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月の満ち欠けは8年を数え 私の子供たちは無事なのか(写真)

(明慧日本)空がぼんやり明るくなると、黒龍江省嫩江県栄軍農場に住んでいる王忠さん夫婦は一日の労作を始め、耕作と牛飼いでとても骨が折れる。

 1999年、中共による法輪功への迫害が開始されて以降、王さん一家は安穏な暮らしを奪われてしまった。長男の王洪斌さんは2000年から中共の役人らに3回もわたって労働教養所に入れられ、2002年から現在まで行方不明になっている。妻の劉俊鷺さんは2001年に大連公安に連行され、不法に12年の判決を言い渡された。片手の腕が悪人の殴打によってすでに折れて不自由になった。次男の王洪峰さんはすでに6年にわたって冤罪を負わされ、現在も瀋陽市第二監獄で不法に監禁されている。中共はこうして迫害をしているのは、彼らが「真善忍」という信念を放棄しないためである。

1998年中秋節、長男の王洪斌さんは妻を連れて故郷でささやかな結婚式を挙げた。今に至ってすでに9年が過ぎ去ったが、思いのほかそれは一家の最初で最後の団欒となった

次男の王洪峰さんは法輪功を修煉した後、質朴で誠実になり、より親孝行になった

 王さん一家は皆、法輪功修煉者であり、当地の有名な良家である。家族全員は相次いで修煉し始めて心身ともに健康になり、「真善忍」に従って自らを律し、よい人を目指している。1998年中秋節、長男・王洪斌さんは妻の劉俊鷺さんを連れて大連から里帰りし、故郷でささやかな結婚式を挙げた。妻の劉さんは、大連出身であり、綺麗で気立てがよく、同じく「真善忍」を信念としている。王さん一家は法輪大法の素晴らしさを感じ、家庭環境は融和であり、和やかであった。王さん一家の変化を見て、周りの20人余りの村人が法輪功を修煉し始めた。村内や隣近所に村人は打ち解け、和やかな雰囲気が溢れていた。

 1999年7.20、中共のリーダー江沢民は法輪功への迫害運動を起こした。2000年春、王洪斌さんと妻は一緒に、法輪功への迫害は間違っていると陳情するために上京したが、どこにも訴える所はなかった。余儀なく二人は天安門で煉功することをもって心の声を表した。結局、その場ですぐ逮捕され、パトカーに詰め込まれた。王さんは強制的に大連に送られ、不法に一年の労働教養を言い渡された。妻の劉さんは大連に戻らされた後、釈放されたが、警察は「釈放費」といった名目で彼女の家族から不法に3000元(約5万円相当)を巻き上げた。2000年3月、次男の王洪峰さんは自宅の庭で煉功したため、当地の警察に連行され、洗脳クラスに送られた。王さんも法輪功を放棄せず、嫩江県九三局拘留所に送られて迫害を受けた。王さんは断食をもって抗議したため、5日間後釈放された。

 2001年春、労働教養所から出たばかりの王洪斌さんは大連から故郷に帰り、両親と会おうとしたが、駅で荷物検査を受けた時、法輪功の真相資料が見つかったため、再び連行された。黒龍江省の嫩江県九三拘留所に監禁された時、王さんは悪人らにゴム棒でめった打ちにされ、全身が傷だらけになり、内臓までも損傷を受けた。2001年4月、王さんはまたハルピン長林子労働教養所に送られた。

 長林子労教所所長・石昌敬は手下に指示し、法輪功学習者に対して拷問、洗脳を行っている。王洪斌さんは「小号」に閉じ込められた。「小号」というのは、中共が法輪功学習者を単独に閉じ込め、迫害するのに設けた場所である。高さは1.5m足らず、幅約0.8m、長さ1.3mである。一年中、日が当たらず、陰気で冷たくて湿っぽい。王さんは迫害により、体は疥癬だらけになった。悪らつな警官は彼を鉄の門に吊り上げ、彼を苦しめた。彼は断食で非人道的な迫害に抗議したため、やっと2001年7月に釈放された。

 情報によると、 王さんは間もなく法輪功真相を伝えたため、再び逮捕された。2002年7月、長林子労働教養所所長・石昌敬は偽の証拠をかき集め、王さんともう二人の法輪功学習者・任国志さんと李力壮さんに、3年の判決を言い渡した。その後2002年10月、王さんが大連姚家拘留所の「6-13室」に監禁されていたとの目撃情報があった。それ以来、もう5年の歳月が過ぎ去ったが、王さん派行方不明になってしまった。

 2001年8月、王さんの妻・劉さんは王洪峰さんとほかの法輪功学習者と一緒に交流会を開いた時、大連で連行された。王洪峰さんは9年の判決を不法に言い渡され、瀋陽第二監獄の「内創−監区」に強制的に洗脳され、今も迫害を受け続けている。劉さんは12年の不法な判決を言い渡され、遼寧省女子監獄の8大隊に監禁され、片手の腕が暴力による洗脳を受けた時、ひどく殴られて不自由になった。

 老夫婦は子供たちのことを偲んでいるのに、刑務所は家族との面会を許さない。1998年の長男の結婚式から、王さん一家は一度も団欒の中秋節(「中秋節」とは、陰暦の月15日であり、豊作と家族円満を祝う中国の節句)を過ごしたことはない。彼らは行方不明になった長男の王洪斌さんと妻の劉さん、次男の王洪峰さんが早く家に戻ることを待っており、同時に「真善忍」を信じている良い人たちがこうした苦痛に遭わないように願っており、さらにより多くの善良な人々が真相を理解し、力を合わせて一日も早くこの残酷な迫害を終わらせるように期待している。

 2007年9月27日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/19/162954.html