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オハイオ州でフォーラム:中共の法輪功学習者からの生体臓器摘出を暴露


 文/オハイオ州の学習者

(明慧日本)2007年4月17日、アメリカオハイオ州クリーブランド市で二回にわたって「見えない屠殺:中共の法輪功学習者に対する生体臓器摘出を暴露」と題したフォーラムが行われた。二度のフォーラムはそれぞれ、全米第三の臨床病院であるCleveland Clinical Foundation(CCF)付近のインターコンチネンタル・ホテル会議センターと、著名なケース・ウェスタン・リザーブ大学で行われた。もとカナダ・アジア大洋州局長のデービッド・キルガー氏、そして国際的に著名な人権弁護士であるデービッド・マタス氏と法輪功学習者の李祥春さんが会場で発言した。キルガー氏とマタス氏は中共の法輪功学習者からの臓器摘出に関する調査報告を発表しており、李祥春さんは帰国して法輪功の真相を伝えたことを理由に中共当局に不法に3年間拘禁された。彼らはそれぞれ各自の視点と体験をまじえて中共の法輪功学習者に対する生体臓器摘出と残酷な迫害の真相を話した。

 会議の参加者:中共の殺人医の育成を止めるようアメリカの移植医に呼びかける

 キルガー氏とマタス氏は新たに更新された調査報告の中の新しい証拠を重点的に説明した。最初の報告が2006年7月6日に発表されて以来、両氏は世界30あまりの国を訪れ、人々にこの独立調査団の結論を報告し、中共の法輪功学習者に対する生体臓器摘出の罪悪を暴き、同時にそれに関する新しい証拠を集めてきた。2007年1月31日、独立調査団は更新された報告「血なまぐさい臓器摘出:中共の法輪功学習者に対する臓器摘出の調査の更新報告」を発表した。更新報告では以前の18項目から33項目の証拠に増え、最初の報告の中で省の名前が間違って記載された二都市が修正された。キルガー氏は、「われわれの結論と提出した20の実施可能な提案について、中共政府はいまだ何の応答もない。唯一の反応はわれわれが省を間違えて記載した二都市だけだ。しかし、これはわれわれの報告の結論には影響を与えない。法輪功学習者に対する大規模な強制臓器摘出は前からずっと存在し、今も続けられている」と述べた。

 マタス氏は「すでに国連の反拷問委員会などの国際組織に調査報告と証拠を渡した。国連の特別調査員も、中共に対して法輪功学習者の臓器摘出に関する問題について説明するよう要求した。世界中でより多くの人がこのことを知ることで、臓器摘出に関する具体的な調査が実現すると信じている」と話した。

 キルガー氏はまた、「オリンピック精神とは平和と自由と平等に基づいており、北京が来年のオリンピックを開催するにふさわしいか考え直す必要がある。暴力と偽りによって統治を維持する政権は、オリンピック精神に完全にそむいており、中共はオリンピック開催を利用して自らの合法性を人々に認めさせるのが目的だ。1936年、ヒトラー率いるナチス統制下、ベルリンでオリンピックが行われた。しかし、種族差別政策の中で行われたオリンピックは平和推進どころか、かえってナチスの野心とユダヤ人に対する迫害を拡大させ、人類に大きな災いをもたらした」と述べた。

 李祥春さんはステージで、中共に不法に拘禁され、監獄の中で肉体的、精神的迫害を受けた自らの体験を話した。「毎日、法輪功を侮辱する番組を見せられ、洗脳された。思想の報告と後悔書を書かされ、書かなければ殴打された。母は打撃に耐えられず、病状が悪化してこの世を去ったが、亡くなる前に一回も会わせてもらえなかった。拘禁されていた期間、監獄の医師に3回血液検査をされた。私が嫌がると、ベッドに縛られた。なぜ血を抜くのか聞くと、お前は犯罪者だから何も聞くな、と言われた。何千何万もの迫害された法輪功学習者の中で私はとても幸運だ。生きて監獄から出られたのだから」。

 食事休憩の間、フォーラムの開催者はCCFの移植部門で中国大陸とよく合同で仕事をするという医師に会うことができた。キルガー氏とマタス氏は彼に中共が殺人に用いている移植医師の養成を停止するよう呼びかけた。

 民衆の注目

 地元の人権組織や教師や大学の学生も自ら進んでボランティアでチラシを配ったり、広告を貼ったり、会場の手配をした。フォーラムに参加した人の中には病院の主幹や地元の医師、メディア記者や学生などがいた。

 フォーラムの前日と当日、外は肌寒かったが、フォーラムの会場付近では通行人が次々とチラシを受け取り、中共のこの臓器摘出を知ることができた。ある教授は、「これは中国の人権悪化の新たな一ページだ。これを解決するには、世界各国が介入すべきだ」と話した。またある華僑の学生は「今の中国が結局どのような状況なのかを知り、家族が中共の真実の一面を理解するのを助けるためにフォーラムに参加した」と話した。ある中国大陸からの医師はこの真相を聞きに来ただけでなく、自分は中共の毒悪についてはよく知っていて、ウェブサイトですぐに脱党すると話した。さらに多くのアメリカの学生がフォーラムに参加して、調査報告に対してさらに深い理解と信頼が持てたと話した。

 2007年5月10日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/4/24/153400.html
(英語: http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/4/26/84937.html