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中共は患者を募集して臓器移植を急ぎ、証拠を隠滅

(明慧日本)(明慧記者・王英さんまとめて報道)中共は、今年の5月1日に「人体臓器移植に関する条例」を発布した。この条例から見る限りでは、表向き臓器売買は禁止されている。しかし、水面下では相変わらず法輪功修煉者に対する臓器狩りは続けられている。最近、中国本土から人体臓器移植主任医師が台湾を訪れ、患者を募集する手口がばれて、台湾で臓器移植希望者を集めていることが明らかになった。台湾の立法委員の田秋菫さんは「生体臓器狩りの事件が暴露されてから、中共は、法輪功修煉者の家族が、死体を受け取ることを拒否し、死体を焼き払って証拠を隠滅している」と述べた。

 中国本土の医師が台湾を訪れ、肝臓移植希望の患者を募集

 フリータイムズ(自由タイムズ)が10月24日に報道した内容によれば、台湾人が、こっそり中国本土に行って、肝臓を移植していることがブームになっているという。失敗している患者もしばしばあるにもかかわらず、中国大陸の医師らは、また台湾へやってきて肝臓移植を宣伝している。今年の3月、天津市第一中心医院の、臓器移植センターのセンター長・朱志軍が台湾にやってきて、宿泊先のホテル(台北福華飯店の大ホール)で、これから中国本土へ手術に行く人たちを集めて、カルテで手術前の診断を行った。夕食の時、台北某医学センターの台湾人の内科・外科医師が同席していた。

 東森新聞の報道でも、台湾の陸委会(大陸委員会)から、「中国大陸では、ますます非難される国際社会の圧力のもとで、中共は今年の5月1日に『人体臓器移植に関する条例』を発布して、法律上では臓器売買を禁止すると公布した。しかし、台湾人は騙されてはいけないことは、中共は法律上では禁止する形式を取ったが、臓器売買は、水面下では非常に盛んに行われており、ドナーの提供者は曖昧である。数多くの報道と調査によれば、ドナーは法輪功修煉者から奪い取った生体臓器狩り事件と絡んでいる。この事件は、道徳と人権問題とも関わりがあり、重大な問題なので慎重に対処しなければならない」と述べた。

 フリータイムズの報道によれば、天津市第一中心医院の臓器移植センター(別名は東方臓器移植センター)は、アジア最大の肝臓移植センターだという。1年になんと600〜700例の肝臓移植を実施しているという。しかし、法輪功真相調査団の調査によれば、当移植センターは、監禁されている沢山の法輪功修煉者の生体臓器狩り事件とかかわりがあり、法輪功修煉者から生体臓器狩りをおこなっていると、国際社会の非難を受けているという。

 台湾で患者を募集しているのは天津の医師だけではない

 フリータイムズの報道によれば、嘉義の泌尿器科医師の黄士維さんの話では、広東省広州市経済技術開発区医院の、臓器移植血液浄化科の主任医師・林民専は最近毎年台湾に来て、腎臓を移植する患者を募集しているという。

 中国大陸の移植医師の台湾訪問を全面禁止

 フリータイムズの報道によれば、中国本土から学術交流の名義で台湾を訪れている移植医師らは、本当の目的は台湾で移植患者を募集するためである。大陸の移植医師が台湾で客を引く行為を防止するために、台湾行政院の大陸委員会は、29日に、中国大陸で移植環境が改善されるまで、中国大陸の移植医師らの台湾訪問を全面禁止する(本当の学術交流の人は別扱いをする)と公布した。

 中国の臓器(ドナー)は、法輪功修煉者からの生体臓器狩りの可能性が高い

 アメリカ人権法律協会アジア支部の執行長の朱婉琪さんは「調査によると、中国の刑務所で監禁されている大勢の人達は、罪が軽くても、監禁されたら直ちに血液を検査され、一人一人に番号を付けられている。目的はドナーとしてデータベースに登録され、臓器移植が必要な患者が現れたら、データベースから探し出し、名前と身分を入れ変え(偽造されて)、処刑されて直ちにドナーになる」と指摘する。

 もっと、前代未聞の恐怖は、カナダの独立調査員の報告書によると「中共は2000年から2005年の間、毎年平均して1600人以上の死刑囚を処刑している。しかし、同じ時期に臓器移植のために、41500人のドナーを提供している」。 これをどう説明するのか? 法輪功修煉者からの生体臓器狩りをやっている可能性がとても高い。

 立法委員の田秋菫さんは、数年前、中共に殺された法輪功修煉者の写真を見せた。写真に写っている修煉者は、殺害される前に胸のところが大きく開かれ、臓器が摘出された痕がはっきりと見られる。朱さんが、「法輪功修煉者に対する生体臓器狩り事件が、国際社会に暴露されてから、法輪功修煉者の家族は、死体を見ることもできない、病院か、刑務所が直接焼き払っている」と指摘する。

 「第二次世界戦争の時、当初、ナチスがユダヤ人を集団虐殺している情報が世の中に出たが、だれもが信じようとしなかった。今日、中共が何の罪もない法輪功修煉者に対して、生体臓器狩りを実施している。このような反人類の悲劇が二度と起こらないように、一刻も早く中共の犯罪を阻止するように、台湾を含めた良知ある世界中の人々に呼びかけます」と朱さんは述べた。

 2007年11月6日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2007/10/30/165589.html