日本明慧
■印刷版   

『佛性』を学び、衆生を救い済度することを再び悟る


 文/中国大陸の大法弟子

(明慧日本)法の学習を通して悟ったのですが、世の人々が救われるには二通りの基準があります。一つは大法を認めることで、一つは邪党を脱退することです。

 世の人々を本当に救うために、やらなければならないことがたくさんあります。正念を発するようにと師父が要求されておられますが、それは他の空間の邪悪を取り除くためで、法を正す進展に従って、広範的に取り除くことから、黒い手や卑しい鬼、三界内の乱神、共産邪霊を目標に定めて取り除くまでやってきました。それらの邪悪生命と要素はそれぞれ違いますが、皆法を正すことを阻み、衆生を毒害するように働いたのです。これらを根絶するのは衆生が救われる前提条件で、解決したのは他の空間の要素なのです。

 他の空間の邪悪と各種の要素が全部根絶されると、今度は世の人々が救われるのを阻んでいるのは観念と業力なのです。

 師父は『転法輪(巻2)』の「佛性」の中で次のように説かれました。「業力は真善忍の基準を持っていません。業力が形成されたときの基準で物事を量る時・・・」、「その業力は何年前のどのような状態の下、どのような道徳の規準に基づいて形成されたのかによって、その基準で物事を量るのです。もしこのようなものが多く形成されたら、人の一生はこのものに左右されるのです。形成された観念が判断した良し悪しの通りに認識してしまいます。こうするべきだと思ってしまいますが、本当の自分はなくなりました。本当の自分は形成された善良ではない後天的な観念に取り囲まれ、覆われています。自分の本当の良し悪しを量る基準はなくなるのです」。

 7.20以降、中共の下劣な誹謗中傷により、世の人々は大法と大法弟子を敵視するようになり、残酷な迫害の中で、自分の利益に関わりがあったため、大法弟子に恨みを抱き、真相を伝えても聞こうとしないのです。これは正にこの環境と背景の下で形成された観念と基準です。またこの観念と基準に基づいての考えや波の流れに身を任せる行為により、多大な業力を作ってしまったのです。今、たくさんの人は、程度は違いますが、真相が分かるようになったとは言え、迫害がまだ続いている以上、人々のよくない観念はまだ存在していて、大多数の人はやはり根本的に考えを変えていません。だから、まだ本当に救われていないのです。

 世間で邪悪の首魁を取り除き、迫害を終わらせ、あらゆる虚言を暴きだし、全体的な情勢を変えると、人々のここ何年かで形成されたよくない観念をすっかり変えられるのです。だから、直ちに迫害を終わらせることは大法弟子にとって、できるだけ早く成し遂げなければなりません。

 しかし、この一歩を成し遂げたからと言って、まだ世の人々が救われたとは言えません。つまり、それはただ迫害の環境を取り除いただけで、世の人々はまだ完全に大法を認めたというわけではありません。今の中国人は何十年にわたってって邪悪な党文化を注ぎ込まれ、すでに進化論をすっかり信じ込み、猿を自分の祖先と見なし、全く神を信じないのです。また、この変異した文化により変異した思想を形成し、輪廻転生や善悪の報いを信じることなく、道徳も非常に堕落しているのです。だから、彼らを救うためには、党文化を解体しなければならず、人々の思想や、生命と人生に対する認識を、神の決めた人間としてあるべき基準に戻さなければなりません。そのようにしてはじめて、彼らが本当に大法を認めるようになり、それにより救われるのです。

 師父は何度もおっしゃいましたが、現在の世の人々は皆相当な身分を持っており、皆違う天体大窮の衆生の代表として法を正す中で大法に同化し、救い済度されるために降りてきたのです。それらの生命の主元神は皆世間にいますが、後天で形成されたすべてが彼らの本質ではありません。だから、人類を破壊するミクロな物質を取り除き、後天で形成された観念を変えさせ、根本的に大法を認めるようにして初めて、本当に彼らを救うことができるのです。

 個人の見解ですが、不当なところがありましたら、ご叱正をお願いします。

 2007年9月30日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/9/27/163271.html