日本明慧
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邪悪は本当に私たちを恐れている


 文/中国大陸大法弟子

(明慧日本)ある時、派出所に強制連行され、一晩拘禁されました。翌日の朝目が覚めて、抜け出さなければと思い、堂々とホールを通り、階段を降りました。しかし、階段を降りると、早く走ろうと考えを変えて、走り出しました。ところが、まだ何歩も走っていない内に、警備員に捕まえられました。その警備員は「堂々と出て行くのを見て、釈放されたと思った。しかし、記録を確認したら、サインも印鑑も何も無かった。どういうことか分からないので、後を付けてみたら、ちょうど走り出したので、逃げようしていると分かり、あなたを捕まえた」と言いました。確かに一念の差で人と神の区別ができるものです。

 中国共産党第17回全国代表大会の時、向かい合って真相を伝える際に、二つの出来事に出遭いましたが、それを通じて、我々が十分な正念を持っている時、邪悪はただ逃げるだけで、死ぬほど恐れていることをさらに深く感じるようになりました。

 ある時、立体交差の橋の下で、ある中年の男性が正面から歩いて来ましたが、私は彼を止めて、「すみませんが、「三退」を聞いたことがあるでしょうか? 共産党、共青団、少先隊を脱退するということですが」と聞きました。彼は自分の左手のところを指差しながら、「俺はこうゆうものだ。今日は制服を着ていないから、あなたを捕まえない。もうさっさと行け!」と返事して、それから私の向かっている方向を指差して、聞きたくないと言う姿勢を示し、また足を速めて、離れようとしました。そこで、私は向きを変え、彼に追い付いて、「このようにしてくださって、ありがとう。ただ、私はあなたを救わなければなりません」と言うと、それを見て、彼は小走りしながら、私に向かって「もう行け! そうでなければ、捕まえるぞ」と言いました。私は「そんなふうに言わないでください。その考えすら持たないでください。私はあなたを救おうとしているのです」と言いました。すると、彼は慌てて、私に向かってしきりに手を振りながら、「他の人は捕まえるけど、あなたは捕まえないよ」と言って、更に足を速めて、逃げて行ってしまったのです。

 またある時、或る軍隊の病院の近くで、私は自転車に乗り、先方にいる若者に追い付き、「すみません。三退と言うことを知っていますか? 共産党はあまりにも腐敗しているので、天はそれを滅ぼそうとしています。さっさとその組織から脱退して、命を守りましょう!」と言いました。しかし、その若者は相手にしてくれません。そこで、私は引き続き「私は法輪大法の修煉者です。私たちの師父は天が中共を滅ぼすことをご存知なので、皆さんを救うようにと教えてくださったのです」と言いました。それを聞いて、その若者はポケットから財布と同じくらいの大きさで、銀色の「警察」と言う文字の付いている分厚いものを取り出し、私の目の前で振りながら、「俺は警察だ」と言いました。私は笑いながら「警察でも何でもいいから、あなたを救わなければなりません! 共産党はこんなに腐敗していて、滅ぼされることはないと思いますか?」と返事しました。「共産党はそんなに悪くないと思うよ」と彼は言いました。「今の汚職の官僚は誰彼を問わず、皆何億元も横領している。天津の宋平順は一億元を横領し、上海の陳良宇は三十億元を横領したのではありませんか? 一体共産党のどこがいいのでしょうか?」と私が言うと、「胡××がいい人物ではないか?」と返事しました。「いや、それは特別なだけです」と私が言うと、彼は急に足を止め、態度を変えて、私を通らせてから、手を振りながら「さよなら」ととても礼儀正しく別れの挨拶をして、立ち去ったのです。

 以上の二つの出来事から、正念が足りさえすれば、本当に私たちにはできないことはないと私はつくづく感じました。ただし、その正念は法によるもので、私はよく法を学び、多く法を学んで始めて、師父の要求された三つのことをよく行うことができるのです。

 個人の会得ですが、正しくないところがありましたら、慈悲なるご指摘をお願いします。それから、修煉は実に厳粛なものですから、私たち皆でこれから更によく行っていきましょう。

 2007年11月23日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2007/11/19/166818.html