日本明慧
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精進しなかった弟子が異なる次元で見たもの(五)


 文/中国大陸の大法弟子 天羽

(明慧日本)

 (五)正念で異なる次元の労働教養所から脱出する

 異なる次元の邪悪の牢も、外観はこの現実世界の中共邪悪の労働教養所と全く同じである。違いは現実世界の中共労教所より監視員が多く、敷地面積も広い。労教所のセンターには広大な池があり、中は全部血である。池の周囲には管教員の制服を着た鬼がいる。隙間にもたくさんの怪物、化け物が管理している。鬼たちは池の様子を厳密に監視し、池の中に大法弟子を入れている。一人一人の弟子を、まだ生まれていない嬰児のように卵の中に体を丸く巻いて寝かせている。ただ、幼児は母体から乳を吸い取るが、大法弟子は体から血が流れている。鬼と怪物はこの血を栄養やエネルギーとして吸っている。もし、この現実世界の大法弟子の正念が出たら、異なる次元の卵が破壊され、卵の中にいる大法弟子は目覚める。ここで私はどうやって異なる次元の労教所から脱出できたかを述べたい。そのプロセスは現実世界の大法弟子が正念で邪悪の労教所から脱出することと全く同じである。頼るものは強い正念と法に対する固い信念である。

 私も卵の中で目が覚め、自分の首から血が流れていることに気がついた。心には必ず脱出する、彼らに迫害されてはいけないという強い意志があった。その時、監視していた鬼が私を見つけた。私は「滅! お前は声が出ない」という念が出た。鬼は声を出すことができなかった。簡単なように見えるが、問題は心の中で少しも雑念があってはいけない。法を少しでも疑ってはいけない。自分の功能を絶対に信じないといけない。信じる程度はまるで太陽が沈んだら必ず夜が訪れる「自然現象」のように自然(当然)でないといけない。そうすると功能は効くのである。

 こうして、最初の壁を乗り越えたが、目の前に鉄の大門が現れた。私は鉄の門に向かって発正念をし、開けと命令した。私は絶対に開く自信があった。ドアは私に対して開くはずだと信じていた。間違いなくドアは開いた。私は飛んで出た。下には武器を持った邪悪生命がいっぱいで、邪悪生命は隙間なく並んで巡回をしていた。私は「絶対に見つからない」という正念を持っていた。その確信はまるで、蛇口を開けると必ず水が流れ出るように、自然の状態で少しの雑念もなかった。すると、彼らは本当に私が見えなかった。こうしてずっと発正念をして私は最後の壁まで脱出できた。その時、私は少し疲れを感じて、ずっと重視していた発正念を少し緩めてしまった。

 すると、彼らはすぐ私を見つけ直ちに銃で撃った。ちょうどその時、私は師父の話されたことを思い出した。師父が法を伝えていた最初のころ、邪悪は師父を凍えさせようとした。師父はその時、旧勢力以上に体を冷たくした。銃弾が私に向かって飛んできた。私もこう思った「銃弾は硬いかもしれないが、私は銃弾よりも硬いものでできているので、銃弾は絶対に私を貫通することはあり得ない。私にぶつかるとまるで卵が石にぶつかるようになる」と思った。本当に銃弾は私を貫通しなかった。こうして、私は電気が流れている網のようなネットにぶつかった。蜘蛛の糸のように上と下が見えず一面に電気が流れているネットだった。私は発正念をしながら、「私は必ず出る、ネットは私が近づいたら熔ける」と思った。私は迷う心なく前へ進んだ。思った通り、私は通過することができた。その時、心に何も迷いがなかったので、通過するときにも障害物は何もないようだった。

 これは私が異なる次元の労教所を脱出した経緯である。すべての過程で私はずっと強い正念を持ち、ずっと絶え間なく発正念をした。何か障害にあったら迷うことなく発正念をし、大法と法が自分に与えた功能を信じた。そうできればすべては思う通りになるのである。人間の観念があってはいけない。ダメだったらどうするとかいう雑念があってはいけない。まるで孫悟空が物の怪を撃退するときに自信満々であったように、必ず自分が持っている能力に自信満々でないといけない。

 ここで、今も不法に監禁されている大法弟子に少し提言をしたい。みんなで先に脱出する同修のために強い発正念をしてサポートし、発正念の時に必ず脱出できると信じないといけない。結果は間違いなく脱出できると思う。私の知り合いの大法弟子は非常に厳密に監視されている何重もの壁と部屋の一番奥の監禁室に監禁され、手錠も掛けられていた。しかし、彼女は強い正念で、非常に狭い、ご飯をいれる時の小さな窓から脱出することができた。次から次へと表れる大門も彼女の前ではまるで実際に存在しないように見えた。一人一人の警備員は、まるで稲わらで作った人形にすぎなかった。こうして、脱出できた。今も、留置場の管理員は彼女がどうやって脱出したのか想像もつかない。

 こうした例はほかにもいっぱいある。同修者たちよ、なぜ私達が持っている佛法神通の功能を使わないのか? なぜ私達が大法を修煉して得た佛法神通の功能を信じないのか? 目に見えないと信じないという考えは大間違いである。強い正念さえあれば脱出は必ず成功する。邪悪も反対すらできず、これは大法が我々だけに与えた能力である。

 (続く)

 2008年3月9日
 
(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/7/173532.html