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法輪功学習者・王剛さんは、片足切断の迫害を受けた

(明慧日本)保定刑務所で2年以上にわたり迫害されて身体障害者になった法輪功学習者・王剛さんの家族は、2007年8月6日午前9時、唐山冀東刑務所四支隊を訪ね、王さんとようやく対面ができた。王さんの右足は股下から切断され、腹部からわずか10センチほどの部分しか残っていない。冀東刑務所の警察によると、王さんは入所したときの健診で、左腿が脈管炎に罹っていたとし、本人は未だにそのことについて、分かっていないという。

 王さんが保定河北省第一刑務所で迫害され、身体障害者になったことに対して、刑務所側はこれまでに隔離監禁を行い2年にわたり情報を封鎖し、家族には一切詳細を明かさなかった。王さんの妻は片足を切断された夫を見た突端に泣き崩れた。家族との面会時、王さんの周辺を3人の警察が監視していた。

 中国北部にいるごく普通の農民・王剛さんは、法輪大法の教え「真・善・忍」に従い良い人になろうとしただけで、10年の重刑に処され、2003年より現在まですでに5年間不法監禁された。元々健康で力強い壮年が片足の身体障害者になるまで迫害された。

 2005年5月19日、王さんは独房に運ばれ、刑務所所長の高英が直接に迫害を行った。王さんは3本の鉄の棒が嵌っている板ベッドに縛られて、両手は手錠でベッドに固定された。ベッドの下には2本の鉄の鎖が置いてあり、腰の部分には太いベルトが付いていた。監禁された10日間はしゃべることは禁止され、わずかな水しか与えられなかった。5月27日朝方4時ころ、范建立と冉林(獄政科の責任者)は独房に寄った。范は「誰が布団を敷くのを許した」と問いかけ、同時に王さんが切断される前の足を目がけて、強く踏み潰し、布団を強引に引っ張り出し外へ放り出した。戻ってきた范は再び王さんの足を強く踏み潰した。

 さらに、王さんに監視室に行かせた。王さんは足が痛くて歩けないと返事したため、范は他の者を指図し、監視室の外まで王さんを引きずり出し、王さんに室内へ這って入らせた。王さんが中に這って入った突端に、范がまたも王さんの足目がけて力いっぱい踏み潰した。王さんはこのように室内への出入りを3回繰り返えさせられた。その都度王さんの足は范に踏み潰されたという。王さんはその後、他の警察に事の経緯を話した。5月28日、病院の検査で、王さんの腿の部分の骨、筋肉、血管がすでに壊死したという結果が出た。刑務所所長・高英は家族に知らせる依頼を拒否し、王さんの下肢切断手術を強行し、王さんを解放もしないし、家族との面会も許さなかった。

 少し前に、家族は2度にわたり面会が断られた状況下で、保定刑務所は国際からの圧力を受けて、責任を逃れ、悪党警察の犯罪および迫害事実を隠蔽するために、王さんを唐山冀東刑務所へ移送した。

 2007年8月19日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/8/13/160758.html