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山東省:キ挺松さんが莱蕪留置場に迫害され死亡したことについての詳細


 文/山東省法輪功学習者

(明慧日本)山東省莱蕪市の法輪功修煉者・キ挺松さん(67歳男性)は、わずか20日余りで莱蕪留置場に迫害され死亡した。キ挺松さんが昏睡状態の時に出した大便に血が混じっていたということは、迫害で内傷を負ったことの証拠である。

 キ挺松さんは山東省新汶鉱務局鄂庄石炭工場を退職した教員である。10月15日、キ挺松さんが莱蕪市高庄鎮溝里村で真相を伝えていた時、高庄公安出張所の警察に連行され、強制的に莱蕪留置場に監禁された。

 鄂庄石炭工場警備課長・楊楽平と莱蕪市莱城区公安支局政保課長・柳青は、ひそかに共謀してキ挺松さんに不法に判決を下し、労働教養させようとしていた。キ挺松さんはこの悪質な行為に従わなかった上、断食で抗議した。キ挺松さんの家族は、何度も釈放を要求したが柳青は家族と会おうとせず、釈放するどころか逆に他人に指示して家族を脅迫していた。

 その間、莱蕪留置場所長・陳法勇は数人の警官らに命令し、キ挺松さんに対して凶暴に灌食を行った。このことによって、キ挺松さんは腰に重い傷を負った。食道に強制的に食物を注入したことによって、食道が化膿して大量に出血していた。キ挺松さんは呼吸困難になり、命が危篤状態に陥るまで迫害が続けられた。

 警官らは、命が危篤状態に陥っていたキ挺松さんを慌てて莱蕪市医院に運んだ。病院の検査から、キ挺松さんの内臓は酷く傷ついており、極度に衰弱して、感染していたことが判明した。11月5日の夕方に病院に送ったが、翌日の朝3時ごろ、病院からキ挺松さんはすでに「危篤」だという通知が届いた。

 危篤になっても、莱城区公安支局の警官・柳青、莱蕪留置場所長・陳法勇と鄂庄石炭工場警備課長・楊楽平、莱蕪検察院の解は命を救うとしなかった。逆に病院に医療費を払わなかったため、病院から治療を停止された。この悪らつな警官らはその時、責任から逃れるため家族に脅迫して、偽造した書類にサインを強制した。

 キ挺松さんは、警察に連行されるまではとても健康で、何の病気もなかったが、強制連行されてからわずか20日間でこのようになった。

 キ挺松さんの命が危篤状態に陥っていたにもかかわらず、病院からは薬と治療を停止された。キ挺松さんの家族は医療費の支払いと引き続き治療を公安当局に要求したが、「お前たちは功労者ではないのになぜ医療費を支払わなければならないんだ?」と暴言を吐き捨てた。

 実は2006年にキ挺松さんは、鄂庄石炭工場の責任者に強制的に引っ越しを迫られたが、支給される額が極端に少なかったため、キ挺松さんはそれに応じようとしなかった。そのことで、工場警備課長・楊楽平はどうしてもキ挺松さんを計画通りに引っ越しさせるために、キ挺松さんが法輪功を修煉していることを大きな理由として取り上げ、柳青、馬庄出張所の指導員・周樹国、石炭工場警備科・劉謀とひそかに共謀して、2006年12月20日にキ挺松さんの自宅に侵入し、法輪功の書籍、真相資料、ノートパソコン、カメラなどの家財を没収し、同時にキ挺松さんを馬庄出張所まで強制連行して拷問した。何の証拠もなかったため、その時は釈放したが、それから、恨みを抱いていた楊楽平はいつか報復しようと思っていた。そして今回、わずか20日間でキ挺松さんを死に至らせるまで迫害したのである。

  2007年11月14日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2007/11/14/166524.html