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長春・吉林刑務所:孫長徳さんは迫害されて死亡した

(明慧日本) 吉林省長春市の法輪功学習者・孫長徳さん(43歳男性)は、2002年に不法に8年の刑を言い渡され、吉林省第二刑務所(吉林刑務所)に監禁され、心身ともに残酷な迫害を受けた。孫さんが重い肺結核を患い、重篤な状態になった時でも、刑務所側は釈放しなかった。刑務所側は、孫さんが危篤状態に陥ってから、ようやく2006年6月に釈放した。当時、肺はすでに壊滅状態で、喀血も伴っていた。孫さんは2006年11月28日に死亡した。

 孫さんは2003年にはすでに迫害によって肺結核に罹っており、目が見えないほど視力が急激に低下し、貧血やヘルニアを患い、人の支えなしでは歩くことすらできなくなっていた。トイレで倒れたこともあった程、体が非常に衰弱していた。家族は外部で病院治療ができるように、何度も協力を求めたが、刑務所側からは「二つの状況においてのみ、外部治療の許可を出す。一つは、自宅が非常に金持ちであること、もう一つは自宅に戻って数日後に亡くなる者であること」と理不尽なことを言った。

 孫さんは1996年3月、法輪大法を学び始めた。大法の要求に従って「真・善・忍」に沿って修煉し、タバコをやめたため、ますます健康になり、家庭も円満だった。99年7月20日、江沢民の邪悪集団が、法輪功に対して人間性を失った血生臭い弾圧を始めてから、心身ともに恩恵を受けた孫さんは北京へ陳情に出かけたが、その時、警察に不法に勾留された。

 2000年3月、孫さんは再び直訴に出かけたが、警察らにひどく殴打され、拘置所へ送り込まれた。解放されてから、二道区及び和順派出所の戸籍担当職員・長順に派出所へ連行され、またも殴る蹴るの暴行を受け、頭には沢山のこぶができた。警察はさらに、1週間以内に引っ越せと命じた。一家はそのために引越ししたという。

 2001年1月14日、孫さんは再び強制連行され、拘置所に不法に監禁された。その監禁中、絶えず警官の拷問を受けた。1年後、長春市南関区悪党裁判所で10年の刑を言い渡され、吉林刑務所へ移送、迫害され続けた。ひどい拷問を受けたため、約90kgの体重が50数kgまでに減り、1人では生活ができなくなり、重度の貧血で、目が朦朧として見えなくなった。さらに、歩くこともできなくなり、重い肺結核(伝染病)、腰椎の骨質増殖、心拍数増加等多くの病にかかり廃人となった。

 2004年12月6日、看守は家族に孫さんの検査費用を請求した。翌日、家族はやっとのことで孫さんと面会することができた。しかし、家族が東奔西走し、かき集めた費用は刑務所の警官に着服された。

 2006年12月22日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2006/12/22/145228.html