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CIPFGアジア調査団:グローバル人権聖火リレーを発表 「血に染められたオリンピック」を開催してはならない(写真)

(明慧日本)中国共産党による法輪功学習者への迫害を制止させるために成立した、迫害真相調査連盟(CIPFG)アジア調査団は2007年6月14日午後、台湾、香港、韓国および日本で国際記者会見を行い、「グローバル人権聖火リレー」について発表した。これは、オリンピックの平和精神に反している中国の人権侵害悪化に伴い、人類の平和の象徴であるオリンピックを「血に染められたオリンピック(Bloody Harvest Games)」にすることのないよう国際社会に呼びかけ、人権の灯を世界につないでいくものである。

 CIPFG北米調査団が5月30日にカナダで記者会見を行った後、多くの団体が連名で「人道に反する罪とオリンピックを同時に中国で行ってはならない」との声明を公表、中共はただちに法輪功学習者への迫害を停止し、法輪功学習者を弁護したために拘束されている正義の人や人権弁護士への迫害を停止し、国際社会および調査団の現地入りを認め、制限なく調査できるよう要求した。そして、それに応じなければ、オリンピックボイコット運動を行うと示した。

「グローバル人権聖火リレー」について発表するCIPFGアジア調査団

 アジア調査団の頼清徳団長は、今回の人権聖火リレーを世界中に知らせ、法輪功学習者の人権擁護を呼びかけることで、より多くの人が関心を寄せ、人権聖火リレーに参加することを希望する、と話した。また、中共は2008年のオリンピック主催権を獲得するため、国際オリンピック委員会に対し、人権を改善することを承諾したが、国連やアムネスティ・インターナショナルの調査によると、かえって人権状況は悪化していると述べ、法輪功学習者やカトリック教徒、チベットおよび新疆ウイグル自治区の人々を拘禁し、何の法的手続きもなく迫害され、死刑にされている実例を挙げた。

 また、アジア調査団・日本のメンバーは同日、東京・港区で記者会見を行い、中国が人権侵害を犯しながら、世界平和を標榜する五輪の主催者としては認められないと指摘し、北京五輪開催までちょうど1年の今年8月8日までに法輪功への迫害を中止しなければ、北京五輪ボイコット運動を展開するとし、その一環として企画されている「グローバル人権聖火リレー」について発表した。

 同調査団は今月初め、中国の胡錦涛・国家主席と温家宝首相に、北京五輪開催まであと残すところ1年になる8月8日までに書簡で迫害停止を求め、それに応じなければ、五輪ボイコット運動を展開すると宣言した。同書簡は、国際オリンピック委員会、駐北米・欧州・アジアおよび豪州の中国大使館にも送付された。

東京都内で記者会見を開くアジア調査団・日本のメンバー

会見でカナダ独立調査団とCIPFGの共同声明を読み上げる日本の人権研究家・安東幹さん

 安東さんは、中国では思想・宗教の弾圧が多く行われ、それらの迫害も深刻さを増している状況を指摘し、「これらの弾圧をやめさせるためにも、法輪功の迫害を止めさせなければならない」と強調した。

チャーターガーデンで記者会見を行うアジア調査団・香港のメンバー

ソウルで記者会見を行うアジア調査団・韓国のメンバー

1998年ソウルオリンピックの銀メダリスト・黄暁敏さん「中共が法輪功学習者の臓器を収奪していると知り、憤りを感じています」

グローバル人権聖火リレー」について発表するアジア調査団・マレーシアのメンバー

 アジア調査団の頼清徳団長は、「グローバル人権聖火リレー」については、欧州をスタートし、五大陸を巡り、香港をゴールにする予定。今後、CIPFGのサイト(WWW.cipfg.org)をはじめ、詳細が決まり次第発表するとした。

 2007年6月19日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/6/15/156942.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/6/16/86826.html