日本明慧
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常人の情から抜け出そう

(明慧日本)私は長年、情から抜け出すことができず、特に夫婦間の情についてなかなか抜け出せなくて、非常に苦しく感じていた。師父は、「親情に執着するは、必ずその為に累し、纏わり、魔がさし、其の情糸をつかんで一生を撹乱し、年歳過ぎて、悔やむとも晩し。」(『精進要旨』「修煉者の忌」)とおっしゃっていた。私は修煉者ではあるが、情に対する執着を放下できなければ修煉者と言えるだろうか。私は、情を取り除く決心を新たにした。しかし、いざやってみると非常に難しい。

 私はある時料理をしていると、台に上って上の棚に置かれている物を取ろうとしたが、不注意にも私は足を踏み外してしまった。そのため、私は鍋に当たって落としてしまった。ちょうど、鍋の中に熱したねぎと油が入っていたので、私の体中に高温の油が飛び散ってきた。しかし、私は少しも熱いと感じなかった。これは、師父が私を守ってくださったのだとすぐに気づいた。

 そこで、夫は私から1メートルしか離れていない所に立っていたのに、夫はただちに私を起こすべきであったにもかかわらず、夫は私から離れていった。これは、師父が私に情に対する執着を取り除くよう暗示しているのだと悟った。私は、常人が私のことを無視することについて何の恨みにも思わなかったが、しかし、師父が私にこのような形で暗示してくださったことに感激して涙が出た。

 師父の暗示のもとで、私は情に対する執着を放下できた。しかし、このような放下とは、家族に対して無関心になることではなく、家族に対しても慈悲をもって接することだと分かった。そう思うと気が楽になった。

 悟りに間違ったところがあれば、ぜひご指摘ください。

 2006年12月16日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2006/12/16/144824.html