日本明慧
■印刷版   

障害者の劉雅琴さんは不法に労働教養を科せられた

(明慧日本)2006年、法輪功修煉者・劉雅琴さんは法輪功の迫害の真相を伝えた時、理解していない人に告発され,ハルビンの「610弁公室」に1年半の不法な労働教養処分を受けた。劉さんは急性脊髄炎麻痺の後遺症患者であり、生活が自立できないため、労働教養所に断られた。しかしその後、健康診断をしないまま不法に労働教養を科せられた。

 迫害される前、劉雅琴さんは、何年も法輪功の修煉をして体に大きな変化があらわれて、地元の人々によく知られ、警察の人にさえ不思議に思われていた。もともと自ら歩くことができなかった劉さんは、法輪大法を修煉してから普通の人と変わらなくなった。しかし、警官らが劉さんに対し迫害を始めてから、劉さんは再び自立した生活ができなくなり、大小便を失禁するようになった。トイレに行く時は支えて貰わなければならなかった。食事も人の助けを要した。

 残虐な迫害の下でも、劉さんは常に心を強くもち、いつも平然と対処した。警官は皮肉に、「あなたの心理状態は本当にいいね!」と言った。劉さんは笑いながら「修煉者は普通の人とは違うから」と答えた。しかし、警官が同修(他の修煉者)を殴る時、劉さんは泣いた。法輪功修煉者に、師父を罵り大法をののしるよう強要した時、劉さんは泣いた。

 劉さんは、「あなたのために来た」の歌を歌ったため不法に刑罰を延長させられた。そして侮辱され、ののしられ、さらに南向きの部屋から北向きの部屋に移された。劉さんの身体は、胸より下は感覚を失っているため、寒い日や、冷たくなるとつらく息苦しくなってくる。

 70歳近い母親は、自立した生活ができない娘が労働教養されているため、心配のあまり雨、風にもかかわらず毎日大通りに行っては眺めて・・眺めて・・何度も途方にくれてしまったことがある。近所の人たちは「このおばあさんは毎日ここにいるよ」と言った。悲しみのあまり母親は、劉さんが労働教養所から釈放される1カ月前に、亡くなってしまった。

 以前、母親は、周りの人たちに、「娘(劉さん)は好きなものはほかになく、法輪功の信奉だけを大切にしているので、彼女の好きなようにさせましょう」と言っていたという。

 釈放された劉雅琴さんは現在すでに親族の人に迎えられた。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 2008年2月6日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/2/4/171669.html