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『九評』キャンペーンについての体験


 文/日本熊本の大法弟子

(明慧日本)10月11日から12月3日にかけて、私たち熊本の法輪功学習者は九州地方の各県で、『九評』を宣伝するキャンペーンを行いました。およそ二ヶ月にわたって九州各県の法輪功学習者たちの協力の下で行われた今回の九評宣伝正法活動を通じて、私は様々な体験をすることができました。 

 チラシ配布では、他の学習者の配り方にとても心を打たれる事も多くありました。信号待ちしている人々へ丁寧に一人も漏らすことなく配布していました。中には受け取らない人もいましたが、気にすることなく同じように平等に配布している学習者を見て、私は自分の近くを通る人ばかりに配布しており、人を選んで配布していたのではないかと思いました。自分からもっと積極的にやらなければ、より多くの衆生に真相を伝えることができないと反省しました。チラシの配布に関しては何度も経験しており、かなりベテランのつもりでいた自分が、いかに執着心があり、愚かであるか気づかされました。

 大分県の繁華街で宣伝を行ったとき、とても天気が悪かったのです。雨も降っており、風も強かったのです。しかし、学習者たちは雨合羽を着て街頭に立ち、横断幕を持ってその下に看板を並べ、どんなに風が吹こうが雨にぬれようがかまうことなく、朝から夕方まで路行く人々に宣伝し続けました。その学習者たちの勇敢な姿はどんな邪悪をも恐怖で震えあがらせたに違いありません。強い正念を持って邪悪のすべての妨害と邪魔を突き破り、一人でも多くの衆生を救い済度したい、というこの上ない慈悲の心がどれだけ重要なことであるかに気づきました。常人がどう思うかばかり気にしていた私は、また自分のことを先に考えていたと気づき、とても恥ずかしい気持ちになりました。 

 雨の日のチラシ配布は傘が邪魔してなかなか人々にチラシを配布するタイミングがつかめず、チラシを取ってもらえないと半ばあきらめの気持ちが湧いたときもありましたが、「書籍のご案内を配布しています。」と声をかけてみると、本に興味がある人は傘を一度たたんで、わざわざ私のところへチラシをもらいに来ました。どんな環境においても、あきらめず問題を解決するよう努力を惜しんではいけないと悟りました。

 チラシを配布してみると、午前中は受け取る人が少なくても徐々に受け取るようになり、午後からかなり受けとるようになり、夕方にはすでにもらったという人が多くいました。学習者たちの強い正念によって形成された神聖なエネルギー場が、その土地を時間の経過とともに浄化し、人々を目覚めさせているのが実感できました。

 福岡では2日間に渡ってキャンペーンを行いましたが、一日目は天気が悪く、横断幕に貼り付けた宣伝文句は雨にぬれて落ちてしまい、チラシは雨ににじんで配布することはとても困難でした。それでも学習者たちはあきらめることなく、それぞれに強い正念を発しながら活動をやり通しました。翌日は晴れてチラシ配りに支障はなくなっていましたが、人通りが多い割にはチラシを受け取る人は少なく感じました。『九評』宣伝の正法活動を行う中で、優れた環境に恵まれる時もあれば、思わぬ悪天候に見舞われる時もありました。中には様々な要因が含まれていると思いますが、正法時期と大法弟子として如何なる境地に置かれるにしても心を惑わされることなく、大法に対する揺るぎない強い信念と慈悲心を持って、一つひとつの活動に最善を尽くしていかねばならないと、身を持って感じることができました。 

 今回のキャンペーンは熊本市、宮崎市、鹿児島市、福岡市、長崎市、大分市、山口市、佐賀市の順に回りました。この活動の計画を立てる段階では九評キャンペーンへの認識が浅く、熊本のお城祭りの11日間毎日皆が交代でチラシ配布を行いましが、自分は仕事が休みの日しかチラシ配りができないと決めつけていました。しかし九評を世に知らせることの重要性と他の学習者との協調性を持つことの大切さに気づき、会社に平日休暇をもらってチラシ配りに参加しました。キャンペーンに毎回参加するうちに、どんどんこの重要性の認識が深まりました。チラシを受け取った人の中には「この様な活動をもっとやって欲しい。本を買います。」、「ありがとう。頑張って」、「もっと早くやって欲しかった」などの意見もあり、各地で『九評』が広まっていく糸口になったと実感しました。

 また、学習者たちは熱心なあまり、はじめは様々な執着心が現われ意見がぶつかったりすることもありましたが、活動を進めていくうちにみんな自然とお互いを思いやり、協調性を増していくことができました。看板や横断幕を作成したり、『九評』の宣伝用音声の録音、スピーカーの準備はもちろんのこと、チラシを準備したり、県外の多くの学習者を家に泊めたり、みんなのお弁当を作ってきたり、車を出して長距離を運転したり、またお昼休みをゆずりあったりと、多くの人の協力のもとで良く行うことが出きました。

 どのような活動をするにも、初めてやることは様々な困難があり、それぞれの執着が現れ、まとまらないように思えますが、各自が執着を取り除き、困難を乗り越え、皆が強調し合うことで以前より更に良く行えるようになるのだと、このキャンペーンを通して体験することができました。

 今後も更に努力を惜しまず精進していきたいと思います。

 不適切なところがございましたら、皆様の慈悲のご指摘お願いします。

 2006年12月29日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2006/12/12/144480.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2006/12/22/81066.html