日本明慧
■印刷版   

豪州:中豪外相会議で法輪功修煉者は迫害の阻止を訴える(写真)

(明慧日本)2008年2月5日午前、中豪外相の会議が行われた、法輪功修煉者たちは雨の中で豪州外務省の建物の前で記者会見を行い、豪州政府に対して、オーストラリアが自由、民主と人権を尊重し、司法の独立性を大事にするように呼び掛け、決して独裁政権の中国共産党政府の圧力と経済の誘惑に屈することなく、法輪功修煉者が中国共産党を控訴している案件にかかわらないようにと呼び掛けた。

法輪功修煉者が雨の中で、豪州外務省の建物前で記者会見をしている様子

江沢民を告訴した章翠英さんの声明の様子

豪州SBS民族テレビ局が現場で取材する

 豪州法輪大法学会代表の樊(ハン)家忠博士は記者会見で、豪州外相のスミス(Stephen Smith)氏への公開状を読み上げた。公開状は、「豪州外相として、中共の外務大臣に直ちに法輪功への迫害を停止するように抗議すべきである。なぜなら、これは大勢の豪州国民の望みと声であるからだ。次に、豪州外相として、中共政府の圧力に屈することなく、法輪功修煉者が告訴した案件に関与しないことを我々は期待する。外相は豪州の『外交免除法』を濫用しないように警告する。『外交免除法(特赦法)』は重大な罪を犯した犯罪者に適用するものではない。第三に、豪州外相は中共の外務大臣・楊潔篪(チ)と会見するとき、楊に対して、中共大使館が豪州の法律を軽視し、神韻巡回芸術団の公演を妨害している内政干渉行為を直ちに停止させるように強く要求すべきである」と書かれた。

  江沢民を告訴中の原告・章翠英さんは声明の中で、「私は2004年9月15日残酷な刑罰罪(以下は「拷問罪」とする)、法輪功の迫害を発動した最大の犯罪者で直接責任者である中国の元国家主席・江沢民を反人類罪で豪州ニューサウスウェールズ州高等裁判所に告訴した。江沢民はこのことを非常に恐れている。中共は両国の経済貿易利益を餌に豪州政府に圧力をかけ、この告訴案件に干渉しようとしている。江沢民ら中共の犯罪者たちは人類の歴史において最も重い反人類の罪を犯した。決して 『外交免除法(特赦法)』の対象ではない」と述べた。

 現在、章翠英さんは自分の弁護士を通して、被告の江沢民と羅幹らに欠席裁判を要求している。

 法輪功修煉者の代表は声明の中で、「江沢民、薄煕(キ)来、陳紹基らの被告の反人類罪は決して免除や特赦をされるべきものではない。彼らが使用、あるいは開発した法輪功修煉者に対する残酷・卑劣な迫害手段は100種類以上もある。単に豪州に住む法輪功修煉者だけで数十人がこのような被害にあった。その迫害の残虐さは想像をはるかに超えた恐ろしいものである。例えば、スタンガンを使った電撃、暴力で強く殴る、灌食(鼻から不明な薬物を胃に直接注入する)、手錠と足枷をかけて吊り上げる、頭からビニール袋をかぶせ窒息させる、長時間寝かせない、座らせない、狭い牢屋での監禁、懲役期限を超えて長期間過酷な労働を強制する、強制洗脳等々さまざまな拷問があげられる」と述べた。

 また、「被告の犯罪行為は国民を騙し、長期に、秘密理に、水面下で組織的に行われている。記録にあるだけで3万8千件の拷問虐待の事例がある。中国国内で80万人の法輪功修煉者が様々な所の刑務所に監禁されている。2007年までに、はっきり確認されているだけで、3122人の法輪功修煉者が迫害され死亡した。実際の数字はこれを遥かに超えている」。

 「彼らは中共の独裁政権を傘に、組織的全国的に法輪功修煉者に対して集団虐殺をおこなっている。同時に中国国内に留まらず、迫害を海外にまで広げている。これは決して中国一国の法律で解決できるものではなく、このような迫害は8年も続いており、今も続いている」。

 「被告の犯した罪は国際司法管轄内の反人類罪に相当する。国家主権は基本的な人権を侵害してはならない。国家権力を使った犯罪は重大な犯罪だ」。

 「豪州政府は、決して中共政府の圧力に屈することなく、自国の自由、民主、人権を尊重することを忘れず、『人権は主権より重い』という理念を守ってほしい。江沢民のような反人類の重大犯罪者を決して特赦しないように要求する。法律の公平性を守り、悪魔を罰するべきだ」とはっきり述べた。

 記者会見が終了すると、章翠英さんたちは豪州外相、オーストラリア国会に公開状を手渡した。豪州SBS民族テレビ局が取材した。

 2008年2月8日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2008/2/7/171947.html