日本明慧
■印刷版   

ロサンゼルスで米国西部法会を開催、修煉者自らの経験を分かち合う(写真)

(明慧日本)米国西部修煉体験交流会が2008年2月24日にロサンゼルスの国際会議センターで行われた。約20人の法輪功修煉者が修煉体験を1500人の修煉者の前で発表。一般の人に真相を伝える様々な方法が取り上げられた。例えば修煉者が経営する新聞の広告獲得に参加すること、中国領事館前で中国共産党に対する抗議を続ける困難の克服、直接人々に真相を伝えることなどが挙げられた。『九評共産党』を広める修煉体験、共産党および関連機関から脱党することへの呼びかけなどの内容も含まれた。
2008年2月24日にロサンゼルスの国際会議センターで行われた米国西部修煉体験交流会
修煉体験を発表する修煉者
修煉体験を発表する修煉者
修煉体験を発表する修煉者


 真相を伝える新聞のために広告依頼を獲得する上で、自分の中のわだかまりを突破した66才の女性

 バンクーバーから来た66才の鄭さんは、4年前、真相を伝える新聞の資金のため、広告の依頼を獲得する修煉者の手が必要だという修煉者の話し合いを耳にした。最初は関わりなくないと思ったが、学法を通して、広告を獲得するという常人の行為を使って衆生を救済することを認識した。少しずつ自分の中にある抵抗を捨てていき、高齢者であること、自動車が運転できないなどの困難を乗り越え、広告獲得のチームに正々堂々と入るようになった。

 これまでの広告獲得の過程は、人々と出会い衆生との縁を結び、真相を伝え済度する機会になったことを発表。何十件も電話をかけ、一件も獲得できなかったこともあったが、希望を捨てることはなかった。常に善意で接し、新聞を勧めた。新聞を読み続ければ、少しずつ変化すると確信していた。修煉者の誠意に心を打たれ、新聞広告を出すことに決めた顧客の例を挙げた。

 中国領事館前で真相を伝え続ける上で、あらゆる困難を克服

 70才代、80才代の高齢修煉者のグループを代表して、王さんはロサンゼルスの中国領事館前で真相を伝え続ける上であらゆる困難を克服した修煉体験を分かち合った。80才近い王さんは往復6時間かけて中国領事館に毎週来て、真相を伝え、移動中に出逢った人々に資料を配っていることを分かち合った。

 もう1人の修煉者である任さんは、緑内障で失明寸前という状況も含め、法輪功を始める前はあらゆる持病があった。定期的に法を学び修煉を始めてから、これらの病状は跡形もなく消えた。視力は回復し、81才であるにも関わらず、毎週中国領事館に行って真相を伝えている。自らの体験で法輪功の素晴らしさを人々が学ぶことに役立てているので、とても説得力がある。

 中国領事館からの妨害についてもいくつかの例を挙げた。修煉者が横断幕を掲げる時、領事館の職員がわざと数回にわたって水を撒き、修煉者の衣服、横断幕、資料がずぶぬれになったことや、真相を伝える資料が自動車から盗まれたこと、さらに、建物の前で真相を伝え迫害に反対する修煉者を、領事館の職員が阻止しようとしたことなどが挙げられた。その後、修煉者はあらゆる困難を乗り越え、全体として向上し、最終的に中国領事館からの妨害を打ち破り、地元警察からの支援も受けるようになった。

 真相を伝える過程で、恐怖という執着心を乗り越える

 サンディエゴから来たギルセラ・ソマーさんは、中国共産党からの脱党支援ラリー、市議会での発言で、恐怖への執着心を認識。この恐怖心は、間違いを犯すことへの恐怖、面目がつぶれることへの恐れ、笑われたり責められたりすることへの不安など、自分への強い執着心の現れだと気付いた。この結果、前に出て面と向かって真相を伝えることを恐れていた。政府高官に真相を伝える過程で、徐々にこの執着を捨てていったことを聴衆と分かち合った。

 摩擦があったら、内をみつめ、常に心性を高める

 カナダのカイラン・フォードさんは、プロジェクトのコーディネーターを務めた時、人との摩擦の中で自己の内面をみつめた経験を語った。華人新年祝賀祭の準備中、これまで気の合っていた1人の修煉者が突然自分への態度を変えた。2週間、電話の受け答えからペンの借り方まで、何をやっても批判された。最初は個人的な修煉でよく出逢う試練だと思い、忍耐していたが、状況が続くので、自己の内面をみつめた。そして、批判されることを恐れる自己の執着心に気付いた。常に自分への評価や認識にひどく気を遣っていた。この問題を解決して、大法を実証し、衆生を済度するためには、心性を高めることが要求されると悟った時、状況が変化した。

 努力して大法を遵守したが、少しでも向上すると新しい試練がやってくるようだった。修煉がとても楽に見える人もいる。なぜこれらの人々は私の通ってきたような苦しみを体験しなくて済むのだろうかと不思議に思ったりもしたが、外に向かって探している自分に気付いた。『時間との対話』(精進要旨)の中で師父は「彼らはいつも人間と比べ、彼ら自身の過去と比べていますが、各次元での法の要求に基づいて自らを量ることができていないのです」と書かれている。この言葉から、彼女は、外的な認識を求めることはやめ、自分の心性を高め、常に向上することを自分に課した。

 中華街で法輪功を伝えながら心性を向上させる

 ラスベガスから来た朱さんは、法輪功を始めてわずか1年。心性を高め、中華街で法輪功を導入することについて話した。2006年に法輪功を始めてから毎日煉功し学法には週に2回参加している。急速に向上し、真相を伝える活動にもすぐに参加し、共産党や関連機関からの脱党を呼びかけ、衆生を済度している。

 中国人観光客はラスベガスの中華街をよく訪れる。真相を伝えに行き始めた頃、とても緊張し、罵声をあびせられることに脅えていた。心性を維持することができず、口汚い中国人ツアーガイドに言い返したりしていた。しかし、法を良く学ぶことで忍耐強くなり、観光客の態度に影響されなくなった。人と話すことは苦手だったが、心の中で自分より衆生を優先させることで、法輪功についての事実を流暢に説明できるようになった。

 衆生を済度し大法を実証する

 胡さんは、2003年に法輪功を始めた。始める前までは、人生の意味、宇宙の真理を探し求めていた。初めて『転法輪』を読み、これが求めていた真実だと認識した。人間世界に来た基本的な意味、つまり衆生を済度することを理解して以来、専一に修煉の道を歩み、衆生を済度し法を実証している。

 法輪功を始めてから、自分の専門教師とクラスメートに真相を伝えた。あらゆる機会をとらえ、異なる角度から中国共産党の法輪功に対する迫害について説明した。最初はどうやって資料を作っていいか分からなかったが、その後、真相を伝えるVCDをコピーして資料を作成することを学んだ。他の修煉者と一緒に学生寮に行って資料を配布し、授業では質疑応答の形で真相を伝えるようにした。

 学法を通して、法を正す時期の弟子として自我をなくすよう自分に要求している。こうすることで、自分と出逢う人が済度される機会が与えられるからだ。済度できる衆生が、特に中国本土で、限られていることは認識している。師父が私たちにこれほどの慈悲をくださっているのだから、最後に残された時間の中でさらに精進し、通りすがりの人々であっても、修煉者の慈悲を感じてもらうことが肝要だ。

 法会は午後5時半に終了した。

 2008年3月5日

(中国語:http://minghui.ca/mh/articles/2008/2/25/173103.html
(英語:http://www.clearwisdom.net/emh/articles/2008/2/26/94812.html