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韓国の有名な声楽家が神韻を鑑賞:「文化の根が見つかった」(写真)

(明慧日本)2008年2月24日、神韻芸術祭の公演を鑑賞した韓国の有名なバスの声楽家・辛圭坤氏は、会場の韓国慶熙大学平和ホールから出て来ると、大変興奮した様子で、「「この公演を観ていると、この俗世を離れた感じがした。今後再び、これほど卓越した公演を観ることができるかどうか分からない」と感想を語った。

韓国の有名なバスの声楽家・辛圭坤氏

 辛氏は、記者の取材を受けている間、感動のあまりに何度も咽んでいた。彼はカルチャーショックを強く感じた。「われわれは韓国文化からはこのように興奮したことはないが、今日は興奮した。なんとアジア文化の根は中国にあったのか」と言った。

 彼は「演出に最も重要なのは企画と監督である。神韻のステージは本当に卓越しており繊細である。とりわけ、どの演目にもそれに最適な音楽を組み合わせているので、すべての演目が流れるようにごく自然である」と語った。

 さらに、「『波間で舞う仙女』を観ていた時、あまり集中していたので自分の存在すら忘れていた。音楽に合わせたダンサーたちの舞は協調的で完璧なものであった。特に出演者たち自身がまるで波そのものであった。監督はどうしてこれほどの場面を作り出せるのだろう。その想像力は本当にたいしたものだ」。

 「満州族の舞踊で、満州族の娘さんたちの優雅な舞は私を清の時代に連れ戻していた。神韻の公演は中世を越えてわれわれを古代に導いてくれた。これはまるで童話の世界のようである。『嫦娥、月に奔る』は、嫦娥が月に奔っていく場面も非常に感動した。一言で言えば、このステージ全体が一つの奇跡で、神韻のステージは一つの傑作だ」と語った。

 純正な音楽は心を清める

 辛氏はステージで主に西洋歌曲を歌っている。彼によれば、有名なオペラには多く男女の情と死、復讐と恨み等の世俗の物語が溢れている。しかし、今日は聴いた音楽があまりに純正であり、人を高尚にさせ、より純潔にさせてくれたと言う。

 辛氏は「ソプラノ独唱はピアノの伴奏とうまく調和し完璧である。バリトン歌手は音色が非常に重厚で平静で、聴いていると、あたかも太古に立ち返ったかのように感じ、深い印象を与えてくれた」と話した。

 辛氏はまた、テノール歌手・洪鳴氏について次のように語った。自分も歌手であるが、洪鳴氏の歌を聴いていると、「もう一曲!」と自然に叫び出してしまった。「彼は音域がすこぶる広く、声音の中で、バス、バリトン、テノールを自由自在に歌え、緊張感をコントロールする能力も優れている。テノールの価値は歌手の音色にかかっているとされるが、洪鳴氏の音色は実に素晴らしい。それに、紳士らしく自信満々で、あらゆる面が完璧である」。

 神に導かれて、幸運にもこの公演を観た

 「今日の公演は実に不思議なもので、穢れのない人間の本性を上手に表現している。私は今後の人生でどのくらい生きていけるか分からないが、このような公演はおそらく、私の人生の中でただ一度しか観られないだろう。今日は実は、他の人に招待されて観に来たのだが、まるで神様に導かれて劇場にやって来たような気がしている。公演を観て、子供たちを連れて来たらよかったなと思った。今後もしチャンスがあれば、是非子供たちを連れて一緒に観賞したい」。

 辛氏は自分がこのインタビューを快く受け、しかもこれほど多く話したのを、自分ながらびっくりしている、と語った上で、「なぜなら、この公演から大きな感銘を受けたからだ」と付け加えた。

 辛氏は、前の二回の公演を観るチャンスを逃してしまったことを非常に悔しがっていた。「正直に言えば、ここへ来る前は、私はこの公演がこれほど素晴らしいとは思っていなかった。中共大使館からの干渉や妨害があったにもかかわらず、劇場の三階まで満員となっており、本当に驚いた」という。

 辛圭坤氏は韓国の有名なバスの声楽家で、建国大学音楽教授、韓国声楽学会総務理事、韓国声楽学院代表。辛氏はかつて米国の有名なカーネギー音楽ホールや韓国芸術天国などで独唱会を行うなど活躍している。現在、大学で講座を開いている。

 2008年3月4日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/2/26/173165.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/3/1/94938.html