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曹東さんを甘粛省まで不法に連行したことに関する情報

(明慧日本)北京の法輪功学習者・曹東さんは今年5月21日、来京した欧州議会副議長エドワード・マクミラン・スコット氏と面会し、学習者が中国で受けた残酷な迫害を陳述したため、当日すぐ中共の国安に連行された。9月下旬に中共悪党の役人は曹東さんを秘密に甘粛まで連行して、蘭州市の甘粛省安全庁の留置場に拘禁している。

 国内外の人々は、半年以上、曹東さんの安否を心にかけている。曹東さんに対する中共悪党のさらなる迫害について、マクミラン・スコット副議長は、2006年10月27日に欧州に駐在する中共大使・関呈遠氏に手紙を送り、厳しい口調で法輪功学習者・曹東さんと高智晟弁護士をすぐに釈放することを求めた。

 今、私達は曹東さんを甘粛まで秘密に連行した事について世に公表し、国際社会と善良な人々が、曹東さん及びすべての中共に拘禁迫害されている法輪功学習者に今までと変わりなく関心を持ち、迫害制止に協力することを望んでいる。

 一、不法拘禁して4カ月後、両親の家で「逮捕令」を宣言する

 2006年9月30日、曹東さんが不法拘禁されて4カ月後、甘粛省慶陽市安全局課長・王慶華は職員を引率して、曹東さんの両親の家まで行き逮捕令を宣言した。全文は次の通り。

 「慶陽市国家安全局逮捕通知書」

 「訴述法」第59条規定によって、慶陽人民検察院を通じて批准決定、私の局2006年9月29日15時、邪教組織利用の嫌疑があり、法律を破壊する曹東を逮捕する。現在、甘粛省国家安全庁留置場で拘留する。

 2006年9月30日(慶陽市国家安全局章)

 王慶華は曹東さんの両親に次のように伝えた。「案件はとても深刻だ、訪ねに来てはいけない、ことがあれば知らせる」。中共は北京にいる曹東さんの妻に知らせず、電話一つさえかけていない。

 曹東さんの両親は家で待つことにした。11月1日、王の課長は曹東さんのいくつかの品物を曹東さんの母に渡し、「この2日間案件を慶陽市の警察院起訴科に引渡す、もし、家族が弁護士を頼むなら頼んでよい、個人的に弁護士を頼むのが比較的にはよいと思っている」と言った。曹東さんは王課長に、両親に弁護士を頼まないよう伝言した。彼は法廷で自己弁護しようと思っていることは明らかである。しかし、王課長はもし、曹さんが法廷で一言「法輪大法はすばらしい」と言ったなら、刑は2年半延長されると曹さんの両親に伝えた。

 二、不法判決の決定権は上にある

 事情を知っている人の分析によると、案件は慶陽安全局で出すのだが、実際はやはり北京安全局が操縦しているという。甘粛まで移して取り扱う原因は、一方では、甘粛は南西に位置しているため、情報の拡散が北京ほど迅速ではない、一方では、慶陽まで移すのは曹東さんに何かを書かせるつもり(例えば、いわゆる決裂書、罪を認め、過ちを認める書類など)、国際上に対してよい引継ぎがある。事情を知っている人は、この案件は誰も動かせない、決定権は上にあると教えた。

 曹東さんの家族は、人を頼んで弁護士を探す期間、厳密に監視され、追跡する人数が多く、彼の心身に対する巨大な圧力と身の安全の巨大な脅しになった。この情況の中で、法廷に出て大胆に弁護する弁護士は探し当てにくい。まして弁護士の費用はとても高くて、旅費を加算して、ある弁護士は8千元でやっと案件を引きうけるぐらいで、あるものは口を開くだけで万元の金額になるという。しかし、このような弁護士はすべて中共の洗脳を受け、あるいは脅かされて法廷で中共の立場に立って話をすることしかできない。だから、最後に弁護士を頼んでいない。

 2006年12月29日
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/11/29/143520.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/12/2/80499.html