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芸人と俳優の親子:神韻の公演は時間を忘れるほどすばらしい(写真)

(明慧日本)2008年2月20日夜、神韻芸術団日本公演の最終日、最終公演に、吉本興業のお笑い芸人で、坂田利夫さんとコメディNo.1でコンビを組んでいる前田五郎さんが、次女で吉本新喜劇の俳優・前田まみさんと観賞に訪れた。

コメディNo.1の前田五郎さんと次女で吉本新喜劇俳優の前田まみさん

 五郎さんが一番印象深かった演目は、太鼓の演奏だという。特に、前半最後を飾る『大唐の鼓吏』が威風堂々としていてよかったとし、「自分でも叩いたことがあるが、大きい太鼓は音が中に吸い込まれていくので、力が要る。今日の公演ではみんながきれいに揃っているというのはすごいことだ」と感想を語った。

 2時間半近くに及ぶ本公演で演じられた20の演目の中で、二胡の独奏と3つの独唱以外すべて舞踊であった。しかも、ソロやデュエットといった少人数のものはなく、いずれも10〜20人のダンサーによる群舞であったため、すばらしいパフォーマンスを見せるにはかなりの訓練を要すると考えられるが、それについて五郎さんは、「全員が本当にきれいに揃っているので、まるで一人が演じているようだった」と驚き、「もし誰かが間違ったら、目立って仕方ないでしょうね。全部が揃っているというのは本当にすごい」とひとしきり感心していた。

 一方、まみさんが一番印象に残った演目は、「若者が仏像に服を掛けてあげて、仏像が動き出し、若者がよい心を取り戻す」という演目『善念が佛縁を結ぶ』で、「すごく奥が深い話だと思う」と話した。

 まみさんはまた、舞台で演じる立場にある俳優の目から見て、「セリフもなくて、体の表情と動きだけでストーリーを進めていって、話を伝えることができるというのはすばらしい」と感想を語ってくれた。

 本公演では、全演目を通じて、きらびやかで美しい衣装が印象的だが、それについて五郎さんは、「日本は、豪華絢爛にやったら、それをカバーするために、ある程度は地味にいく。ところが、今日の公演は、全体的に全部カラフルで、しかもそれに飽きが来ないというのはすごい。大阪弁で言えば、『はでやなあ』というのがあったときは、日本人の場合は、その後に地味にいくのだが、今日の公演の場合は、『はでやなあ』の連続だったが、全然違和感がなかった。構成のすごさかな」と感心していた。

 また、二胡の演奏は映画『ラストエンペラー』で聴いたことがあるが、生で聴くのは初めてというまみさんは、「すごくきれいな音色だと思う。あんな小さい楽器から、ああいうすばらしい音が出るのに驚いた」と言い、同じく生で聴くのは初めてという五郎さんも、「何でも『生』がいい。太鼓も『生』がいいし、踊りも歌も『生』がいい」と話し、その上で、「いろいろなものを見に行くが、あまり気に入らないものは時間がなかなか経たない。今日はさきほど時計を見て、『もうこんな時間?』と時間を忘れてしまうほど、大変よいものを見せてもらった。それくらい演出が上手だった」と絶賛した。

 最後に五郎さんは、「このような伝統芸術の公演を観ると、心がなごやかになる」と締めくくった。

 2008年2月27日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/2/26/173168.html