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韓国・ソウル:神韻芸術団の4回の公演は成功裏に閉幕(写真)

(明慧日本) 2月22日から24日にかけて、神韻芸術団による華人新年祝賀祭の4回公演がソウルで開催。観客は、熱意と理解に溢れていた。
最終公演の後、会場を去り難い観衆


 海運会社会長: 「夢のような素晴らしい公演」

リウ・ゲンジョン会長と奥さん

 独島海運株式会社のリウ・ゲンジョン会長は、「夢のようでした」と公演を高く評価。注目した点は舞台背景で、好きな演目は『嫦娥、月に奔る』。衣装の色彩と背景が融和していて落ち着いた気持ちになったと心境を語った。

 これまで中国でいくつかの舞台を鑑賞してきたが、「たぶん中国共産党の影響なんでしょう。中国での公演は暗く灰色がかっていて、落ち込んでしまいます。今日の神韻芸術団の舞台は純粋さと明るさをもたらしてくれました。見逃すのはもったいない公演ですね。」とコメントしてくれた。

 素晴らしいパフォーマンスを展開した団員全てに感謝しており、公演を見ることができ幸運に思うと結んだ。

 韓国議員:中国で起こっている真実

 チェン・イーチュアン議員は中国で投獄されている法輪功修煉者の家族から、この公演のことを教えてもらった。

 チェン議員は中国での人権侵害に懸念を抱いている。最も印象的だったのは、中国での法輪功迫害を露呈する『昇華する蓮』の舞踏。今中国で起こっている事実であり、迫害がどれほど残虐で、拷問に直面する法輪功修煉者がどれほど勇敢であるかを認識していると説明してくれた。「この公演は人々の道徳水準を引き上げる助けとなり、非常に意義深いものです。中国人と韓国人は考え方が似ているので、舞台は韓国人にとって分かり易いものでした」。

 迫害については「健康をもたらす法輪功がなぜ中国で迫害されているのでしょうか? 将来は世界中で自由に法輪功を修煉できるようになります。なぜ中国政府が迫害するのか理解できません」と語ってくれた。

 議員秘書: 「稀に見る貴重な公演」

 議員秘書である朴さんは、昨年、神韻芸術団の公演を見て、今年も鑑賞した。中国大使館の干渉があったと聞き、懸念していた。

 「昨年公演を見ました。中国の伝統文化を伝える舞台でしたが、共産党国家が口をはさんだことで、韓国政府は中国との貿易関係に影響が出ることを心配してしまいました。とても遺憾に思います。韓国の民主主義は充分に成長しているとは言えませんね」。

 今年の公演は昨年より優れていたと語る朴さんは、「稀に見る貴重な公演でした。伝統芸術と現代の芸術が完璧な形で融合されていました。韓国その他のアジア諸国は中国文化の影響を受けていますので、心の琴線に触れるものがありました。アジア文化を見事に提示しています」と語ってくれた。

 舞踏家:「目を見張る公演」

プロの舞踏家ジャン・ハオジーさん

 プロの舞踏家であるジャンさんは、舞台全体を眺めて堪能できるようバルコニー席を購入。公演には目を見張ったと感想を語ってくれた。「舞台芸術の世界で仕事をする者として、公演の素晴らしさに驚きました。舞台背景と舞台設計は素晴らしく、踊りには深遠な意味がこめられていました。深く動かされるものがありました。舞台で踊る者として、多くを学び取りました。伝統的な踊りはとても美しく、衣装は夢から現れたもののようでした」。

 人権派弁護士:訪韓してくれた芸術団に感謝

 韓国で著名な人権派弁護士であるキム・ナムジュンさんは、韓国の人々が法輪功の迫害について正確に理解することが大切だと述べた。今年の公演に対する妨害はあったが、去年に比べればずっとよい状態だったと語ってくれた。

キム・ナムジュンさん

 「韓国は中国とかなり取引しているため、中国との関係を見直すべきだという人もいます。中国政府が修煉者の団体を迫害することが悪いのであって、民主主義の韓国としては別の視点からこの問題を見るべきです。

 韓国の一般の人々は迫害の詳細や、なぜ中国政府が迫害しているかについて把握していません。迫害は不法であることを人々に知らせるべきです」。

 キムさんは、昨年も公演を鑑賞した。今年の舞台はさらに良く、内容も豊かだったと感想を述べてくれた。お気に入りの演目は『水袖』だという。

 キムさんは、かつて政府高官の政策補佐を務めた。また、法輪功修煉者の難民事例を弁護。1月にアジア諸国の中では初めての国として、韓国は法輪功修煉者2人を難民として認めている。

 本当に幸運

 事業家のワン・ヘエハオさんは『覚醒』と『善念が佛縁を結ぶ』の踊りに心を動かされた。このように素晴らしい公演を見る機会に恵まれ本当に幸運だと語ってくれた。

 神々の存在を感じた

 娘さんと公演を見にきたフアンさんは「天国につながる多大な力を感じました。とても感動し、神々を敬いながら舞台を鑑賞しました。もっと多くの人が見ることを願います」とコメントした。

 「娘と公演を見ることができ、感謝しています。娘は踊りに深く感動した様子で、神々の存在を感じたと言っていました」。
出版社社長崔育祥


 公演を妨害した中国大使館を譴責する観客

 仏教テレビ局のハン局長は公演を妨害した中国大使館を譴責し、次のように語った。「舞台で示された『真・善・忍』の理念を胸に刻むべきです。政治家もこの理念に従うべきです。不幸なことに、人々は常に経済的な関心に気をとられ、正義を忘れてしまいます。この舞台は中国への理解を促進し中国文化を世界に伝えるものです。しかし中国政府が望むものではないことは明らかですね」

仏教テレビ局のハン局長

 HEART Korea代表のツイ・ルーシンさんは、『覚醒』が、専制的な政府に抵抗する民衆の力を見せてくれたと語った。「現代社会で文化を破壊することは間違っています。立ち上がって守るべきです。韓国人も妨害に抗議すべきです。舞台で示されたように、民衆の力が事態を動かすのです」。

 ツイ・インジさんは、プロの舞踏家。「新聞で公演のことを知りました。舞踏家として是非見たいと思いました。また、中国大使館が公演を妨害しようとしたことも知り、その理由を知りたくて公演を見にきました。舞台を見ましたが、なぜ妨害するのか、やはり理由が分かりません」。

 2008年3月4日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/2/25/173117.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/2/27/94852.html