■日本明慧 http://jp.minghui.org/2007/04/18/mh205374.html 



中共の生体臓器摘出、ドイツのメインメディアが注目(写真)

(明慧日本)2007年3月30日、ドイツのフランクフルト付近で行われた「中国人権と経済の内幕」と題された討論会で、カナダの人権弁護士・マタス氏と前国会議員のキルガー氏による、中共の法輪功学習者に対する臓器の生体摘出の報告が注目を浴びた。討論会を主催した「国際人権協会」は当日の記者会見で、この臓器摘出の案を主な例としてあげて、中共統治下の人権悪化を説明し、メディアの注目を浴びた。ドイツ国会議員は会の最後に、これらの案をドイツ国民にもっと知ってもらうようにすると強調した。

3月30日のドイツ国際人権協会記者会見に出席したマタス氏とキルガー氏

 マタス氏とキルガー氏は数百人の参加者と多くのメディアに向けて彼らの主な調査内容と結果を説明し、「インターネット上の正式なデータや中国大陸への電話調査、そして公開された34の証拠は全てひとつの結果を示している。それは、中国で監獄に入れられている法輪功学習者たちは系統的に謀殺され、臓器を摘出されて、健康な臓器を必要としている患者に高額で売られているということだ」と話した。ノルウェーの法輪功学習者、戴英さんは、彼女が中国で拘禁されていたとき、意味も分からず全身の健康診断を受けさせられた体験を話した。出国した後に彼女は初めて、それは臓器摘出のため書類を収集していたということが分かったそうだ。

 カナダの両氏がもたらしたニュースは記者を震撼させ、どうすればこの蛮行を止められるかという質問が殺到し、さらにドイツの多くのメディアの注目を浴びた。

 会議後、ドイツ第二の新聞である「フランクフルト日報」(Frankfurter Allgemeine Zeitung)は大きなスペースで中国の法輪功学習に対する生体での臓器摘出を非難する記事を載せた。記事は次のように書いていた。「中共政府は死刑囚の臓器が摘出されて移植に使われていたことをすでに認めているが。死刑囚一人あたりの腎臓が二つと肝臓がひとつを計算に入れても中国での臓器市場には死刑囚から摘出できる量よりもさらに多くの臓器がある。アメリカ在住の中国問題専門家の张而平氏によると、中国では自ら臓器を提供する人はほとんどいないため、法輪功学習者が生体臓器摘出の犠牲になった。これは、氏の言葉を借りると、座禅の功法が健康によく、1999年に迫害が始まる前に中国の衛生保健関係で数百万元を節約したためだ」。

 会議の翌日、ドイツ第三の新聞「世界日報」(Die Welt)はカナダの両氏の調査結果を載せた。記事の題は「盗まれた心」で、中共が2006年7月1日に臓器売買を制限する法律成立させたことに関して、記事ではカナダの独立調査員のキルガー氏の言葉をかりて、「中国では、法律を制定するのと実行するのとはまったく違った意味を持つ」とした。記事ではまた、去年11月にギリシャの国会議員パトリック・ヴァンクルケルスヴェン氏(Patrik Vankrukelsven)が北京の二つの病院に電話調査したときのことが載せられた。緊急に腎臓移植がしたいというと、両病院はすぐに、5万ユーロの腎臓が利用可能だと示した。この臓器の売買は氏が電話調査をした4カ月前の2006年7月にはもう法律で禁止になっていたはずだ。このことから、中国の臓器売買市場の日増しの拡大は法律では制止できていないことが伺える。

ドイツ第三の新聞「世界日報」が全面で中共の法輪功学習者に対する臓器生体摘出の独立調査報告を載せた

 「教皇とカトリック教の声」とも呼ばれるラジオ・バチカン(Radio Vatikan)は、記者会見が行われたその日のうちに「臓器売買、谋害される拘禁者」と呼ばれるドイツ語の番組を流し、佛家功法である法輪功の修煉者が臓器売買の犠牲者になっていることを紹介した。

 Wiesbadener Kurierさんは会議二日目に、「最も驚愕で非難すべきなのは、中国で禁止されている法輪功の学習者は迫害されているだけでなく、長い期間生々しく臓器を狩られていたということだ。彼らは必要とされるときに臓器を摘出され、死んだ後は燃やされて証拠を隠滅される。2001年以来、少なくとも41500個の臓器の源について中国政府は説明できていない」

 German Press Association (DPA)、Koelner Stadt-Anzeiger とタウヌス日報もこれについて報道した。「ニューストゥデイ」のウェブサイト(Journalismus Nachrichten von Heute)は記者会見当日に長編の報道を載せ、「臓器売買の猟師」と称し、彼らの報告の内容を詳細に説明した。

 2007年4月18日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/4/2/152035.html

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