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楊宇新さんの遺体が火葬され、妻の甄海燕さんは拘禁された

(明慧日本)内モンゴル莫旗の警察は甄海燕さんを不法に連行した後、家族には通知せずに、いかなる法律手続きもない状況下で、不法に甄さんの夫・楊宇新さんの遺体を火葬し、痕跡をなくした後に犯罪証拠を処分した。最近、妻の甄海燕さんを図牧吉労働教養所に拘禁して迫害している。

 2007年5月31日夜8時前後、鄂倫春旗大楊樹街派出所の徳能山所長は、莫力達瓦旗「610弁公室」の主任・張世斌を連れ、劉福清、敖力強、王宝娟らと共に、1カ月前に結婚した楊さん、甄さん夫婦を不法に逮捕した。張世斌は、銃を楊宇新の頭部に押し付け、4、5人で楊さんを車に押し込み、その後、不法に家財を没収し、楊さんと甄さんを莫力達瓦旗留置場に拘禁した。

 8月27日、楊さんは迫害されて死亡した。楊さんは迫害されていた期間中、「過水橋」という拷問を受け、(桶の冷たい水を頭から足にかける)、感覚がなくなるまで水をかけられた。莫力達瓦旗「610弁公室」の指導者・張宇新は、他の受刑者に指図して、爪楊枝を楊さんの足指の間に挿させた。それは、悲惨で見ていられないほどであった。莫力達瓦旗「610弁公室」の張世斌も、また受刑者に指図して、楊さんの腕が黒紫になるほど殴らせた。楊さんは当時半袖を着ていたが、張世斌は彼の邪悪な手段が暴露されることを恐れて、楊さんに長袖を着せ、犯罪事実を隠そうとした。迫害される前にはとても健康だった楊さんは、身長185cm、体重はおよそ90kgだった。迫害されてから、遺体の体重は40kgしかなく、首には黒い痕跡があって、口は開いたままだった。

 楊さんの死後まもなくして、楊さんの妻・甄さんは9月10日、また「610弁公室」に不法に連行された。連行されたとき、警官は、「提訴したいんだろう? 提訴するなら、おまえを逮捕する」と言った。

 甄さんは、夫を失って半月も経たないうちに逮捕され、訴えることもできず、心身ともに極限まで傷つけられ、深刻な病状が出始めた。最初は莫旗の警官・張世斌に、莫旗刑務所に拘禁されたが、今は図牧吉労働教養所で迫害されている。莫旗の警官の目的は明らかだ。甄さんが提訴することを恐れ、自分たちの罪が暴露されることを恐れ、罪の責任を逃れるために人質を移送したのである。

 夫の冤罪が晴らせず、自身が拘禁され、本当に珍しい冤罪である! このように、中共による史上最も邪悪な罪悪が発生している。これはいわゆる、「調和社会」、「人権を獲得」する最も素晴らしい時期であろうか。我々は国際社会に、救援の手を差し伸べ、正義と良知をもって迫害を制止し、甄さんを助けるよう呼びかける。

 2007年9月26日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/9/25/163315.html