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中共「第17回全国人民代表大会」についての思考


 文/中国大陸大法弟子

(明慧日本)一部の同修は複雑な気持ちで「胡(錦濤)温(家宝)」のことを見ています。それから、たくさんの同修はインターネットを利用することや、新唐人テレビを見ること、希望の声ラジオ放送を聴くことができるので、大法弟子と関係があると思う時事に関心を寄せて、常人社会のことを気にかけるようになりました。更に、大法弟子の経営しているマスコミでの評論や方向誘導を大法の情勢変化の方向と見なしているようです。皆が集まった時、この面の記事についての交流や評論をするようになり、知らず知らずの内に人心が表れてきて、常人社会への未煉がましさも出てきました。

 今、邪党の公安部の部長・周××が告訴され、また送検されたという同修がいますが、このことから政局の変化、大法への名誉回復や邪悪への処罰の可能性、情勢の変化などの話題を引き出しました。また、安徽省のあの正義ある人士の公開状とインタビューに感慨深く、中共高層の参与と支持を得ていると思い、知らず知らずのうちに現実という枠に陥り、常人の理論と思想範疇を抜け出せなくなりました。

 師父は「『佛法』はこの上なく奥深いものであり、世のあらゆる学説中、最も玄妙かつ超常的な科学です。この領域を切り開くには、常人の認識を根底から変えなければなりません。さもなければ、宇宙の真相は人類にとって永遠に神話のままであり、常人は己の愚かな所見に限定された枠の中で永遠に這いまわるしかありません」とおっしゃいました。(『転法輪』)

 大法弟子が常人社会に下りてきた目的はとてもはっきりしているのです。それは修煉と、師を助けて法を正すこと、衆生を救い済度することを第一義とすべきであり、常人社会から抜け出そうとするのです。常人社会の情勢変化は天象がもたらしたもので、それは法を正すことと大法弟子が衆生を救い済度することに協力するために現れたのです。今日の人類社会では大法弟子こそ主役であり、大法弟子は大法によって衆生を救い済度するという偉大な使命を賦与された生命なのです。

 だから、如何なることでも我々は大法の立場に立って判断し、考えるべきであり、別に人類社会の損得や利害関係から判断するわけではありません。大法弟子は常人社会で修煉し、常人社会の状態を真・善・忍に符合する方向に転化するように導くことができます。しかし、真・善・忍は法であり、常人社会の要求と需要に満足するために妥協したりしてはいけません。

 人類社会のすべては大法によって作り上げられたのです。大法に必要があるから、異なる情勢変化が現れてくるのであり、それらは大法のために形成し、存在するのです。

 大法弟子の作ったマスコミは真相を伝え、衆生を救い済度するために常人の思想と倫理標準に符合した媒介と窓口であり、別に常人の状態に符合するために大法弟子が思想と基準を下げて、常人社会に浸って、常人とともに喜んだり恨んだりするというわけではありません。

 我々の行ったすべては常人社会の損得を根本的な目的としてはいけません。大法弟子に誓約と使命があり、修煉からの要求と衆生を救い済度する責任があり、大法を守り、邪悪な生命の要素が大法への妨害、それから世の人々と大法弟子への迫害を清掃する要求があるのです。このすべては常人社会に合せて現れた情勢と変化ではなく、常人社会の情勢と変化は大法と大法弟子の需要と成就に合わせて現れてきたのです。

 それに、我々は意識的にそれらの人権擁護活動家や民主運動活動家、邪党に反対する人士と一体を形成する必要はありません。それは大法の機縁と按排で我々が一体になることを促成されたのであり、それも大法の需要と彼らを救い済度することの需要であり、彼らの使命と造化でもあります。

 我々は、身は俗世間にあるとはいえ、心はこの世になく、人間社会のいかなる情勢変化も大法弟子の信念と衆生を救い済度する決心を動揺させることができません。

 ある同修は「邪悪な公安部長が告訴されたし、邪悪の力はもう足りなくなった」と言いました。実は我々大法弟子ははっきりと分かっているのですが、つまり、大法は必ず成功し、邪悪は必ず壊滅される、これは必然的なことなのです。

 しかし、我々は常人社会のこれらの変化に人心を動かしてはいけません。我々はなぜこの世に降りてきたのか、何を行いにきたのかということをはっきりわかっているはずです。我々はあんなに残酷な迫害を乗り越えてきたのです。人間社会で、もし大法弟子にとって有利な情勢変化が現れるとしたら、我々はもっと自分の使命をはっきりと認識しなければなりません。我々は別に迫害が終わってから、常人社会に戻り、常人社会の発展に力を入れるのではなく、我々は自分の使命を完成してから、自分の戻るべきところに戻り、常人社会を離脱しようとするのです。

 今の段階、特に邪党の第17回全人大の前に、邪悪が非常にはびこっていて、大法弟子の修煉と衆生を救い済度することに厳重に影響しました。更に一部の地区ではその破壊力がとても大きく、もともと労働教養所で不法に拘禁された大法弟子はとても少なかったのですが、今はまた満員になってしまいました。

 邪悪の生命と要素が急激に減少し、法を正し終える日がますます近づき、衆生を救い済度することがとても緊迫した状況の下で、我々は常人の理と枠から根本的に抜け出し、根強く植え付けられている常人の理論と観念を変え、法に同化し、本当に大法弟子の三つのことを行わなければなりません。

 以上、個人の見解ですが、不適当なところがありましたら、慈悲なるご指摘をお願いします。

 2007年11月14日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/11/6/166072.html