日本明慧
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精進しなかった弟子が異なる次元で見たもの(六)


 文/中国大陸の大法弟子 天羽

(明慧日本)

  (六)早く真相を伝えて

 私は真相を伝える面で一つの障害があった。つまり真相を伝える時にいつも、相手は私を理解してくれないだろう、断られたらどうしようと心配することだった。しかし、夢の中で衆生と一緒に過ごしていた光景を思い出すと、実は、小学校から中学までのすべての同級生は、皆、私の世界の衆生である。「三退」運動が始まってから、私は、彼らに真相を伝え「三退」を勧めないといけないと思うのだが、同時に、彼らに断られたらどうしようという思いも湧いてくる。こうして、数々のチャンスを逃してしまった。その結果、異なる次元の彼らは私を探し、「なぜ我々に真相を伝えないのか?」と言った。私は恥ずかしく、「断られるのを恐れたから」と答えると、「しかし我々に考えるチャンスも与えなかったでしょう?」、「早く我々に真相を伝えてください。これはあなたのかつての約束ですよ。もしまだ真相を伝えなかったら、我々は淘汰されます!」と言った。私は「分かりました。必ず真相を伝えます。必ず助けますから」と約束すると、彼らは喜び、「よかった、我々も必ず人間の一面を催して真相を聞くから」と話した。

 このような経験はほかにもたくさんあった。私と縁を結んでいたたくさんの衆生は私を探して、助けを求めている。現実の世界でどうなるのかは別として、分かっているもう一面の、異なる次元での彼らは急いでいるし、淘汰されると心配している。我々大法弟子は、決して、断られることを恐れ衆生から生きるチャンスを奪ってはならない。

 (七)法器

 ある日、異なる次元の邪悪生命と闘って少し疲れていた。その時、我々には法器があるから使ってみようと思い出した。私は常日頃、MP4(音楽を聴くもの)を愛用しているので、MP4は私の法器だと思った。すると突然一つの巨大なMP4が邪悪の耳の傍に現れ、流れてきた音楽は邪悪の耳を振動させた。邪悪は動くことすらできず、両手で耳を防いで極度に苦しんでいる様子だった。その時、私が攻撃を強めると、邪悪は消えた。

 しかし、私が得意になって喜んでいると、邪悪は再び動き出し、MP4を私に向けて投げてきた。すると私は動けなくなり、この隙に邪悪は逃げてしまった。なぜこのようになるのだろうか? 私の法器は効かなくなったのか? 後でその原因が分かったのだが、私のMP4には大法の資料だけではなく、常人のものも入っていた。このような法器は純粋ではない。邪悪はその隙を利用したのだ。皆さんも気をつけてほしい。法を実証するものには、絶対常人のものを混ぜてはいけない。危険であり、法器の威力が無くなるのである。

 (八)師父の守り

 夢の中で、私はかつて数回、命の危険を感じた。一度目はベッドの上に寝ていた時、突然部屋が病院になった。空気は重苦しく息もできない。続いて、ナイフを持った死神が現れ私を連れて行こうとした。「私は大法弟子です、死にません」というと、死神は「お前はずっと前から私のところにいるはずだ。大法弟子から今日まで待ったのだ。しかし、今お前はあまり精進してないので私について来ないといけない」と言い、私を捕まえ縛って行こうとした。私は大声で師父を呼んだ。

 師父が現れると、死神は師父を敬い挨拶をした。師父が死神に何かを伝えると、死神は私を解き放った。そして師父は見えなくなった。師父の後について行きたいのだが姿すら見えない。私はとても悲しくなり、心の中で師父に願った。「師父! 一目でいいです、私にお姿を見せてください!」その時、空気はとても澄みわたり、周囲の人々の喜びの声が聞こえ、みな空に向かっていた。見上げると、巨大な師父の法身が蓮の花の上に座り、慈悲の目で我々を見つめていた。私は直ちに師父の前に跪いてお辞儀をした。喜びの涙で溢れた。

 (続く)

 2008年3月10日

(中国語:http://www.minghui.ca/mh/articles/2008/3/8/173668.html