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小学校教科書の「天安門偽焼身自殺事件」から思いついた(三)(写真)

(明慧日本)

 なぜ悪質な偽物は、いくら取り締まってもなくならないのか?

 偽物を取り締まる活動は、毎年増加しているにもかかわらず、偽物は年々増えている。政府の役人や専門学者らは皆、なぜ、いくら取り締っても偽物が依然として絶えないのかを検討し続けている。しかし、彼らはその最大の要因を見落としている。つまり、道徳である。

 中共政権の統治下で、道徳が堕落している最大の要因は、無神論である。法輪功への迫害は、中国共産党と江沢民集団が無神論を維持するため、懸命にもがいた最後の戦いである。中国共産党は「天安門偽焼身自殺事件」で、恨みをそそのかし、法輪功を迫害するためにもっとも陰険で悪らつな口実を作った。今、「天安門偽焼身自殺事件」を小学校教科書に差し込んでいるのは、中国共産党が子供に小さい頃から無神論を植えつけるための卑劣な行為である。

 道徳がだめになったら、何の妙薬を使っても治らない。 偽物を製造する人たちは、まさか自分の商品に毒があって、食べる人を毒害するのみならず、ひどいことには死なせることになると分かっているのだろうか? もちろん、わかっている。道徳の基準はどこまで下がっているのだろうか? 道徳の基準はすでに際限のないところまで堕落したのではないだろうか? 中国社会は全体として腐ってしまったのである。庶民は官僚を見ており、小さい官僚は大きな官僚を見ている。互いに騙しあうことは日常茶飯事になっている。だれでも自らが偽物を作る見本をみつけることができる。過去においては、「モラルに欠ける」とか「良心がない」などと言われたら、大した侮辱だったが、今日の中国では、こう言われる人は却って事もなげに「モラル? 1キロでおいくら?」とか「良心? 食べられるの?」と、からかう。

 ちょうど中共政権の統治下で社会道徳が急速に堕落している時、法輪功が現れた。「真・善・忍」が暗闇の中の灯りのように、中華民族に自発的に道徳を建て直す最後のチャンスを与えた。悲しいことに、中共政権と江沢民集団は自らの私利からぐるになり、法輪功を迫害し始め、こうした最後のチャンスを絞め殺した。人々はあまねく、1999年以後、中国大陸の道徳堕落が非常に激しいと感じている。1999年から、中共政権が「真・善・忍」を信念とする法輪功修煉者を迫害し始めたのだ。これはまさに、偶然だろうか?

 『中国の危ない食品—中国食品安全現状調査』(中国語:『民以何食為天—中国食品安全現状調査』)(周勍著、2004)が、物質的な偽物による毒のある食品を訴えているとしたら、法輪功への迫害からは、中国共産党が如何に精神面の領域において、有毒物を製造し、注ぎこんでいるのかが反映されている。実際は、人々の生活上の偽物というのは、精神や意識上の有毒物が物質の空間に反映されているものに過ぎない。そのため、法輪功への迫害を停止して、精神上の毒素を取り除かない限り、生活の中の偽物は根絶できないだろう。

 附録:中国における一部の悪質食品 

「硫黄で白キクラゲを燻したら、より白くなる。毒があっても構わない。売れればよい」

「インクやほかの材料を使えば、キクラゲはもっと黒くなり、もっと重くなる」

「キウイに『膨大剤』を施すと、値段が倍になる」

「うなぎに避妊薬を与えたら、速やかに肥える。経済的な効果が良い」

「牛の血に粉石鹸と味の素を入れて、新鮮な『鴨の血』としてレストランに売る」

「化学の添加剤で悪質なお茶を煎じると、上級『毛峰』を作り出せる。売り上げは十数倍に上がる」

「とりのもも肉にうるおいクリームを塗ると、おいしそうに見える」

「大きな魚に小さい魚を入れたら、大きな魚がさらに大きくなり、重量も重くなる」

「下水道から食用油を抽出すると、費用と効果が抜群」

 関連リンク:

 1.「小学校教科書の『天安門偽焼身自殺事件』から思いついた(一)(写真)」 http://jp.minghui.org/2007/11/22/mh231662.html

 2.「小学校教科書の『天安門偽焼身自殺事件』から思いついた(二)(写真)」

 http://jp.minghui.org/2007/12/06/mh075394.html

 2008年1月3日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2007/9/13/162592.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2007/10/21/90724.html