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巴樹群さんは拷問により足が折れ、妻は面会を許されず病気で倒れた

(明慧日本)数日以来、海外のメディアは、山東省の法輪功修煉者・巴樹群さんが中共当局に秘密に強制連行された後、生死不明となった事件について報道した。そのような中、10月29日に巴さんの妻の姜麗さんは突然、斎魯医院に入院した。

迫害前の巴さん

 10月25日、済南市洛口天橋派出所の警官は姜さんに対して、夫の(当初の)逮捕状にサインするように求めた。一年間も面会できず、怪我をしている夫に会うため、彼女は仕方なくサインをした。

 しかし、翌日派出所に行くと、巴さんはそこにはおらず、実際は9月18日に新康刑務所に移送されていたことが分かった。

 刑務所病院は姜さんに対して9000元(約10万円)のいわゆる「医療費」を払うよう求め、さらに巴さんは「重病」であると言われたが、病状については一切教えてくれず、面会も許可されなかった。

 姜さんは自分が夫のことを心配して、食事も睡眠も取れず、精神的ストレスをかなり感じていることを訴えてくれた。また、夫が逮捕され、刑務所病院に収容されているにもかかわらず、面会できないことにも焦りを隠せなかった。前日に病院で検査を受けたところ、血圧が210にまで達し、医者から入院して治療を受けるように言われたという。

 この案件に詳しい人によると、警察当局は巴さんの妻に対して監視と尾行を途絶えることなく続け、姜さんは他の法輪功修煉者の家族と同様にたくさんの迫害を受けている。巴さんの件が海外のメディアで暴露されている中、姜さんに対する監視もエスカレートしてきた。今回の入院、は警察が監視をさらに強化するための一環ではないかとの見解すらある。

 また、済南警察が巴さんを逮捕したときには、いかなる法的な手続きも通知もなかった。9月12日、巴さんは消息を絶ったが、10月15日になってやっと、警察に強制連行されたことが分かった。10月25に姜さんが在職する会社から、夫が済南市洛口天橋派出所に収容されたことを聞いたが、この時すでに巴さんが消息を絶ってから43日も過ぎていた。もちろん、実際のところ巴さんはすでに新康刑務所に移送されており、しかも移送前に拷問によって足が折れていた。拷問の詳細は不詳ながらも、想像を超えるものであろう。

 2007年11月11日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/11/2/165791.html