりました。不思議なことに私たちが『九評』のキャンペーンで九州の各県を走り回っていた期間中、多くの読者が『九評』を買い求めただけではなく、同時に『転法輪』をも買い求める現象がありました。書店のスタッフたちも不思議に感じました。

紀伊國屋福岡本店に置かれている『九評』
熱心に『九評』を見ている顧客

 四、 九州各地で繰り広げた『九評』キャンペーン

 11月3日から12月3日までの間、私たちは宮崎市をはじめ、鹿児島市、福岡市、長崎市、大分市、山口市、佐賀市の順で『九評』キャンペーンを展開しました。それぞれの地域で『九評』キャンペーンを行う中、白地色の上に青色の文字で作った横断幕、「中国共産党の本当の顔をご存知ですか? あなたに是非とも読んでいただきたい『共産党に対する九つの論評』」は、ひときわ目立ちました。同時に、『九評』を紹介して「三退」を促すナレーション放送がスピーカーを通して九州各地の上空に響き渡り、その他の空間の邪な要素を震撼させ、また学習者たちの正念正行を加持しました。

 宮崎市では、学習者たちが活動の準備を終えてチラシ配りをはじめようとしていた時、スピーカーからで流れている『九評』の紹介を聞いて、ある中年男性が近くの学習者に、「あなたたちが今宣伝している『九評』という本はどこで売っていますか? この本はとても良い本であると感じました。買いに行きます」と言いました。『九評』のチラシを受け取ったある年配の方は私たちのところに来て、「これだけすばらしいことをもっと早く言って欲しかったな。私はあなたたちを応援する味方です。頑張ってください」と励ましてくれました。またある通行人は、「北朝鮮よりも邪悪な政党はまずいらないでしょう。邪は正に勝てるはずがありません。自然に淘汰されますよ」と、話しました。人々が目覚めはじめているのを見て、私たちは師父が言われている「『九評』の背後には神の要素があります」という法理の深い内涵に心を打たれました。私たちが念を正しく持ってしっかりと行うことができれば、師父と多くの正の神が私たちを助けて、衆生を私たちの近くにやって来るように按排し、彼らに真相を分からせて未来を選択させるのです。

 鹿児島で活動を行った時、私たちはかつて学校の教師をしていたという一人の年配の男性に出会いました。彼は、「私は中国政府のやり方を良く分かっています。可哀想なのは中国の民衆です! どのような理由があってこれだけ横暴な政党がいまだに政権を維持するのでしょうか? ソ連共産党は解体しました。中国共産党の解体の日もすぐ目の前に迫っていると思います。真の愛国者としてのあなたたちの勇気ある行動に本当に感動しています」と、言いました。彼は引き続き、「私は香港から帰国したばかりですが、向こうで私は法輪功をやっている人たちに出会いました。彼らはとてもあなたたちに似ていて、同じく良いことをやっていました! 本当にすばらしかったです」と、加えました。

 同修が彼女も法輪功学習者であると教えると、彼はまるで長い間会わなかった故郷の身内に会えたかのように喜びを隠せませんでした。彼はまた、「大勢の日本人はまだ中国の実情をわかっていません。ですから時にはあなたたちに困難をもたらし、甚だしきに至っては中国共産党の味方になってあなたたちを攻撃するでしょう。しかし、もし彼らに真相がわかれば、そのようにはしないはずです。あなたたちの活動は彼らをきっと変えることができます。頑張ってください!」と、励ましました。中共悪党の本質をわかった日本人にとって、彼の目覚めた善の一面と正義良知に対する追及は、彼らの周りの衆生にきっと正の作用を果たすに間違いありません。師父が言われているように、「『九評』の背後には神の要素があります。東洋人であろうとも西洋人であろうとも人に正の作用を果たすのです」。(『2005年マンハッタン国際法会での説法』)

 11月12日、福岡九州大学に1700人の外国からの留学生が集まり、日本留学試験に参加しました。そのうち中国からの留学生は総留学生数の90%を占めていました。当日、私たちは夜明け5時半に熊本を出発し、試験会場である福岡市の九州大学に駆けつけました。そこで私たちは現地の法輪功学習者たちと合流して一緒に中国から来た留学生たちに『九評』書籍と真相DVDを配りました。一部の留学生が『九評』書籍と真相DVDを拒否した以外に、ほとんどの留学生は『九評』を受け取りました。さらに、ある留学生たちは親戚と友人にも見せたいと言って『九評』を2、3部余分にもらっていきました。ある留学生は『九評』を配っている学習者に近付いて、「あなたたち、怖くありませんか? もし中国共産党に知られたら逃げられませんよ。用心して活動を続けてください」と、こっそりと声をかけました。ある中国からの留学生は『九評』を受け取ってから、「この本は一体中共の悪口を言っているのですか? それとも褒めているのですか?」と学習者に聞きました。「この本は本当のことを言っています」と、答えると「それなら読みます。私は本当のことが大好きです」と、喜んで『九評』を持って帰りました。『九評』書籍と真相DVD及び大紀元新聞は一時間半も経たないうちに全部配布し終えてしまいました。試験場に入って行く一人ひとりの中国人留学生たちの手には、そろって『九評』書籍と真相DVDがありました。

山口市商店街の銀行前に並べられた横断幕と看板
『九評』チラシを受け取る人々

 ここ1カ月にわたる『九評』キャンペーンは、晴天もあれば雨天もあり困難が伴いました。しかし、最初から最後まですべての学習者たちは法をもって認識し、個人の執着を克服しながら力を合わせて『九評』キャンペーンが順調に進むように黙々と互いの漏れを補いながら最善を尽くしました。正法の進展はすさまじい勢いで進んでおり、正法時期の大法弟子の前に置かれている歴史的使命と責任はますます明白になっています。『九評』を宣伝し「三退」を促す正法活動を通じて、師父が常に私たちに言われている「三つのこと」をしっかり行うことこそが最も重要なことであり、すべての鍵であると、深く深く認識することができました。「三つのこと」をしっかり行いさえすれば、私たちのすべてはその中にあるのです。

 2006年12月10日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/12/9/144287.html