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劉家玲さんに対する天津市静海県の迫害

(明慧日本)劉家玲さん(30歳すぎ、女性)は、天津市静海県の法輪功学習者である。真相資料を配ったため、かつて2001年と2005年に2回不法に労働教養所に送られ、大港区板橋の労教所に監禁されていた。

 奴隷のように強制労働で酷使され、眠らせないなどの迫害を受けたが、彼女は大法を堅持して、「転向」を拒否した。1回目の迫害は監禁期限を1年間延長され、3年半もの間拘禁された。その期間中に県司法局で働く夫は、自分の「政治前途」が影響されるのを恐れたため、彼女と離婚した。2回目は1年6カ月間不法に拘禁され、監禁期限を52日間延長された。

 1回目に釈放された後に、元の勤め先である静海県市衛生環境局と現地の610オフィス、国家保安分遣隊、政治法律委員会などの部門は、彼女に早く出勤させるように手配した。目的は出勤させるという方式で彼女を監視するためだった。甚だしきに至っては祝日と休日でもほとんど休ませなかった。更にひどいことに、2005年中共の両会(注1)の会期中に、同じ職場の人を2人派遣して、もっぱら晩に劉さんの家を監視させた。

  2回目釈放された後に、元の勤め先と現地の610オフィス、国家保安分遣隊、政治法律委員会、派出所などの部門は、結託して劉さんの兄の家まで行き、勤め先の副局長・羅家成は、劉さんに対して文革式の「批判闘争」を行い、侮りののしった。彼は、会社側は元々劉さんをクビにしようとしたが、劉さんのために取りなした人がいたため、はじめて劉さんを出勤させることを許したという。しかし、必ず2人がかりで劉さんを監視しなければならないし、その上給料を出さず、ただ生活費だけを与え、数カ月間の「試練」を経て更に検討すると言い、劉さんに「法輪功のことに参与しない」ことを保証させようとした。劉さんはずっと慈悲深く優しく接し、心の中で正念を発して、いかなる保証書も書かなかった。法輪功学習者は最も正しい事をやっていて、自分の生命の安全を顧みず、自分の生活を切り詰めて節約したお金で彼らを含め世間の人々を救っているのに、どうして何かを保証することができるのか? 彼らは更に劉さんに数日間の猶予をやるから保証書を出してから初めて出勤させると言った。

 静海県市衛生環境局、610オフィス、国家保安分遣隊、政治法律委員会などの部門の手法は、完全に憲法に違反している。人身の自由がなく、人権と個人の財産の保障がなくては、それは何の「仕事」と呼ぶのか? それはただ労働教養所での迫害の延長である。

 劉さんは仕方なく2007年3月初めに郷里を離れて、他で仕事を探して生計の道を立てるしかなかった。中共はそれを知って、また至る所を捜査して、何度も劉さんの家族の私生活を脅し、劉さんの兄、兄嫁、年を取った母に、心理的な圧力を大きく加えた。

 注1:両会は中国全国人民代表大会と政治協商会議のこと

 2007年6月21日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/6/19/157186.html