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台湾:行政院大陸委員会は抗議文の受け取りを拒否した香港政府を指弾


 文/台湾法輪功学習者

(明慧日本)香港返還十周年を前にして、たくさんの有効なビザを所持していた台湾の法輪功学習者が、香港に入国をすることを拒否され、一部の法輪功学習者が暴力を受けたことに対して、行政院大陸委員会は香港機構に対して抗議書を手渡した。しかし香港側は、抗議書を受け取らなかった。行政院大陸委員会は2007年8月15日、香港側の反応は台湾と香港との関係に悪影響をもたらすだけでなく、香港の人権に疑問を持たせることになるとした。

 行政院大陸委員会は声明文の中で、香港返還十周年を機に、500人の香港ビザを所持していた台湾の市民が、いかなる理由もない状況下で入国を拒否され、しかも一部は外部との連絡を禁じられ、しかも暴力を受けて強制送還された者もいたと指摘した。強制送還された法輪功学習者は、老若男女を含め、これまで香港の社会治安を侵害したことがなかった。しかし、香港政府が法輪功学習者を犯罪者と同等に扱ったことは、国際社会から非難されている。香港政府が抗議文を受け取らなかったことは、きわめて遺憾である。

 500人の法輪功学習者は、すべて台湾で修煉し、入国を拒否されたうえ、暴力的な扱いを受け、中には毛布でくるまれて縛られ、直接飛行機までタンカーで運ばれた人もいた。今回の事件は、香港史上最大規模の強制送還となった。アメリカの人権組織は8月2日、ただちに強制送還について公証会を行った。台湾の人権弁護士・朱婉琪氏および2人のメディア記者は、今回の事件は中共高官・曽慶紅らのスパイによって行われたものだと指摘している。

 2007年8月24日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/8/17/161023.html