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精進しなかった大法弟子が異なる次元で見たもの(一)


 文/中国本土大法弟子 天羽

(明慧日本)私は1997年に法を得ている。この時私はたった18歳だった。法を得られたその日に私の天目と天耳が全部開いた。その後寝ている時も私の意識は非常にはっきりしている状態を保ち続け、夢を見ている時も同様であり、自分が夢を見ていることを認識している。ほとんどの夢は私にとっては異なる次元で起こっていることであり、時によって、私が目を閉じた途端に元神はすぐ肉体を離れ異なる次元へ入っていて、自分の意識では自分が異なる次元で沢山の事をしているとはっきり感じていた。

 しかし、法を得られた時からずっと私は無精者であり、娯楽を強く求め、ほとんど法を学習をしなかったし、煉功もしなかった。私はこのように非常に無精進だったため,レベルの昇進も非常にゆっくりした状態だった。だが、異なる次元からの私に対する邪魔は絶えず、時々様々な変な形の怪物、非常に恐ろしくて汚い鬼、化け物、魔、動物に怯える日々を過ごしていた。これらは直接私を襲って被害を与えることはできないが、明らかに私を脅かして法をやめさせようとしていた。時に私は夜中に寝ていても怯えて大声で叫んで起きてしまうが、法を止める気は一度もなかった。大法は私の生命から離しても離れないものになっていた。生命の深いところまで根を張っていた。

 暫く修煉して、レベルを高めると、これらの化け物は徐々に少なくなっていた。代わりに部屋中がぐるぐると回る法輪とピカピカと光る大仏で溢れていた。異なる次元には素敵な生命体、色とりどりで美しく光る《転法輪》、及び私の目の角にも『真・善・忍』三文字が現れていた。それでも、精進状態が良くない時はやはり邪魔はあるが、少なくなった。でも少し精進すれば、邪魔と騒ぎを排除できる。このように大法修煉の道で走ったり、止まったりして二年、1999年中共が大法に対して不法な迫害を始めた。

 (一)転化の末路

 1999年の迫害が始まる前、私は異なる次元である風景を見ていた。しかし当時はそれが何とは分からなかった。私が見たのは、天の上の神々が激しく争っている様子であった。今私は、そのことについて、それは恐らく法を正す時期に個人個人が「選択」すべきものについて、意見が分かれていることを表していたと悟っている。また、突然青い地球が加速して回り始め、赤色になっていた風景を見たことも覚えている。今思うには恐らくそれは地球全体の時間経過の加速と赤い恐怖が地球を全面に襲ってくることを見たのだろう。

 邪悪な中国共産党が大法を迫害した直後、私は政府部門に行って真相を訴えた。それによって、拉致され不法に労働教養される迫害を受けた。はじめは、正念が強くて、邪悪な要求や話などを聞かないし協力もしなかった。その時、師父の法身がいつも私の傍に立ってぼくを守っていた。私の純粋な心は直接、邪悪の闇にあまり深く落ちていなかった人に真正面から影響して、彼らは迫害の時に迷っていた。私を恐れた彼らは私を狭い牢屋に入れて監禁した。その夜、夢を見た:夢で巨大な法船が海面に停まっていた。師父の巨大な法身も法船の傍に立っていて、船に大勢の唐の時代の衣装や袈裟を着た人が座禅をしていた。まだ沢山の人は船から下に飛び降りていた。当時私にたった一つだけの念があり、それは私はどうなっても師父と一緒に帰ります!という念だった。念が出た瞬間私は船の上に座ることができた。そして,すぐ夢が覚めた。目から涙が溢れていた。私は分かった:船に乗るにしても、飛び降りるにしてもそれは我々の個人個人の選択であり、師父はずっと我々を待っている。

 しかし、個人の修煉の段階にあまり精進できなかった私は、残念なことに、この迫害を全面的に否定するまで至らなかった。労働教養所での迫害で苦しむ長い日々、まるで終わる日はないように思われていた。このため、心の中に矛盾が起きていた。決して邪悪の作り話を信じ込んだわけではないが、自分の傍にいた同修者たちが残虐に迫害されている場面を見るたび、私に襲ってくる精神的なショックは大きかった。私はそれを見ることができなくなっていた。恐怖心が私の胸の中を占めてしまって、怯えてずっと何も言わずに知らんふりをして、一人で黙っていた。私は邪悪に怒りを抱いていたが、自分が惰弱であることに恥を感じていた。最後に私は逃げる道を選択してしまった。妥協を装って自由を求めた。それで、ここから出たら必ず邪悪の数々の罪を暴くと決意をした。

 ちょうど私が邪悪にたいして、“後悔書”(煉功を後悔している意味の文書)を書き終わった日の夜、夢を見ていた:夢で大勢の人々は煉功の第一セットの動作—佛展千手功法を煉功していた。その時彼らは私に一緒に煉功しないかと誘った。私は仲間に入り一緒に煉功していた。しかし、突然彼らの動作は変わっていた。見た目では大法の動作に似ているが、実は違っていた。私は慌てて彼らの動作を訂正した。しかし、彼らは突然手に鋭い剣を持って私を囲みながら襲いかかってきた。私の天目を刺してきた。私は慌てて目を開いたが、やはり天目は酷く痛い。その日から私の天目は損害された。その時から私は法輪、師父の法身や美しい異なる次元の風景が見えなくなった。逆に様々な冥土の鬼や毛虫、蜘蛛などが天目に座り込み、目を開いても見えるようになっていた。私は自分が地獄のような深い谷に落ちてしまったと知った。

 労働教養所から出た後、怯えていた私は一人路頭に迷って一年を過ごした。自分は大法の本も持っていないし、同修者の誰とも連絡しなかった。世の中の生活に沈み込み、毎日が生活のために忙しくなっていた。この一年、私は毎晩ほとんど眠れなかった。目を閉じると様々な怪物、化け物、毛虫が蟻のように溢れてきて、噛んで襲いかかってくる。私の耳や口にまで入ってきて蠢いた時には吐気がする。それだけで止まらず、私の骨と筋肉の中まで入り込み、痛くて私はずっと涙を流していた。下から数え切れないほどの手が出てきて私を下へ引っ張る。刃物が刺さってくる。しかし私は体を動かすことすらできない。できることはたった一つ、目を開いて異なる次元を見るのをやめるしかない。この現実の空間(次元)に戻ると暫く痛みを感じなくなる。その時、私の異なる次元の身体は大きい苦痛を受けていたことに間違いはないだろう。私は仕方なく消極的にそれを受けるしかなかった。同時に自分が妥協したことを心の底から後悔していた。

 (続きあり)

 2008年3月5日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/3/173528.html