日本明慧
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精進しなかった弟子が異なる次元で見たもの(三)

(明慧日本)

 (三)精進しないことは衆生を殺すことになる

 法を正すことが始まって以来、私の元神は肉体を離れ、時々自分の異なる次元に行くようになった。ある次元の世界で、私は仙女がそこの子供に大法の歌を教えている風景を見た。その中の一曲の大法の歌だが、私はいつも中の歌詞を間違えて歌ってしまった。するとそこの子供たちも私について間違えて歌ってしまい、とても恥ずかしかった。私が法を学習している時その世界では天空は光を放って燦々と輝き、空から私が法を学習している時の心が読んでいる音が響きわたっていた。続いて子供たちは、「授業が始まった、授業が始まったよ!」と喜んで一つの場所に集まって法を聞いていた。もし、私が法を読んでいる時、目は読んでいても心が読んでいない場合、子供たちは非常に聞きづらくなる。もし、私が法の学習をやめると、その世界の光が消えて音も消え、子供たちは非常に失望するようになる。それを知ってから、私は学習に集中しない時、すぐ自分に対して「衆生も法を聞いているから集中しないといけない!」と警告していた。また、途中で止める時にも、衆生が失望している時の情景が頭に現れ、自分を激励して、引き続き読み続けるようになった。

 法を正す進展と加速につれて、すべての世界が美しいままではないことに気づいた。ある日、私は異なる次元の世界に行った。そこのほとんどの衆生は私と大法に憎しみを抱いていた。その状態はちょうど中国本土の真相を知らない民衆と全く同じでした。私が大法は素晴らしいと言うと、彼らは笑ったりして、こっぴどく嘲り罵るのだ。私はびっくりしました。なぜ衆生はこんな態度をとるのだろうと迷った。私が見たのは真相・本当の風景ではないとも思った。そこで、突然空に二つの太陽が現れ、続いて三つ、四つと現れると、先ほど私をこっぴどく嘲り罵っていた人たちもこの突然の出来事にびっくりして上を見つめはじめた。

 太陽の数が益々増え続け、九つになると太陽は下へ落ちてきた。一つ落ちると、あたり一面の地面が消えてしまった。人々は恐怖に包まれ、大声で叫びながら様々な方向に逃げた。

 次々と太陽が地面へ落ちて行き、すべての世界は一瞬に火の海に陥り、建物、人の群れが灰になっていった。最後の太陽が落ちてくる時に、星は二つに割れ、私が慌てて手でくっ付けようと試みたが、もう無駄であり、すでに二つになっていた、星の上に一人も残らず、熱いがらっぽの星だけが残っていた。その時、私の心は悲しみで一杯になった。こんなに沢山の命が私の目の前で消えてしまい、私はどういうことが起こっているのかすらわからなかった。

 暫くすると、同じことが第二の世界でも起きた。そこの衆生は自分だけを考える自分本位で非常に冷たい。今の地球の現実ととても似ていた。そこにも学校があり、もう1人の私もそこにいた。同じくそこの衆生も大法を理解していなかった。私は彼らと大法は素晴らしいですよと弁論している時、空に二つの太陽が現れた。私は緊張しはじめた。前の経験があるからとても怖かった。私は結果を知っていた。みんなに対して、「皆さん早く逃げて!」と懸命に叫び出した。人々は逆に私を変に思い変な眼で見ていた。その時、三つ、四つと、太陽が増え続けた。続いて、先ほどまで青かった天空は真中から破裂し、黒色の何もない空間(虚空)が目の前に出現した。天上の太陽は次々と地面に落ちてきて、沢山の人は何が起きているかまだ気がついていない内に消えていった。続いて、空から水が溢れ落ち、津波が襲いかかり、目の前のすべてがなくなっていった。四面八方へ逃げる人を見て助けたいと思っても何もできなかった。水に流れて行く人々は非常に憎しみの目で私を見つめていた。私は彼らの言いたい言葉の意味が分かっていた「なぜあなたは精進しなかったのですか。あなたが精進していたら我々は助かったのに!」私は大きなショックを受けた。これらは全部私のせいで起きたことにショックをうけた。

   間もなくその世界の全員が消えていった。私一人ぼっちになって、冷たい水の中に立っていた。身の周りは水に沈んでいる死体だらけで、目を閉じると先ほどの彼らの悲しむ顔と絶望した目、憎しみなどが再び現れた。ここまで来て、私はやっと分かった。実はこれは私の世界で、死んでいたのは私の衆生なのだ。私が精進しなかったせいで彼らは大法に同化できなかったため、助からなかったのだ。私の無責任のため彼らは死ぬことになった。その時、苦痛、後悔、自分を責める、様々な悲しい思いで胸がいっぱいになった。自分が一人で生きる気もなくなった。

 ちょうどその時、黒い何もない空から二人の巨大な神が飛んできた。神たちは私を慰めながら「今後精進しなさい。精進したらこのようなことが起こらない」と言い、これからその世界を新たに創造することになったと話が終わったら、周辺の宇宙の埃を手の中でまわし続け、星の銀河系を創り出した。暫くすると新しい宇宙が誕生した。すべては新しいものになった。しかし、衆生は一人もいない。失われたものは永遠に失ったのだ。

 この時の思いを言えば、もし上記の二つの出来事で心が痛くなったとすれば、今の痛みでまるで死ぬ道もないような極度の悲しみが心を襲った。

 またある日、私は間もなく淘汰される世界を訪れた。そこの衆生はそんなに悪くはなく、たくさんの人はまだ非常に善良でした。綺麗な子供もたくさんいた。みんな私を知っていた。私は彼らと話を交わしているうちに、私の全身は冷たくなってきた。その時、なにか不祥事が起こると感じて上を見ると、天空に星が出はじめた。太陽ではなく、冷たい星が出現してきた。続いて、二つ、三つと星が現れ、私の体は益々冷え込んでいった。周りの衆生はまるで何が起ころうとしているのかを知っているように、彼らの目を見ると非常に複雑な思いがあるようだ。私に憎しみもありながら、感情もあり、彼らは自分が死ぬことを知っていた。しかし誰もが逃げようとはせず、私を囲み、私がどう動くかを見守っていた。その時、私の思いはたった一つであった。自分が死んでも彼らを救いたい。私は大声で「私は絶対あなたたちを死なせない。私は絶対あなたたちを死なせない」と叫んだ。彼らは憎しみがありながら、怨恨の目で私を見ていなかった。

 天空の星は増え続けていた。天空いっぱいになると、続いて地面へ冷たい水が落ち始めた。私の体は氷のように冷たくなり、続いて、星は下へ落ちてきて、一つ落ちてきたら地面に着く前に私は再び天空に戻した。また一つ落ちてきたら地面に着く前に私は手にとって天空に跳ね返した。これらの星は電気があり、地面に落としてはいけないことを私は知っていた。天空の星は益々集まって密度が高くなるにつれて、下へ落ちるスピードも速くなっていた。地面に降り注ぐ水も私の膝まで来ていた。私は対応できなくなってきた。私はとても疲れてきたが、あきらめなかった。私の両手は星の電気に攻撃され麻痺していた。しかしまだあきらめず、「私の衆生を殺してはいけない。彼らは死んではいけない」と叫び続けた。満天の星は私の頭のてっぺんまで落ちてきた。私は懸命に両手で押して支えた。

 その時、衆生の目が変わり始め、憎しみが徐々に消えていった。憎しみの代わりに、感動と悲しみ、どうしようもない気持ちで、彼らは私がどうしても彼らを救いたいという気持ちがやっと分かってきた。私が彼らの代わりに死んでもいいという気持ちが彼らに伝わっていった。だから、憎しみは消えたのだ。どうしようもないという気持ちは、彼らは実は私がどう努力しても彼らを救うことも不可能で、この世界が淘汰される事実を変えることがもう無理であることを知っていた。

 ある衆生は私に向って歩いてきて、冷たい水の中に入り、私を手伝い天空を支えた。私は「早く行け、ここへ来ないで」と叫んた。これは実はこの星々は彼らにとって致命的であることを私は知っているから。しかし、もう遅かった。彼らは星に感電して死んでいった。死ぬ前に体が縮んで苦しんで死んでいった。私の心は大変苦しむようになった。私は口の中でまだ「死んではいけない! そうではない、そうではない」と繰り返して叫んでいた。ある少女は死ぬ前に私に向かって「あなたは起きて煉功しなさい。もう寝込んでしまうのを止めて」と言った。私は泣きながら、「わかりました、必ず起きて煉功します」と答えた。

 続いて大面積で星が崩れ落ちてきた。私はもうこの風景を見るのも耐えられなくなり目を開けた。私はベッドの上に転んで泣き崩れた。心を刃物で刺されているように痛くなり師父に助けを求めた。私は自分がなぜ日常精進しなかったかとても後悔した。しかし今後悔してもう遅い。私はその時悟りを開いた。大洪水が来る前なぜ神がノアにできるだけ大勢の人を救いなさいといわれた言葉の意味が分かってきた。イエスがなぜ十字架にはりつけられて苦しんでいる時にも人の罪を赦してくださいと言った言葉の意味が分かった。師父はなぜ法を正す時期の終了期を遅らせているかも分った。なぜなら、衆生は如何に変異しても、如何に自分の主を知らなくても、慈悲の神は自分の衆生、自分の民を淘汰したくないからだ。

 衆生はなぜ死ぬのか? 私はこう理解している。法を正すはじめ、宇宙は更新される。新しい宇宙は次々と誕生し、旧宇宙は次々と解体していく。旧宇宙の中で法に同化した部分だけが新宇宙の基準を満たして、新宇宙へ入れる。 我々は休みなく精進していくプロセスの中で、自分が担っている宇宙も法に同化していく。しかし、法を正すことの加速に伴い、同化しなかった部分は新宇宙の基準を満たさないため、法を正すに伴って淘汰される。そこの衆生を救いたいなら自分が精進しないといけない。法を正すスピードに追い付かないといけない。衆生を法の基準に満たし、法に同化させることこそ彼らの命の保障なのだ。三つのことを全部やり尽くすことは何より重要である。あなたの世界の衆生が残れるか淘汰されるかに絡んでいる。実は法を正す時期が終わる時、大法弟子一人一人は全部円満できるが、帰ったらあなたの世界に残っている衆生が非常に少ない時、これは本当の大円満とは言えないでしょう。

 (続く)

 2008年3月7日

(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2008/3/5/173530.html