■日本明慧 http://jp.minghui.org/2007/03/15/mh215723.html 



フィラデルフィア:研究討論会で再び中共の臓器狩りの蛮行を暴く(写真)

 文/フィラデルフィアの大法弟子

(明慧日本)2007年3月11日、カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏はアメリカのフィラデルフィア倫理学社(Ethical Society of Philadelphia)と倫理委員会(The Ethical Action Committee)の招待に応えて、午後2時に学社ホールで行なわれた「中共の生体臓器狩りと人権侵害」の研究討論会で発言した。学社のリーダーであるリチャード・ケニー氏(Richard Kiniry)が討論会を司会した。ほかの発表者はニューヨークのアジア研究会主任の張而平氏や「米国医師の反生体臓器狩り連盟」の代表トウストン・トレ博士(Torsten Trey)、アメリカのカトリック医学倫理センター委員長ジャン・ハス博士(John Haas)などである。

デービッド・マタス氏はフィラデルフィア倫理学社で発言

リチャード・ケニー氏は開会の挨拶をする

研究討論会の発表者(左から):張而平氏、トウストン・トレ博士、スティーブン・ネイピア博士、弁護士デービッド・マタス氏

 デービッド・マタス氏はまず彼が中共の生体臓器狩りの調査に参与した経緯を説明した。大紀元時報が中共の蘇家屯強制収容所で法輪功学習者の生体から臓器を摘出することを暴いてから、軍医の元妻の証言およびこれに対して、マタス氏とデビッド・キルガー氏は調査を始めることを決めた。初め、彼らは実際にこの法輪功学習者への犯罪行為の告発が真実でないと証明したいと考えた。

 マタス氏は、この調査の基本的な方法は2人の独立の証人が同じことに対して同様に判断することが必要であると強調した。ただし生体臓器摘出の件ではこうした方法で調査することができない。なぜなら被害者はすでに臓器が盗まれ、殺され、死体が焼却されて、立証ができず、参与した医者も立証したくないからだ。それゆえ、彼らは十何種類の証拠の証明と反証の方法で、この件を調査した。マタス氏とキルガー氏の調査報告により、全ての実証方法はさらに深い、直接的な証拠を明かして、生体臓器摘出の告発を支持し、全ての反証の方法で最後に有力な反論の証拠を提出することができたという。

 彼らは中共の統治下で、医療業界の資金の問題や、中共の法輪功への迫害の政策、軍隊の参与、以前、刑務所の刑死者の臓器の摘出、毎年2000人の刑死者でどうして1万件の臓器移植ができるのか、なぜ世界中のほかの国では患者が長期間臓器移植を待っているが、中国大陸では病院が臓器を容易に準備できるか、迫害されている法輪功学習者が強行して血液の検査を受けたこと、大陸の病院への電話調査の録音証拠など、こうした全ての証拠を全面的に分析したうえで、生体臓器摘出の告発が真実であるという結論を得た。

 ニューヨークのアジア研究会執行主任の張而平氏は、中共の法輪功への約8年の迫害を紹介した。「米国医師の反生体臓器狩り連盟」の代表トウストン・トレ博士(Torsten Trey)は自分の組織の一連の調査を提供した。彼は中国の一つの都市の1カ所の病院での臓器移植の手術件数が、ドイツ全国の件数より多いと指摘した。一人の中国人は肝炎を罹った中国人が多くて、臓器移植が多いのは正常であるとトウストン博士の議論に反駁した。トウストン博士は中国で肝炎を罹った患者が多ければ、移植用の肝臓が足りないはずだ、こんなに多くの移植は正常なことでないと指摘した。アメリカのカトリックの医学道徳センター委員長ジャン・ハス博士(John Haas)は乱用しないようにアメリカで臓器移植に関していくらかの基本的な原則や厳しい実施の標準があったと紹介した。

 発言を終えてから、現場の聴衆は深く震撼した。倫理学社のリーダーのリチャード・ケニー(Richard Kiniry)氏は、「皆さんは聞いたでしょうか? アメリカ人として、我々はどんなことをすべきですか?」と先に質問した。

 マタス氏は人々に国会議員や政府の役人、医療関係の人にアピールして、この「地球上において前代未聞の邪悪な行為」の真相を伝えるようにと勧めた。

 フィラデルフィア倫理学社はアメリカの倫理連盟(American Ethical Union)の団体会員で、一つの宗教的な組織で、そのメンバーは皆人本主義あるいは人道主義者である。

 2007年3月15日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/3/13/150707.html

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