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法輪功への迫害を非難、五輪人権聖火は18日にベルリンに到着

(明慧日本)中央社8月15日の報道によると、「法輪功迫害真相連盟調査団」が発起した、五輪人権聖火のリレーは18日、ドイツのベルリンに到着するという。この活動は世界の人々に、中国で法輪功学習者が受けた迫害と中共当局が生きた学習者から臓器を摘出・売買する事件に注目するよう呼びかけるためのものである。聖火リレーは今後1年にわたって、全世界を巡回する予定である。

 18日に聖火リレーの走者としてベルリン市内を走る旧東ドイツの有名な短距離選手・ガイベル氏は、人権聖火リレーは中国人のためにあるもので、中国の人権が、オリンピックの前に改善されるよう呼びかけることを目的としている、と述べた。氏はさらに、旧東ドイツの独裁政治の経験者である¥ドイツのメルケル首相が今月訪中の際、中国の人権問題を取り上げるべきだと述べた。

 ガイベル氏はかつて、女子400メートルリレーの世界記録保持者であった。当時、多くの旧東ドイツの選手と同じように、知らされないままにドーピングを繰り返してきた。現在、作家として活躍しているガイベル氏は数年前、ドイツの世界記録保持者リストから自分の名前を削除するよう、ドイツ陸上競技連盟に申し出て、周囲を驚かせた。

 今回の活動を応援しているドイツの人権団体「国際人権協会」の主席・ハフン氏は記者会見で、国際オリンピック協会の当時の期待は完全に裏切られたと言い切った。中共は報道の自由や、チベット問題、法輪功問題において当時の約束を守らず、明らかにオリンピックの精神に抵触していると述べた。

 全世界の300人以上の国会議員、記者と弁護士などで構成された、法輪功迫害真相連盟調査団と、法輪功学習者は、北京五輪まであとちょうど1年という8月9日に、オリンピックの発祥の地であるギリシャのアテネで人権聖火の点火式を行なった。聖火は中国の人権問題に目を向けるよう国際社会に呼びかけることを目的に、今後、1年をかけて全世界の五大陸の30数カ国を通過する予定である。

 聖火は点火されてからまずドイツに向かう。18日に1936年にナチスドイツ統治下でベルリンオリンピックが行われたスタジアムから出発し、繁華街にあるヴィルヘルム皇帝記念教会堂前の広場に到着し、25日にミュンヘンのオリンピックスタジアムから市庁のマリアン広場にリレーされる予定である。

 五輪人権聖火はドイツに続き、チェコ、ルーマニア、フランス、ベルギー、イギリスなどヨーロッパ各国の首都を通過し、北アメリカへ向かって進んでいく。

 2007年8月17日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/8/16/160958.html